[Alteryx]一般化ツールを利用してポリゴンを一般化してみた

Alteryxの「空間」カテゴリのツールを触っています。今回は「一般化ツール」を利用してポリゴンを一般化してみました。
2019.03.20

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はじめに

こんにちは。DI部の大高です。

Alteryxの「空間」カテゴリのツールを触っています。今回は「一般化ツール」を利用してポリゴンを一般化してみました。

前提条件

Alteryx Designerは「Alteryx 非管理者 Designer / Version 2019.1.4.57073」で検証しています。

一般化ツールについて

「一般化ツール」を利用すると指定された空間オブジェクトを一般化する(構成ノード数を減らす)ことができます。

「一般化ツール」のヘルプページはこちらです。

一般化ツール

ワークフローの説明

「データ入力ツール」で都道府県ポリゴンを入力します。その後、最終的な出力として以下の3パターンを出力しました。

  1. ポリゴンをそのまま「閲覧ツール」で表示
  2. 「一般化ツール」でしきい値に「0.1キロメートル」を指定して「閲覧ツール」で表示
  3. 「一般化ツール」でしきい値に「1キロメートル」を指定して「閲覧ツール」で表示

「データ入力ツール」の設定

「データ入力ツール」では、以下のように都道府県のshpファイルを読み込んでいます。

shpファイルはこちらのサイトのファイルを利用させて頂きました。

GADM

「一般化ツール」の設定

「一般化ツール」の設定は以下の通りです。

空間フィールド

ここには一般化をしたい空間オブジェクトを指定します。今回は「データ入力ツール」で取得した都道府県ポリゴンであるSpatialObjを設定しています。

出力に含める

入力データの空間オブジェクトを出力に含めるかどうかです。今回は不要なので無効にします。

しきい値

一般化を行う際のしきい値です。今回はここを0.11で試してみました。

単位

しきい値の単位です。「キロメートル」か「マイル」を選択することができます。今回は「キロメートル」を指定しています。

レイヤー全体の整合性を保持

ヘルプによると「既定で選択されます。複数のオブジェクトによって共有される線分セグメントは、一度に一般化され、それらのオブジェクト間にギャップやオーバーラップが発生しないようにします。」とのことでした。今回はこのオプションについては試していません。

実行結果

このワークフローを実行すると、それぞれ以下のようになります。

1. ポリゴンをそのまま「閲覧ツール」で表示

「データ入力ツール」で取得したポリゴンを「閲覧ツール」で表示すると、以下のようになっています。

このデータをベースとして「一般化ツール」で一般化することになります。

2. 「一般化ツール」でしきい値に「0.1キロメートル」を指定して「閲覧ツール」で表示

次に「一般化ツール」でしきい値を「0.1キロメートル」になるように指定したパターンです。

ポリゴンの丸みが取れて微妙にカクカクとしてきています。これぐらいの分かるか分からないかぐらいの設定が丁度良いのだと思われます。

3. 「一般化ツール」でしきい値に「1キロメートル」を指定して「閲覧ツール」で表示

最後に「一般化ツール」でしきい値を「1キロメートル」になるように指定したパターンです。

こちらはもう見て分かるように、ポリゴンがカクカクしており、だいぶノード数が減っていることが見てとれます。

まとめ

以上、「一般化ツール」を利用したポリゴンの一般化のご紹介でした。

どなたかのお役に立てば幸いです。それでは!

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