Inspire2019の報告LT大会!第8回 Alteryx User Group in 東京に参加しました #alteryx_ug #alteryx19

2019.07.23

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去る2019年7月17日、第8回 Alteryx User Group in 東京が開催されました!今回はInspire2019の報告会をテーマとして、LT大会をメインとした構成です。

会場をご提供いただいたのは株式会社NTTデータ様。おしゃれな空間です!

今回のテーマにふさわしく、Inspire2019でゲットしたノベルティお土産配布コーナーがありました。

もくじ

Alteryx Communityとユーザーグループについて

まず初めはAlteryxカスタマーアドボカシー&コミュニティリードであるBowさんによる、Alteryx Communityのご紹介です。Bowさんはシンガポールからユーザー会のために日本に滞在されていたようです!

Bowさんによる発表スライドは以下リンクよりご参照いただけます。

発表内容はAlteryx Communityとユーザーグループについて。APAC地域でのユーザーグループの一例として、ユーザー会の動画を作ったバンガロールの取り組みも紹介されました。

Alteryx Communityやユーザーグループに参加することで、人脈を構築しアイデアを共有できる他、なによりも楽しめる!というメリットを挙げておられました。ユーザーグループメンバーに連絡するには、Communityのユーザーグループ→新しいメッセージからトピックを作成可能です。まだAlteryx Communityに参加していない方はスライドに記載されているQRコードを読み込むことでAlteryx Communityへアクセスしてサインアップできます!

カスタマーアワード受賞者東洋エンジニアリング土屋様による「Alteryx User拡大の取り組みについて」

スピーカーは東洋エンジニアリング株式会社 土屋氏にバトンタッチ。同社はInspire2019にてカスタマーアワードを受賞され、クロージングキーノートで巨大ワークフロー(通称:曼荼羅、スパゲッティ)が4500人規模の会場でスクリーンに映し出されたのも記憶に新しいです。

スライドは以下にて公開されています。土屋氏は冗談を交えつつも「クラメソのおかげです!」と受賞の経緯について説明して頂きました。

発表内容は「Alteryx User拡大の取り組みについて」。社内への導入・拡大の際には視覚的にわかりやすいようにTableauとの組み合わせで紹介したとのこと。また、社内ユーザーのためにTeamsやYammerを立ち上げ、wikiを作り、悩みやトピックを共有できる場を設けられました。部内でトレーニングを立ち上げ、Plannerで進捗を見える化するなど、使い始めたばかりのメンバーへのフォローアップの取り組みもあるそうです。Alteryxの社内導入・拡大を考えている方にはかなり参考になる発表だったかと思います。

カスタマーアワードに関連して、受賞者に贈呈される盾をお渡ししに東洋エンジニアリング様へ先日訪問しました。

訪問の際に発表でもお話のあったYammerやTeamsでの取り組みをご紹介いただきました。Inspireのブレイクアウトセッションでも他社ユースケースの発表があり、ユーザー拡大にはやはり社内ユーザーグループの取り組みが有効であったという事例がいくつかありました。社内でAlteryxを楽しめる取り組みがあるのは活用のヒントになりそうです!

Inspire2019報告会LT

ここからはInspire2019参加者による発表LT7連発です。

Inspireを120%楽しむための準備と実践

トップバッターは間島さんによる「Inspireを120%楽しむための準備と実践」がテーマのLTです。

次回Inspireへ参加を検討している方向けに、「どこで情報収拾したか?」「沢山のセッションからどう選んだらいい?」「持って行ってよかったものは?」の3つの視点から知見を共有していただきました。

まず情報収拾はなんといってもAlteryx Communityが強力で、全ての情報はここにあります。受講するセッションはtracs/level/productsから選び、Alteryxをすでに使っている方ではBegginerレベルは簡単すぎるかも、とのことでした。

Alteryx Communityで発言するなどの要件を満たすともらえるバッジ集めに燃えている私としては、Inspire参加前にバッジがもらえることに驚きました。特にTip&Tricksに投稿すると、同名のセッション内で紹介してもらえることもあるそうです!

最後に、持って行ったほうがいいものとして、上着やノイズキャンセリングヘッドフォンを挙げられていました。参加したメンバーのほとんどは日本と比べ物にならない冷房の寒さに凍えていたので、上着の持参はマストです…

Dynamic workflowをつくろう

2番目の発表はtruestar姫野さんによる「Dynamic workflowをつくろう」です。発表スライドは以下にて公開されています。

姫野さんが参加された、動的ワークフローを作成するトレーニングセッションの発表でした。 「同じ形式のExcelシートを読み込むのにInputツールが無限に増える…」 「カラム名の末尾に同じ文字列を追加したいがSelectでいちいちrenameしていると日が暮れそう…」 「たまに文字列のカラムが入ったデータが送られてくるが、数値しかいらないので一括で除きたい…」 などといった悩みは、Alteryxを使っていくうちに誰もが直面する問題ではないでしょうか。

こういった悩みを解消し、今後インプットするデータが増えたとしてもワークフローを使い続けられるようにするのが動的なワークフローのいいところです。同じような悩みを抱えている方、「この繰り返し作業は改善できるのでは…?」と感じている方はぜひスライドを参考にしてください!

