Alexa Skill Blueprintsで作成したスキルを他の人のAmazonアカウントに共有して利用可能にする
はじめに
日本でも利用可能となった「Alexa Skill Blueprints」を利用すると、あらかじめ用意されたテンプレートを使って簡単にスキルを作成することができます。
【構築5分】ノンコーディングでAlexaスキルを作成できる「Alexa Skill Blueprints」が日本でも使えるようになりました
しかし、2019/3/26現在、Blueprintsを使って作成されたスキル(以下、Blueprintsスキル)はデフォルトでプライベートスキルとなり、スキルストアに認定を申請して公開することはできません。(US向けのスキルでは可能となっています) 基本、Blueprintsスキルを作成したアカウントに関連付けられたAlexaデバイスでのみ、スキルを利用することができます。
但し、スキルを共有することで他の人のAmazonアカウントでも作成したBlueprintsスキルを利用できるようになります。 このエントリでは、Blueprintsスキルを他のAmazonアカウントに共有する手順をご紹介します。
Blueprintsスキルの共有
まず、他の人と共有するBlueprintsスキルを準備します。 今回はこちらのエントリで作成したスキルを共有してみます。
Blueprintsのポータル画面から、「作成したスキル」を選択します。
共有したいスキルを選択します。
スキルの概要画面にて、「アクション」項目の「他のユーザーと共有する」をクリックします。
子供向けスキルかどうか聞かれます。今回は子供向けではないので、「いいえ」をクリック。
次に、共有する方法を選択します。今回は共有用のリンクをコピーして他の人に共有する方法にします。
URLが表示されるので、コピーして使ってもらいたい人に共有してアクセスしてもらいます。
スキルの概要画面を見ると、アクセス権限が「共有済み」となっています。 右にある「取り消し」をクリックすれば、いつでもスキルの共有を解除することができます。
ここで注意したいことは、共有されたBlueprintsスキルは上記で取得されたリンクさえ知っていれば、誰でもスキルを利用することができるという点です。 Blueprintsスキルの中で個人情報や機密情報を含んでいる場合、リンクは慎重に取り扱うようにしてください。
また、Blueprintsスキルを共有する場合は以下のコンテンツガイドラインに従う必要があります。 (Skill Blueprints コンテンツガイドラインから引用)
Alexa Skill Blueprintsを使用して作成したスキルは、不快感を与える、または不適切なコンテンツを含んではいけません。これにはヘイトスピーチやその他の侮蔑的なコンテンツ、ナチスやファシストグループ、暴力、違法活動、テロリズム、または違法ドラッグを奨励するコンテンツ、冒涜的、露骨に性的、卑猥なコンテンツなどが含まれます。また、スキルに広告を含めたり、スキルで寄付を募ったり、医学的な助言を行ったりしてはいけません。最後に、スキルには、第三者の知的財産を侵害しているコンテンツを含めてはいけません。これには、著作権で保護されているコンテンツを同意を得ずに使用できるようにしている、または企業ブランド、ロゴ、個人の肖像をユーザーが誤解するような方法で使用しているスキルなどが含まれます。Amazonは、これらのガイドラインに違反する、または違法もしくは好ましくないコンテンツを削除する権利を留保します。
共有されたスキルを有効にする
それでは、連絡を受けた人のAmazonアカウントで、共有されたスキルを有効にしてみます。 共有用のリンクにアクセスします。
スキルの概要が表示されるので、「有効にする」をクリックします。
Alexaアプリを見てみると、共有されたスキルが追加され、連絡を受けた人のAlexaデバイスで呼び出せるようになっています!
おわりに
Blueprintsスキルを他のAmazonアカウントに共有する手順をご紹介しました。 エンタメ系のBlueprintsスキルをサクッと作っていろんな人とワイワイしたり、お役立系のスキルを作って知り合いにも使ってもらう、といった場合に便利かと思います。
というわけで、ぜひぜひBlueprintsスキルを有効活用していきましょう。