
【 Tableau 2025.1 新機能】 Desktopでも Tableau Agent が使えるようになりました!
先日、2025年3月19日に Tableau 2025.1 が公開されました。
今回、これまでWeb上でしか利用できなかった Tableau Agent が Tableau Desktop 上で利用できるようになったアップデートが発表されました。Creatorライセンスをお持ちのダッシュボード作成ガチ勢の皆様は、Desktopを利用する機会の方が多かったかと思いますので、大変うれしいアップデートかと思います。
今回は Tableau Desktop 上で Tableau Agent を利用してみましたので、その内容を報告いたします。
Tableau Agent とは
Tableau Agent は、Tableauに組み込まれた生成AIベースの会話型アシスタントで、より多くのAIエージェント機能に対応できるようと Einstein Copilot という旧名称から Tableau Agent に名称変更されたようです。
ユーザーが自然言語で指示を出すことで、可視化の作成や計算フィールドの生成などを支援してくれますので、Tableau を触ったことのない方でも、簡単に可視化に取り組めるようになります。
なお、Tableau Agent を利用するには Tableau+ のライセンスを使用し、Tableau AI を有効にする必要がありますので、利用したい方は契約しているライセンスをご確認ください。
早速つかってみる
まず、Tableau Desktop 2025.1 を開きます。そうすると、、いました!
宇宙服を身にまとったアストロ君らしきアイコンが見えますね。このボタンから会話をスタートできそうです。
アイコンをクリックすると、会話画面が起動しました。
※もしこの時点でアイコンをクリックできなければ、Tableau AI が有効になっている Tableau Cloud にサインインしてから再度お試しください。
では、実際にビュー作成を手伝ってもらいましょう。まずは年×月の売上表を作成しました。
ここから月別の前年比を作ってもらえるようにお願いしてみます。
お願いしてみましたが、、、ちょっとやりたい事と違うようです。。
Agentにもう一度お願いをしてみると、新しい計算の提案をしてくれました。
こちらは問題なさそうなので作成した計算を適用してみたら、正しい結果になっていそうです!
前年比の計算はややこしいことが多いので助かりますね。
この後、前年比の結果によって色付けをお願いしてみました。
私がうまくAgentに伝えらず苦戦しましたが、Agentがうまくフォローをしてくれています。
その結果、前年比の結果による色付けをすることができました。
後は自分で微修正するだけで問題なさそうです!
最終的に自分では以下のように微調整しました。
いかがでしたか?Agentにフォローしてもらいつつ、ここまでできました!
さいごに
今回改めてAgentにビジュアライズの作成を手伝ってもらってみて、以前よりもスムーズな会話ができていると感じました。いつも私はAIエージェントとの対話する際、指示出しが難しいなと思っていましたが、今回もうまく指示を出せなくてもAgentがうまく誘導してくれたので、完成に近づくことができました。まだ完全に思った通りの動きとはいかないですが、イメージを完璧に再現してくれる未来も近そうですね。