起動中のEC2インスタンス(WordPress)にELBを設定してみる
こんにちは、初心者向けシリーズです。
今回はすでに立ち上げているEC2にELBを設定してみようと思います。
前提
EC2はAmazon Linux 2 t2.microで構築済み。
※EC2構築はこちらを参照。
EIP付与、HTTP(Port80)とSSH接続(Port22)のみ許可。
EC2にWordPressをインストール済み。(別途インストールブログ書きます)
2020/10/11時点での情報になります。
※EC2を1台~でもELBを設定するメリットとして、下記が分かりやすいのでご参照頂けますと幸いです。
1台のEC2でもELBを使うメリットについてまとめてみました
ELBの設定
EC2サーバでWebサーバが立ちあがってるか確認
かなり初歩的なところですが、まずはEC2サーバでWebサーバが立ちあがっているか確認します。
実は私はEC2が起動していれば、ELBの設定が出来るものだと思ってました。。
設定自体は出来ますが、勿論ELBのヘルスチェックでunhealthyになりますので、まずはWebサーバが立ちあがってるかを確認してください。
今回はEC2にWordPressをインストールして起動してますので、こちらにELBを設定してみます。
EIPのアドレスを付与しており、54.XXX.XXX.XXに接続しています。
ELBの設定
では早速設定してみます。
EC2ダッシュボード⇒ロードバランサーをクリック、下記画面が表示されましたら利用したいロードバランサーを選択します。
今回は”Allication Load Balancer”を選択します。
ALBの設定画面に移ります。
名前はわかる名前を記載し、アベイラビリティゾーンのところは今EC2が立っているVPCを選択します。
オプションで出てくるAWS Global Acceleratorは今回はOFFにします。
AWS Global Acceleratorにつきましては固定IPを設定出来たり、パフォーマンスが良くなるメリットがありますのでご検討ください。
Global Acceleratorを使ってALBを固定IP化する #reinvent
セキュリティグループの設定に移ります。
既存のEC2で設定しているセキュリティグループを設定しましょう。
ルーティングの設定をします。
今回、新しいターゲットグループで、名前は分かりやすい名前を記載します。
ターゲットの種類は”インスタンス”、プロトコルはHTTPにします。
※この入力を進めるとHTTP”S”ではないのでセキュアではない旨の警告ページがでます。実本番環境等はHTTPS等を採用しましょう。
ターゲットの登録をします。
すでに起動している、今回設定したいEC2インスタンスを選択し、”登録済みに追加”ボタンをクリックします。
これで、”確認”画面がでてきて作成ボタンをクリックすると、すぐに正常に作成されました、と表示されました!
ELBの設定がされているか確認
ではELBの設定がきちんとされているか確認します。
ロードバランサー画面で、状態が”active”になっていることを確認します。
またその際にDNS名をメモしておきます。
同じ画面の下部で、リスナー⇒ルールの転送先(今回でいうsuzaki)をクリックします。
ターゲットグループの設定詳細画面が表示されます。
Target⇒Registered targetsの画面で、該当のEC2インスタンスのStatusが”healthy”になっていることを確認します。
あとは先ほどメモしたDNS名に接続すると、無事ELB経由で接続している確認がとれました!
まとめ
今回は構築済みのEC2インスタンス(WordPress)にELBを設定してみました!
いかがだったでしょうか。
設定自体はシンプルですが、どこかで設定が出来ていないとハマるポイントもあると思いますのでこれから設定される方等いましたら参考に頂けますと幸いです。
また前回同様のご案内になりますが、弊社経由でAWSをご利用頂くことで、EC2やELBの料金を5%OFFでご利用頂けます。
AWS請求代行サービス”クラスメソッドメンバーズ”
是非これからELBを利用するけども不安がある等ありましたら、お気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。
ではまた!AWS営業部の洲崎でした。