Snowflake のトライアルをやってみた #SnowflakeDB

2019.10.02

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

Snowflake はクラウドベースのデータウェアハウスです。SaaS 型のサービスで、その基盤が AWS や Azure のクラウドを採用されている、かつコンピュート部分とストレージ部分が分離されたアーキテクチャであることから、それぞれ柔軟にスケールができる、といった特徴をもっています。 過去(2018年の記事となりますが)の BigData-JAWS 勉強会のレポート で詳しいご紹介があったのでご参照ください。 トライアルがクレジットカードの登録なしに簡単にできたので、その手順とトライアルで操作できる管理コンソールを紹介したいと思います。

トライアルの準備

アカウントの作成

無償トライアルはこちら のリンクからトライアル申し込みができます。なお、このリンクでは AWS の日本リージョン、エンタープライズエディション指定でのお申し込みとなります。

クラウドサービスや、リージョン、エディションの選択をする場合には、Snowflake 社のサイト の「無料で開始」からお申し込みください。こちらをクリックするとアカウント作成をする画面に飛びます。 期間30日間、400ドルのクレジットが提供される記載がありますね。 氏名、メールアドレス、会社名を入力して「CREATE ACCOUNT」ボタンで進めます。

アカウントセットアップ画面に飛びます。 国、Snowflakeのエディション、クラウドプラットフォーム、リージョンを選択して電話番号を入力します。

  • Snowflakeのエディション: STANDARD、PREMIER、ENTERPRISE、BUSINESS CRITICALから選択します。 各エディションについては Pricing に説明があったのでご確認ください。
  • クラウドプラットフォーム:AWS と Azure が選択できました。

  • リージョン:それぞれ以下が選択できました。

AWSの場合

Azureの場合

選択が完了しましたら「FINALIZE SETUP」ボタンで終了です。 アカウント作成画面で入力したメールアドレスに案内が届くそうです。

アクティベート

5分ほどで「件名:Activate Your Snowflake Account」というメールが届きました。 テンポラリでアクティベートのリンクが提供されて 72 時間以内にアクティベートをする必要があるようです。 また、管理コンソールのリンクも記載があるのでブックマークをしておくと良いそうです。

「CLICK TO ACTIVATE」ボタンでアクティベート用のページに飛びます。

ユーザ名やパスワードを入力して「Get Started」ボタンをクリックすると管理コンソールに飛びます。めちゃくちゃ簡単ですね。 初回、管理コンソールにリンクした際、簡単なガイドがでますのでこれに沿って操作すると良さそうです。

管理コンソールのご紹介

管理コンソールにアクセスできたので簡単に画面を紹介したいと思います。

画面上部に5つのメニューがあります。

Databases

データベースの管理をします。

「Create」ボタンを押すと名前を指定してデータベースが作成できるようです。

ちなみに Show SQL を選択すると SQL 文が見れました

また、はじめからいくつかサンプルがはいっていて作成済みのデータベースの Tables や View、Schemas 等を参照することができました。

Shares

Data Sharing の管理画面のようです。 利用に際しては手続き?設定?が必要なようです。

Warehouses

Warehouses の管理画面です。 データを操作するにあたっては、この Warehouses が必要になるということでコンピュート部分のようです。

「Create」ボタンをクリックすると、Warehouse の作成画面がでます。 ここでは Warehouse のサイズや Auto Suspend の時間、Auto Resume の有無を指定できるようです。

Size のプルダウンを選択するとサイズが選べます。credits というのは Snowflake 上の課金の単位です。

Database 同様に Show SQL を選択すると SQL 文が見れました

Worksheet

クエリビルダーが用意されています。

History

操作のログがみえるようになっています。

ユーザ設定

アカウントのロールの切り替えや設定情報の変更ができます。

さいごに

ということで Snowflake のトライアルまでの手順と、トライアルで操作できる管理コンソールをご紹介しました。 冒頭でも触れたとおりクレジットカード不要で、10分ちょっとでサクッと準備ができました。 興味のあるかたはぜひお試しいただければと思います。

追記:トライアル終了後

トライアルから30日のタイミングで以下のメールが届いていました。

トライアル終了後は、クレジットカードなどの支払いの情報を入力して環境を継続利用することができるようです。登録をしない場合には、さらに30日後にアカウントごと環境が削除される、ということですね。それではまた。