Alteryx Inspire 2017:【レポート】Day1 オープニングキ ーノート / Alexa連携等含む製品アップデートやAlteryx CONNECTの発表など #alteryx17
Alteryxのカンファレンスイベント『inspire 2017』が2017年6月5日(月)~6月7日(水)、アメリカのラスベガス ARIA HOTELにて3日間開催されています。
当エントリでは、1日目の「Product Keynote」をレポートしたいと思います。
目次
キーノートの概要
キーノートの登壇はCEOのDean Stoecker。
会長兼最高経営責任者(CEO)、Alteryxの設立パートナー セルフサービスのデータ分析とAlteryxがどこに向かうのかについての彼のビジョンを提供し、 Alteryxで顧客のサクセスストーリーに役立ちます。 ディーンのリーダーシップとモチベーションのスキルは、ビジョンを創造し、伝達し、実現する能力と共に、アナリストにより情熱的パワーを与えることに力を入れています。 彼は、市場分析や空間技術に関連する業界の動向、技術動向、アプリケーション要件についての優れた知識を持つ、熟達した尊敬された業界専門家です。
キーノートレポート
オープニング
会場は満員の中、ユーザーによる一言ずつAlteryxに対する想いがスクリーンに表示され、 The thrill...から始まるランダムな言葉が音楽に合わせて流れて来ました。 『SUPERHERO』が今回のキーワード!いよいよ2日目オープニングキーノートのスタートです。 初日のトレーニングプランを選んでいない人は、今日が初日です。
CEOのDean、”iron man”のアイコンで登場
このInspireを開催することができて非常に嬉しいです。 それはベガスだからではないですよ。みなさん一人一人がicon(アイコン)になっている、これからなっていくのをサポートしていきます。
さて、歴史ができて行くのが楽しい。それを目の前で、実体験として感じることができますよね。 今では若い男の子はKindleで本を読むようになっているじゃないですか!
テクノロジーの進化
ここでテクノロジーがどのように進化を遂げているか簡潔に話をしていきます。 人々がオートメーションについて考えるようになって、発明が進むことは最高ですよね。
industory1.0
産業において歴史的な年。 人々が機械について考えるようになって、自動化が進むことは最高ですよね。
- 1439 : ヨハネス・グーテンベルク:活版印刷技術
- 1642 : ブレーズ・パスカル:計算機
industory2.0
80年代は誰もが知るほど産業革命の世紀で経済への発展に繋がっていきました。
- 1794 : イーライ・ホイットニー:綿繰り機
- 1889 : ハーマン・ホレリス:統計データの電気集計機
まさにデータブレンディングとプレパレーションの基盤となる発明でした。
industory3.0
- 1947 : ジョン・バーディーン:トランジスタ
- 1960s : ロバート・テイラー:インターネットのパイオニア
インターネットの始まり、パーソナルコンピューターの始まり。
industory4.0
そして現在。Age of Analyticsと呼ばれています。
100万人以上のデータサイエンティストが存在しています。
アナリティクスの変化
どのようにアナリティクスを変化させたか考えました。 データ分析を信頼していただき本当にありがとうございます。 そしてその前にAlteryxの現状をお話しします。
AlteryxのVision
- アナリティクスエンタープライズのビジネスを支える
- カスタマーに信頼を持ってもらえるカスタマーのための働きをしています
- Alteryxは300以上の各国のパートナによって支えられています。 ヨーロッパはもちろん、"Tokyo"にも進出するのが楽しみです。
スポンサーブースもあるので、ぜひ彼らのプロダクトを覗いて、新しい発見を探してみてください
次のゴールはアナリティクスのためのアイコンにあなたがなるための施策です。
Industory 4.0 は今現在を指しています。
データの価値を見極める必要性があり、ガートナーの発表によると2020年には半数以上の企業がデータアナリティクスに費やすると言われています。 正直なところ、アナリティクスは組織で重要視されていなかったよは明らかで、データがどこから集計されるか、何をしていいかわからない人の大半は"analytics"ってスペルを知らない可能性もあります。
まだExcelの処理に悩まされて仕事に時間がかかっているなら、家に早く帰りたいですよね。Alteryxで5倍早く終わらせるために作業効率化を手助けします。
新規事業の20%はスタートしてすぐに失敗し、10年企業を保つのはたった10%と言われています。
今年のAlteryxは・・・
- 去年60%の新しいカスタマーが利用をスタートしました
- 140%もプロダクトのダウンロードが増えました 全て対応しています
- ハイブリッドクラウドやパブリッククラウドが多くなってきていますが全て対応しています
- in-memoryやメモリの機能をアップグレードし続けています
- AWSとサーバーをオンデマンドで使えるようにもなりました free trial もあるので使ってみてください
- さらに早く早くデータの分析ができるように常にプロダクトの改修をしています。
新規事業の20%を失敗し、10年企業を保つのはたった10%... まずはデータを活用するステップを組織や企業が新しいことにチャレンジをしていかないといけないのです。
より良い分析をする3つの大きなチャレンジ
- DATA
データがないと何もできない - TECHNOLOGY
プラットフォームがたくさん開発されているので見極める - PEOPLE
人が一番大事。アナリストがどれを使いたいか、使いやすいかを考えて
デジタルトランスレーションに力を入れるべきです。データは身近なところにあるのに77%がデータを有効活用していないようです。
Excelユーザーは86%とコピー&ペーストを繰り返しているかもしれません、たった8%しか全てのデータを管理しきれていないのです、なんてもったいない!
