AWS Resilience Hub v2 の料金は日割りされないので検証時は注意
いわさです。
先日、AWS Resilience Hub v2(Next generation)がリリースされ、以下の記事で機能を検証しました。
検証が終わった後にサービスを削除したつもりだったのですが、検証タイミングが JST 6/1 早朝(= UTC 5/31)だったため、UTC 上で月替わりをまたいでしまったようです。
数時間使っただけだったのですが、その後料金アラートが飛んできました。
気になって Cost Explorer を確認してみたところ、なんと数時間の利用にも関わらず 2 ヶ月分の料金が発生していました。
今回こちらを確認してみたので紹介します。
実際に確認してみる
前回記事の検証は 6/1 の早朝(JST)に行いました。UTC では 5/31 になります。
サービスを作成して障害モード評価を実行し、検証が終わった後にサービスを削除しています。
数日後に Cost Explorer で確認してみたところ、以下のようになっていました。

赤枠で囲った 5/31 と 6/1 に Resilience Hub の料金が大きく跳ねています。
日割りにはならない
AWS のサービスには月額料金が日割りで按分されるものがあります。
例えば Amazon Quick [1] や WorkSpaces [2] は月の途中で利用開始・停止した場合に日割り計算されます。
今回も同様に、月をまたいだとしても前月分は数時間分の按分で微々たるものだろうと思っていました。
しかし結論として、Resilience Hub v2 では日割りにならず、サービスが存在した月に対して $15 がまるごと課金されるみたいです。
5 月に数時間存在しただけで $15、月をまたいで 6 月にも数時間だけ存在していたのですが、ここでも $15 ですね。合計 $30。なるほどね。
公式の料金ページには以下のように記載されています。
Billing begins once the service is created in Resilience Hub and stops when the service is removed from Resilience Hub.
サービスを作成した時点で課金が開始され、削除した時点で停止するとのこと。
ただし「日割り(prorated)」に関する記載は見当たらず、月額料金がそのまま適用されるようですね。
まとめると以下のような挙動です。
- 月の途中でサービスを作成して即削除しても、その月の $15 はフルで課金される
- 月をまたいだタイミングで月初にドンと $15 が課金される
珍しいなこのタイプ。
検証目的での利用時の注意点
前回記事で紹介したとおり、v2 の料金体系は以下のようになっています。
| コンポーネント | 料金 |
|---|---|
| サービス基本料金(150 リソース以下・月 2 回の評価を含む) | $15/サービス/月 |
| 150 リソース超の追加料金 | $0.10/リソース/評価 |
| 依存関係検出(オプション) | $10/サービス/月 |
「ちょっと試してみよう」と思ってサービスを作成すると、数分の利用でも $15 が発生します。
さらに UTC の日付に注意しないと月をまたいで 2 ヶ月分になる可能性があるので、検証目的で触る場合は以下の点に気をつけると良さそうです。
- 月初(UTC)のタイミングで検証する(日割りされる他の AWS サービスとは違い、月末ギリギリだと月またぎで倍額になるリスクがある)
- 検証が終わったらすぐにサービスを削除する
- 依存関係検出を有効にしている場合はさらに $10 追加されるので不要なら無効にしておく
なお、v1 の料金も同様に日割りされないのかどうかは今回確認できていません。v1 の料金ページにも「Billing for an application begins once the first resilience assessment is run, and stops when the service is removed from Resilience Hub.」と記載されており、同様の挙動だと推測されますが未検証です。
さいごに
本日は AWS Resilience Hub v2 の料金が日割りされない件について確認してみました。
前回の検証で気軽にサービスを作って試した結果、$30 程度のコストが発生していて少し驚きました。
$15/月なので金額としてはそこまで大きくないですが、「日割りされない」「UTC の月またぎに注意」という点は把握しておきたいところです。
検証で触ってみる際は月初(UTC)にまとめてやるのが安心かもしれないですね。








