EXCELユーザーのためのAlteryx入門 (4).各種変換処理編 #alteryx
EXCELユーザーがAlteryxを使うための"入門編的エントリ"としてトピック別にその内容をご紹介するシリーズ「EXCELユーザーのためのAlteryx入門」。当エントリでは「各種変換処理編」としてデータの整形・不要なデータを加工の過程で削ぎ落とす際に使えそうなトピックについてご紹介して行きたいと思います。
目次
値のフィルタリング
EXCELの場合
EXCELで値をフィルタリングする場合は項目にフィルタを付与する事で任意の条件でデータを絞り込む事が出来ます。
Alteryxの場合
Alteryxでフィルタリングを行う場合は「Filter Tool」というツールを用います。入力データに対して任意のフィルタを設定する事で値を「条件式に合致するもの」と「そうでないもの」に振り分ける事が出来ます。
データの並べ替え
EXCELの場合
EXCELでデータの並べ替え(ソート)を行う場合は範囲指定の後メニューから「並べ替え」を選択する事で任意の条件で並べ替えを行う事が出来ます。
Alteryxの場合
Alteryxで並べ替えを行う場合は「Sort Tool」を利用します。入力の内容に対して任意の項目&昇順降順指定を噛ませてアウトプットに繋げる事で、データの内容を指定の条件で並べ替えして出力する事が出来ます。
データのピボット
EXCELの場合
EXCELでデータをピボットする(データの転置やクロス集計表を作成する)場合、所定の操作でピボットテーブルを作成する必要があります。
Alteryxの場合
「Transpose Tool」を使うとデータテーブルの「方向」を縦横で切り替える(ピボットする)事が出来ます。横持ちのデータを縦持ちに変換します。
以下のような形で横持ちの項目(月毎の売上)がある場合、
Transpose Toolを以下の様にワークフローに組み込む事で、
指定の項目を縦持ちに変更する事が出来ます。(この場合は更にカラム名のリネーム・除去などが必要そうですね)
また、「Cross Tab Tool」は逆に縦持ちのデータを横持ちのデータに変換します。
こんな感じで縦持ちのデータがあった場合、
Cross Tab Toolをこのような設定でワークフローに組み込むと、
こんな感じでデータを横持ちに変える事が出来ます。
項目の並べ替え
EXCELの場合
EXCELで列またはフィールドの順序を変更する場合、列を選択し、Shiftキーを押しながら必要な位置に列をドラッグアンドドロップする事で位置変更が可能です。
Alteryxの場合
Alteryxで項目要素の並べ替えを行いたい場合は「Select Tool」もしくは「Formula Tool」で同様の設定を行えます。
まとめ
という訳で「EXCELユーザーのためのAlteryx入門」第4弾、「各種変換処理編」としてEXCELでデータの変換処理を行う際の作業の"Alteryx化"への道筋を概略の形ではありますが紹介したエントリでした。この他にも出来ることはまだまだ沢山ありますので折を見て詳細な内容についてもご紹介出来ればと思います。
参考情報:
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