1ヶ月もかかってモジュールを作る? "仕事の効率化"に繋がらないでしょう。生産性をあげて、結果を得る方法を考えてみてください。
TOP JOBS IN AMERICA
Glassdoorによる米国の募集している職業ランキングは以下の通り。
- データサイエンティスト
- DevOpsエンジニア
- データエンジニア
- 税務管理職
- アナリティクスマネージャー
Chief Data Officer(CDO)
組織にとって見つからなかった課題や新しい発見するデータ分析の責任者「チーフ・データ・オフィサー」のポジションが増えてきており、ビジネスを発展させるには欠かせない存在になっています。
組織の基盤を構築する役目のため、CDOのプラットフォームの選択は組織全体においての今後の経営へと影響します。さらに、データに対する組織の意識改革が必要です。
第一フェーズとしてデータをプレパレーションとブレンディングを行うと思います。
大事な役割です。ただそれだけではないのがAlteryxなのです。なぜなら、CDOにデータの前処理だけを求めていないのは明らかですからね。。
データ分析のステップ
- Data prep & blend(プレパレーションとブレンディング)
- Descriptive(記述分析)
- Spatial (空間情報分析)
- Predictive(予測分析)
- Prescriptive(処方分析)
- Cognitive(コグニティブ分析)
データ分析をした40%のカスタマーは予測分析も使い始めます。
Alteryx CONNECTの発表
さらにソーシャルエンゲージメントを進化させる人とデータを繋げる新しいプラットフォームを発表します。それがこちらの『Alteryx CONNECT』です。データ分析をするのに一緒に開発を行なっているチェコ、プラハのデータガバナンスソリューションを研究&開発しているSEMANTAと一緒に開発をしました。
yhatとの連携
Alteryxプラットフォームにyhat技術の統合の開発を進めています。
全てのピースが集まったところで、この全体構造がアナリティクスをオートメーション化を実現することができるようになります。
カスタマーとの対談
フォード社グローバルアナリティクスを担当するディレクターのALAN JACOBSONが登壇し、対談が始まります。 フォードは2015年にCODのポジションを750人のデータサイエンティストが社内に存在しています。18ヶ月利用して、ワークフローは約100個近く作成していてサーバーにデプロイしています。
利用用途は?
- トラックやサプライヤーの売り上げ情報の収集
- 店舗の配置
- 車両の運送
- Fordのレースのヒットする確率,どうやったら安全なレースをできるか
- ディーラーとの仕組み
こちらのブログに記載しています
Alteryx CONNECTはどのようなインパクトがある?
ソーシャルネットワークサービスのようなのでデータサイエンティストだけでなくて データを使う全ての人に操作しやすいと思います
今後はどうなって行く?
利益が出ているのは明らかなので、もちろん、さらに利用を進めて行く予定です。 今後もどのように利用できるかをAlteryxと一緒に探していきたい
以上、ALANありがとうございます。
6つのツールに関するアップデート
- 全てのSAPに対応
- ブロックチェーンコネクター
- Google Directionツール:Interface toolに新しいコネクターが加わりました。GoogleのAPIが使えます。
- DataRobot:DataRobotのプラットフォームをコネクトできる。コネクターをさらに増やしていき、充実させる
- クルーキットマクロを無料で試せます
- Alexa対応:一番盛り上がったパートです!!!言語を研究しています。AMAZON ECHOとDOTSを持ってる人?Alteryx APIの登場です。
デバイスとの連携して、パイソンのスクリプトを利用 Alteryx APIの登場です
Alexaのデモ
ここでライブデモとしてAlexaに質問をしてみます。
- Dean :
- Alexa ask Alteryx what is Inspire 2017?
- Alexa :
- 2017 Inspireの日にちを伝えるやinspireの情報を答える
- Dean :
- Alexa ask Alteryx to send everyone Inspire report. これで参加者全員にメールでレポートを自動送信できているはずです
- Alexa:
- Everyone gets email. Have a great conference!
- Dean :
- ask Alteryx to describe in 3 words
- Alexa :
- data, analytics, total analytics BADASSERY?(DEANのTシャツの文字w)
参考:
#alteryx17 Alexa for the enterprise demo by @alteryxdean (video) #client pic.twitter.com/0cwdGEqScm
— Christopher Penn (@cspenn) 2017年6月6日
キーノートが終わり、inspireの登録したアドレスにメールがきていました!!inspireの内容が記載されたPDFファイル付きです。
終わりに
新しいAlteryxのエキスパートとされるACEが新しく5名発表されました。また"alteryx for good"としてのボランティア活動にも積極的に取り組んでいます。
テクノロジーが進化するだけではだめ、もっとコミュニティ貢献をするべきです。プロジェクトをしているのでどうぞご協力ください。
solution centerのブースで寄付してくれたら2日間のAlteryx ACEによる無料のコンサルティングをお返しします!
今年もさらに皆様のデータアナリティクスとして"The thrill of solving"をご提供できるようにキャッチコピーとしています。
それではみなさん引き続き楽しんでください!
キーノート資料
本セッションの動画は以下になります。
まとめ
以上、Deanによるオープニングキーノートのレポートでした。
会場は2000人以上を超える参加者で熱気に溢れるスタートでした! Alteryx CONNECTやAlexaの部分は盛り上がりました。レポートがすぐにalexaから来たのは感動しました。 アメリカでのAlteryx盛り上がり度が伝わりました。注力していく国の中で日本が入っていたのは、今後が期待できますね。 新しい機能の発表だけではなく、データアナリティクスの可能性が広がっていきました。 1時間半の内容を英語→日本語レポートは頭フル回転で終わった後は、糖分が必要でしたw