GitHub Copilot CLI の `/rubber-duck` コマンドで異なるモデルにコードレビューしてもらう
製造ビジネステクノロジー部の小林です。
Rubber Duck(ラバーダック)は「AI が書いたコードを、別の AI にレビューしてもらう」機能です。以前から /experimental 経由で使えていましたが、v1.0.49 からは /rubber-duck コマンドとして独立しました。
ただし、/experimental で事前に有効化しないと Unknown command: /rubber-duck になります。
詳しい解説は下記の記事をご覧ください。
本記事では rubber-duck をスラッシュコマンドで試してみました。
Rubber Duck とは(ざっくり)
一言で言うと「AI が書いたコードを、別の AI にレビューしてもらう」機能です。Rubber Duck では、作業するAIとレビューするAIを別々のモデルに分担させます。
| 役割 | 担当する AI |
|---|---|
| メイン(コードを書く作業役) | Claude(Opus / Sonnet) |
| レビュー役(Rubber Duck) | GPT-5.4 |
同じ AI だと見落としが起きやすい。そこで性質の違う別の AI にレビューさせよう、という発想です。
公式の検証によると、「Claude Sonnet + Rubber Duck」の組み合わせは Sonnet と Opus の性能差の約 74.7% を埋めることができたとのことです。(詳細は下記の公式ブログを参照)
前提条件
- GitHub Copilot CLI が v1.0.49 以降 であること
- GPT-5.4 が使えるプランであること
- メインの AI に Claude を選んでいること
- 筆者の環境は MacBook です
バージョン確認はこちら。Copilot CLI のターミナル画面で下記を入力してください。
copilot --version
使い方
Copilot CLI を起動
copilot

メインの AI を Claude にする
/model

選択画面で Claude(Opus / Sonnet)を選びます。
Rubber Duck はメインが Claude のときにのみ動作します。
/experimental on で Rubber Duck を有効化する
/experimental on
/experimental on を実行すると、RUBBER_DUCK_AGENT を含む全ての experimental 機能がまとめてオンになります。
有効化できているか確認したい場合は /experimental show で現在の状態を確認できます。
/experimental show

/rubber-duck でレビューを実行する
有効化が完了したら、あとはレビューしたいタイミングで次のコマンドを実行するだけです。
/rubber-duck
実行すると、現在のエージェントの作業内容に対して、別モデル(GPT-5.4)が独立した視点からレビューを返してくれます。
実際に実行してみましょう。コマンドを叩くと、Copilot が自律的にプロジェクトを読み解いていきます。

しばらく待つと、レビューが完了します。今回は重要なセキュリティリスクについても指摘してくれました。

また、レビューに GPT-5.4 が使用されていることも確認できます。

レビューが入るタイミング
/rubber-duck での手動呼び出しのほかに、Copilot が自動でレビューを入れるタイミングもあります。
| タイミング | 説明 |
|---|---|
| 計画(plan)作成後 | 実装前に計画の問題点を指摘 |
| 複雑な実装完了後 | 実装内容を別視点でチェック |
| テスト作成後 | テストの抜け漏れを確認 |
| 手動(任意) | /rubber-duck コマンドで好きなタイミングに |
まとめ
今回は /rubber-duck をそのまま実行しましたが、/rubber-duck <指示> のように具体的な指示を添えると、要点を絞ってレビューできます。レビュー範囲が明確になるぶん、トークンの節約にもつながりそうです。
また、検証を進めるなかで次のような疑問も浮かびました。
- /model でモデルを切り替えてから /review すれば、同じ挙動になるのでは?
- /model でモデルを切り替えて「レビューして」と指示する場合と、何が違うのか?
これらについては、次回の記事であらためて検証してみたいと思います!
参考リンク



