Amazon EFS 低頻度アクセスストレージクラス が利用可能になりました

2019.02.15

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園部です。 東京、雪ですね...

昨年、re:Invent2018で発表された「低頻度アクセスストレージクラス」が利用可能になりました。

New – Infrequent Access Storage Class for Amazon Elastic File System (EFS)

公式ドキュメント[EFS Storage Classes]

低頻度アクセスストレージクラスについては、コチラをご確認ください。

[新発表] Amazon EFS に低頻度アクセス IA ストレージクラスが発表されました #reinvent

機能概要

ライフサイクルポリシー(現在、30日間アクセスなし)に該当したファイルを自動的に低頻度アクセスストレージクラスへ移行します。 フォルダの一覧を表示するような操作は含まれず、最後に読み書きされた日時を内部で保持し、アクセスの有無を判断するようです。

詳細は、こちらのドキュメントをご確認ください。

設定方法について

マネジメントコンソールから、チェックするだけで設定が可能です。 (AWS CLIでも設定可能です)

a) 新規作成時設定

作成時のメニュー内で、「ライフサイクル管理の有効化」へチェックすることで有効となります。

b) 作成済みEFSへの設定(有効化/無効化)

対象ファイルシステムの詳細から、「ライフサイクルポリシー」の(鉛筆マーク)選択します。

「ライフサイクル管理の有効化」をチェックし、「保存」を選択します。 (無効化するならチェックを外す)

料金について

以下は、AWS公式サイトより、東京リージョンのみ抜粋したものです。

リージョン 標準ストレージ (GB-月) 低頻度アクセスストレージ (GB/月) - 近日提供予定 低頻度アクセスリクエスト (転送 GB あたり)- 近日提供予定 プロビジョンドスループット (MB/秒-月)
アジアパシフィック (東京) 0.36 USD 0.054 USD 0.012 USD  7.20 USD

Amazon EFS の料金

また、上記のページ内「例 3:」に、低頻度アクセスストレージクラスを利用する例がありますので、そちらが参考になるのではないかと思います。

注意点

こちらのドキュメントにも記載がある通り 2019年2月13日以降に作成されたファイルシステムは、いつでも有効化/無効化が可能です。それ以前に作成された場合は、再作成が必要なようです。

EFSをご利用の方には朗報なのではないでしょうか。