[レポート] Well-Architected Bootcampに参加してきました
はじめに
こんにちは。大阪オフィスの林です。
本日(2020年7月16日)AWSが主催するWell-Architected Virtual Bootcampに参加してきましたのでレポートしたいと思います。
トレーニングの概要
ひと言で言うと1人前のWell-Architectedレビューが出来るようになるためのトレーニングといったところでしょうか。
本プログラムは、AWSのお客様が適切なアーキテクチャ習慣を築き、リスクを排除したうえで、お客様の設計やアプリケーション、ワークロードに影響する変化に迅速に対応できるようにします。本プログラムを通じ、パートナー様は高品質なソリューションの構築、ベストプラクティスの実践、ワークロード状況の確認、AWSユーザーがいつどこで支援を求めているかの把握などに必要な専門知識を得ることができます。セッションでは、プログラムの基礎及びお客様へのWell-Architectedレビュー実施方法を指導します。
参加条件
本イベントはWell-Architectedプログラムに参加される、あるいは参加しているAdvancedあるいはPremierのAPNコンサルティングパートナーに限られたイベントとなります。またイベント出席者は、以下の条件を満たしていることが必要とのことでした。
- AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナルの取得
- Well-Architected ホワイトペーパーの読み込み
- 2020 Update Webinarの視聴
「1」のAWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナルの取得に関しては、本トレーニング受講完了後にWell-Architected Readという認定と紐づけるために必要とのことで、トレーニング当日、ソリューションアーキテクトプロフェッショナルの認定証に記載のValidation Number
を提出しました。
トレーニングの進め方と時間配分
昨今の状況からWell-Architected Bootcampもオンラインでの開催となっていて、AWSが用意するAmazon Chimeにログインして受講するスタイルで始まりました。進め方と時間配分に関しては参加者の人数やその時のトレーニングの内容によって変動したりする可能性も御座いますので、ご参考程度に見て頂ければと思います。
10:00 ~ 11:30 | Well-Architectedフレームワークのおさらい |
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11:30 ~ 12:00 | Well-Architectedパートナープログラムの説明グループディスカッション用架空プロジェクトのインプット |
12:00 ~ 13:00 | 休憩&架空プロジェクトの概要読み込み |
13:00 ~ 18:00 | グループディスカッション&発表の繰り返し |
どんな感じで進行していったか?
午前はWell-ArchitectedフレームワークとWell-Architectedパートナープログラムについてのおさらいと、午後から扱う架空のプロジェクトのインプットを行い、午後はほとんどグループディスカッションで占められるような構成でした。午前に関してはよくあるウェビナーのようなスタイルと思って頂ければイメージが付きやすいかと思います。
午後からのグループディスカッションの進め方の特徴としてはWell-Architectedフレームワークの各柱でセクションを分けながら進行するという点が特徴的だなぁ~っと感じて、そのような進め方のお陰で混乱することなくスムーズに理解しながらトレーニングを受講出来たといった印象です。(運用上の優秀性の質問に特化してディスカッション→全体共有。次はセキュリティに特化してディスカッション→全体共有みたいなイメージ)
今回のグループディスカッションでは、1チーム4名程度の受講者で構成され、全体で5チーム作られました。グループディスカッションではメインのトレーニングを受講する(Amazon Chimeの)部屋とは別のチーム専用の(Amazon Chimeの)部屋に入りなおしながらディスカッションを行うスタイルで進行していき、チーム部屋の中では、予めチームごとに割り当てられたWell-Architectedフレームワークの質問に対して、仮想顧客(AWSの方)にヒアリングを行い、現状(As-Is)の確認と将来(To-Be)のアーキテクチャを検討する流れで進めていきました。なお、この仮想顧客(AWSの方)は各チームに1人ずつ固定で割り当てられていて、チームでのディスカッションが滞るとちょっとしたファシリテートもしてくれたのでイイ感じでグループディスカッションを進めることもできました(;^_^
※ネタバレになるので架空のプロジェクトの中身には触れませんが今回から新しいシナリオでのトレーニングとなったようです。
あと、トレーニング中は、commentscreenを使いながら進行され、匿名投稿ということもあり結構みんなで率直な思いや考えを投稿したりして盛り上がっている感じで、講師の方もコメントをスルーせずにほぼすべて拾ってくれていたという点もかなり印象的でした。
まとめ
率直に正直結構疲れたといった感想なのですが、一日を通してWell-Architectedフレームワークにどっぷり浸かる機会というのはなかなか無く濃いインプットが出来たトレーニングでした。個人的には結構お勧めのトレーニングの一つになったかなと感じましたのでまだ受講されていない方は是非受講いただくことをおススメします!
以上、大阪オフィスの林がお送りしました!