Treasure Data Tech Talk #tdtech 参加レポート
IT系勉強会ウォッチャーの川崎です。2016年4月25日(月)に開催された Treasure Data Tech Talk に参加してきたので、発表スライドを中心にイベントの様子をご紹介いたします。
イベントの内容
Treasure Data Tech Talk ~クラウドサービスを支える技術と活用事例~
本イベントでは、ユーザーとベンダーの双方の視点から、活用事例についてご紹介いただきました。
本イベントの配布物
モノタロウがトレジャーデータを使う理由と、データを活かす企業文化 株式会社MonotaRO マーケティング部 データ分析グループ 久保征人氏
モノタロウ社は、間接資材を扱うEC企業。データによる意思決定の文化が根付いている会社とのこと。モノタロウ社がなぜTreasureDataを使うのか、についてお話いただきました。
Scala x TreasureData ~アドテク企業の本番環境からTD使ってみた~ 株式会社ファンコミュニケーションズ サービス開発部 酒井崇至氏
Scalaで実装されたDSPシステムから、TreasureData上で日々更新されるデータを利用する話。TDとHivemallを使うことで、CTR予測モデル作成までのプロセスがSQLだけで完結する、とのことでした。
機械学習を広告配信に活かす 株式会社ファンコミュニケーションズ 情報科学技術研究所 川崎 泰一氏
TreasureData上で使える、機械学習ツール『hivemall』を利用して、ユーザー属性の推定をどのように行っているかをご紹介いただきました。
How to use Hivemall トレジャーデータ株式会社 油井誠氏
Hivemallを用いたCTR分析やレコメンデーションを行う手法をご紹介いただきました。 Hivemall v0.3.xの特徴:クラス分類、回帰分析、k近傍法、レコメンデーション、異常値検出など。
まとめ
ユーザ企業の2社、3人の方に利用事例をお話いただいて、非常に興味深い内容でした。また、TDの方から、より深い内容をお話いただいたのも良かったと思います。特に、機械学習がSQLを利用して実現できるのが、定常的なデータ分析を継続する上で、強力な武器になりそうでした。