Alteryx Hunt-InspireでゲットしたAlteryxグッズ

続いては弊社福田による「Alteryx Hunt-InspireでゲットしたAlteryxグッズ」です。これまでの発表とは少し雰囲気が異なり、Inspire2019中に行われたAlteryx Huntの様子を沢山の写真とともにお届けしました。Alteryx Huntとは、Inspire2019でのお楽しみイベントでお題をクリアするとポイントを獲得でき、ポイントは景品と交換できる…というものです。

一生懸命獲得したポイントと交換し、「Excel is not a database」Tシャツをゲットして喜ぶメンバーの写真も…見事なスライド芸に会場も笑いに包まれました!

データ分析をはじめる前に

スピーカーはtruestar加藤さんにバトンタッチ。トレーニングセッション「Pre-predictive data investigation」の内容についての発表です。

データ分析をするに当たってまず取り組まないといけないことはデータを取得した段階で理解し、評価することです。そのために使えるツールを実際にAlteryx Designerを使ってデモを交えながら紹介していただきました。

データの把握」「NULL値の理解と処理」「データの関係性を検証」に使えるツールは以下の通り。この中でも特にField Summery Tool(フィールドサマリーツール)が印象的でした。フィールドサマリーツールではインプットされたデータ内容を分析し、要約した結果をテーブル・プロット・グラフの形式で確認可能です。個人的にはあまり使ったことがないツールでしたが、初見のデータにどのような値が入っているのかを把握するのに便利だと感じました。

See the Future - Time Series Analysis + ナッシュビル映えスポット

次はNTTデータ中野さんによるトレーニングセッションのまとめLT「See the Future - Time Series Analysis」です。おまけでナッシュビルの映えスポットについての紹介もありました。

このトレーニングセッションは時系列データを使って未来を予測するというもの。時系列分析はまずデータの傾向の理解から始まり、予測モデルの生成、予測結果の確認というプロセスで行われます。これらのプロセスで使用するAlteryxのツールについて紹介していただきました。

まずは時系列データの理解から。TSプロットツールでデータにどのような傾向があるのか、異常値の有無などを確かめます。

予測モデルをARIMAツールやETSツールを使って作成し……

最後にTS予測ツール、TS共変量予測ツールを使って予測結果を確認します。

最後にナッシュビルの映えスポットの紹介も。ミュージックフェスティバルも開催されていたブロードウェイ、蒸溜所・ワイナリー、日本人参加者で訪れたレストランの写真から、楽しかった記憶が蘇ってきました!

Alteryx Designer Expertめっちゃ難しかった

次は私niinoの発表で、テーマは認定試験Alteryx Designer Expertについてでした。スライドは以下の通りです。

ワークフロー作成力を高めるため、Weekly Challengeに毎週挑戦すると宣言したので毎週頑張っています…

Alteryx Inspire 2019 個人的によかったセッションのまとめ

最後は弊社兼本による「個人的によかったセッションのまとめ」の発表でした。スライドは以下リンク先にて公開されています。

ワークフローエンジンの動作について解説する「Inside the Alteryx Engine: How All It Works」をメインとした発表でした。クイズを交え、Alteryx上ではデータがどのような順番で処理されていくのか解説もありました。みなさんは以下のようなデータがジョインツールでどんな順番で処理されるかご存知ですか?答えはスライドでご確認ください!

Alteryx開発チームとの日本語化問題に関するミーティング報告

ユーザー会の最後はAlteryxの日本語化問題に関するミーティング報告の時間でした。Inspire2019ではユーザーグループの時間があり、現在上がっている日本語対応に関する不具合改善の要望を参加メンバーよりあげていただいていました。

それを受けてAlteryx社日本統括代表の吉村さんより、日本語ローカライゼーション問題のために動くチーム(TIGER TEAM)を作ったとの発表がありました。ユーザー会メンバーへ進捗共有のための機会を設けることも計画していただいています。

最後に

Inspire2019に関連した知見も得られ、ローカライゼーション問題についての報告も聞くことのできた、内容盛りだくさんのユーザー会でした。個人的には初めてのLTでしたが、Alteryxユーザー会のみなさんに温かい雰囲気で聞いていただけて緊張もだんだんほぐれていきました。ユーザー会の良いところはAlteryxを使うメンバーから知見や刺激を受けられるところです。もしご興味を持っていただけた方、次回ユーザー会にてお待ちしております!