Zendesk Guideで検索ボックスに注目記事を表示させる

Zendesk Guideでは、記事の検索をする際に、キーワードに応じて記事の候補を自動的に提示する機能がありますが、キーワードを入力せずともエンドユーザーに読んでもらいたいおすすめ記事を提示することができます。これを注目記事と言い、注目記事の設定方法について説明します。(注目記事は2023年6月の新機能です)
2023.07.07

こんにちは、昴です。
今回はZendesk Guideにおける注目記事の設定方法についてご紹介します。

はじめに

Zendesk Guideでは問い合わせをする前に、自己解決の場としてFAQサイトがあります。FAQサイトではキーワードを入力すると、それに合った記事がいくつか表示され、エンドユーザーが各自で解決することができます。また、社内利用では全体への周知などを目的に記事を投稿する場合もあります。 今回紹介する注目記事は、記事を検索する際に検索ボックスをクリックするだけで表示される記事で、エンドユーザーに読んでもらいたい記事を6つまでリストで表示します。この注目記事はキーワードを入力せずとも表示されます。
また、この注目記事は2023年6月に登場した機能です。

記事の作成

注目記事を設定するためにいくつか記事を作成します。記事の作成はZendesk GuideのヘルプセンターとGuide管理のどちらでも出来ます。 まず、画面左上の「追加」のドロップダウンから「記事」を選択して、記事の作成画面へ移動します。

記事の作成画面へ移動したら、記事のタイトルと本文を作成していきます。また作成と同時に記事を投稿する場所(カテゴリとセクション)を指定します。 記事の本文には画像や動画などを挿入することも可能です。

記事の具体的な作成方法や記事の閲覧制限については下記ブログをご参照ください。
Zendesk Guideの記事に対して閲覧権限を設定してみた
今回はテスト(カテゴリ) > テスト(セクション)内に「注目記事①」という記事を作成しました。

記事の作成時の注意点

記事を作成するには、記事を投稿する場所となるカテゴリとセクションが必須です。記事を作成する前にカテゴリやセクションが作成済みであることを確認することが必要です。 カテゴリやセクションの作成も記事の作成と同様で、画面左上の「追加」からカテゴリとセクションの作成ができます。

注目記事の設定

通常、記事の検索ボックスに3文字目までキーワードを入力するとそのキーワードを含む記事がいくつか候補として表示されます。 しかし注目記事はキーワードを入力せずとも6つまで設定した記事を表示することができます。
注目記事の設定はGuide管理から行います。
まずGuide管理のサイドバーから設定(歯車マーク)に移動します。 移動すると左側に設定項目がいくつか表示されるので検索管理を選択します。 するとさらに4つの設定項目が表示されるので、注目記事の管理に移動します。

次に、画面右上の注目記事を管理に移動します。

注目記事の管理に移動するとこれまで作成された記事が一覧で表示されるので、ここで注目記事として設定したい記事にチェックを入れていきます。(最大6つ)

設定は以上で完了なので、実際に注目記事が表示されるか試してみます。
Guide管理からヘルプセンターへ移動し、検索ボックスをクリックします。するとキーワードを入力せずとも設定した「注目記事①」という記事が候補として表示されました。

まとめ

今回は注目記事の設定方法をご紹介しました。 FAQサイト内で、全エンドユーザーに読んでもらいたい記事や、社内利用の場合は全社員に周知したい内容などは、この注目記事が活用できると思います。また、記事の作成から注目記事の設定方法も非常に簡単なので是非お試しください。

参考記事

Zendeskの新機能:2023年6月

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