Zedのコミットメッセージ自動生成をカスタムする方法

Zedのコミットメッセージ自動生成をカスタムする方法

2026.05.20

はじめに

お疲れ様です。あきとです。

Zedには、Gitの差分からコミットメッセージを自動生成する機能がありますが、自動生成された文面が自分のいつもの書き方と違うため、これまであまり使ってきませんでした。
しかし最近、使用するモデルや出力形式をルールで変更できると知りました。

そのため今回は、Zedのコミットメッセージ自動生成を、自分の書き方に近づける方法を紹介します。

前提

この記事では、ZedのAI機能を使える状態になっている前提にします。今回は、ChatGPTサブスクリプション経由のGPTモデルを使用します。

生成形式をカスタムする

コミットメッセージの形式は、Rules Libraryで変更します。

ZedでCommand Paletteを開き、agent: open rules library を実行してください。
macOSでは Command + Shift + P、Windowsでは Ctrl + Shift + P で開けます。
Rules Libraryが開いたら、左側から Commit message を選びます。
これが、コミットメッセージ生成用のプロンプトです。

ここに、出力してほしい形式を文章で書きます。

たとえば、日本語のConventional Commitsにしたい場合は、次のように書けます。

ステージ済み変更を単一の論理変更として評価し、Conventional Commits 1.0.0 に準拠した日本語のコミットメッセージを生成してください。

# 方針

- コミットメッセージは Conventional Commits 1.0.0 に準拠する
- タイトルは日本語で簡潔に書く
- 本文は差分の単なる要約ではなく、理由・影響・変更点を説明する
- リポジトリ固有の type / scope ルールがある場合は、それを優先する
- 出力はコミットメッセージのみとし、説明や補足は含めない

# 出力形式

次の構造で出力してください。

```text
<type>[optional scope]: <description>

[optional body]

[optional footer(s)]
```

ルールファイルの影響

コミットメッセージ生成には、Rules Libraryの Commit message だけでなく、プロジェクト直下のルールファイルも影響します。

Zedは、プロジェクト直下の .rules をルールとして読み込みます。
互換性のため、次のようなファイル名にも対応しています。

  • .rules
  • .cursorrules
  • .windsurfrules
  • .clinerules
  • .github/copilot-instructions.md
  • AGENT.md
  • AGENTS.md
  • CLAUDE.md
  • GEMINI.md

ただし、複数の場所に指示を書くと、どのルールが効いているのか分かりにくくなります。
自分の書き方だけを調整したい場合は、まず Commit message に寄せるのがおすすめです。

コミットメッセージ生成に使うモデルを設定する

コミットメッセージ生成で使うモデルは、settings.jsoncommit_message_model で指定できます。

今回は、ChatGPTサブスクリプション経由のGPTモデルを使います。
settings.json に、次のように設定します。

{
  "agent": {
    "commit_message_model": {
      "provider": "openai-subscribed",
      "model": "gpt-5.5",
      "enable_thinking": true,
      "effort": "low"
    }
  }
}

provider には、ChatGPT Subscriptionのプロバイダーである openai-subscribed を指定します。

model には、使いたいGPTモデルを指定します。今回は gpt-5.5 にしました。

enable_thinking が必要かどうかは検証していませんが、念のため有効にしています。

まとめ

今回は、Zedのコミットメッセージ自動生成を、自分の好みにカスタムする方法を紹介しました。

Rules Libraryで形式を整え、commit_message_model で軽めのモデルを指定したところ、そのまま使えるコミットメッセージが返ってくるようになり、コミットの心理的なハードルがぐっと下がりました。

.rulesAGENTS.md といったプロジェクト側のルールファイルも生成結果に影響するので、思った形式にならないときは、そちらも一度のぞいてみてください。

本ブログが誰かの参考になれば幸いです。

参考資料


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