Snowflakeの新UI「Snowsight」の「データ可視化」を試してみました

2020.06.16

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こんにちは!DA(データアナリティクス)事業本部 インテグレーション部の大高です。

先日Snowflakeのオンラインイベント「Say Hello To The Data Cloud」にて、様々な新機能、実装予定の機能が紹介されました。

この中の既にPreview Featuresとして公開されている「Snowsight」の「データ可視化」を試してみたいと思います。

「Snowsight」とは?

下記のヘルプドキュメントの記載がシンプルで分かりやすいかと思います。

Snowsight, the SQL Worksheets replacement, is designed to support data analyst activities.

既存のSQLワークシートに代わる、データアナリスト向けにデザインされたものということですね。実際のワークシートの画面はこのような感じです。

様々な機能があるのですが、主に以下のような機能があるようです。

  • 新しいスキーマブラウザ
  • クエリのオートコンプリート
  • クエリフィルタ
  • データ可視化
  • ワークシート・ダッシュボードの共有

今回試してみるのが、この中の「データ可視化」になります。

Snowsightの利用

では早速試してみます。まずは既存のUIにアクセスして「Preview App」をクリックします。

すると新UIの利用向けに、別途サインインを促されるのでサインインします。

サインインするとこのように新しいUIの画面が利用できるようになります。また、旧コンソール画面のワークシートは自動的に「Import YYYY-MM-DD」のようなフォルダに格納されるようです。

ワークシートは画面右上の「+ Worksheet」から新しく作成できます。

データ可視化を試してみる

では、早速データ可視化を試してみます。今回はサンプルデータベースの「SNOWFLAKE_SAMPLE_DATA」の「TPCH_CF1.ORDERS」を利用してオーダーデータの「O_TOTALPRICE」を簡単に可視化してみます。

まずは、以下のクエリを実行してみます。

SELECT
    O_TOTALPRICE
  , O_ORDERDATE
FROM
  TPCH_SF1.ORDERS 
WHERE
  O_ORDERDATE = :daterange
;

なおクエリの中の:daterangeはSnowsightのフィルタ機能における「システムフィルタ」を利用しています。

実行すると、以下のように表示されます。

画面下部の「Chart」をクリックして、見やすくするために、下部の表示領域を引き上げてみました。

チャートの種類

チャートの設定は画面の右側で設定可能です。2020/06/16現在で利用可能なチャートは以下の5種類になっています。

  • Line
  • Bar
  • Scatter
  • Heatgrid
  • Scorecard

SELECTしたデータは各チャートの用途として合っていないものもありますが、今回は単純にそれぞれ切り替えてみてみます。

Line

Bar

Scatter

Scatterはデータポイントが多すぎると怒られてしまいました。

ちょっとデータを減らしてみました。

Heatgrid

Scorecard

チャートのダウンロード

さらに、このチャートはダウンロードできます。画面右側の「Download chart」をクリックするとチャートがダウンロードされます。

チャートは[ワークシート名].pngとして、以下のような画像ファイルとしてダウンロードされました。

ダッシュボードに移動する

このワークシート自体を、タイルとしてダッシュボードに移動することも出来るようです。

画面上部のワークシート名をクリックして新しいダッシュボードに移動してみます。

ダッシュボードの新規作成はダッシュボード名を入れるだけです。

移動されました。ダッシュボードに戻ります。

先程のチャートが、タイルとしてダッシュボードに配置されましたね。

タイル自体は右上の「...」から再度編集したりすることが可能です。

なお「Unplace Tile」でダッシュボードからタイルを外すことが出来ますが「タイル≒ワークシート がダッシュボードから外される」ということは、実質「Delete」と同じようなので注意が必要そうです。私は気軽にクリックしてワークシートを消しました。私は気軽にクリックしてワークシートを消しました。(大事なことなので2回言いました)

ヘルプにも赤字で注意書きがありますが、現時点では 消えたタイルは戻ってきません のでご注意ください。

まとめ

以上、Snowflakeの「データ可視化」を試してみました。この機能によってSnowflakeだけでデータの可視化も出来るようになりました。今後この可視化機能が充実していくと、ますます分析が捗りそうですね。

どなたかのお役に立てば幸いです。それでは!