[新機能] Amazon EFS が VPC とアカウントをまたいだアクセスに対応しました! #reinvent

[新機能] Amazon EFS が VPC とアカウントをまたいだアクセスに対応しました! #reinvent

Clock Icon2018.11.30

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こんにちは、菊池です。

どんどん新しいサービスが登場しますね。今回紹介するのはこちら。

共有ストレージサービスであるAmazon EFSが、アカウントやVPCをまたいだアクセスに対応したようです。

VPC外からのアクセス

今回対応したのは、以下のパターンでのアクセスです。

  • VPC Peering
  • VPC Transit Gateway
  • VPC共有

注意点としては、リージョン内のVPC Peering経由での接続の場合、利用できるEC2のインスタンスタイプに制限があることです。

利用可能なインスタンスタイプは以下の通り、Nitro世代のインスタンスタイプです。この制約はNLBの制約と同様ですね。

  • T3
  • C5
  • C5d
  • I3.metal
  • M5
  • M5d
  • R5
  • R5d
  • z1d

やってみた

それでは実際に試してみます。今回は、以下のように新しく登場したばかりのTransit Gatewayを経由した接続をやってみました。

まずは2つのVPCをTransit Gatewayで接続します。接続手順は以下の記事を参照ください。

[新機能]激アツ!AWS Transit Gatewayが発表されました!VPC間、オンプレミスとVPC間をもっと簡単に接続!! #reinvent

以下のように、2つのVPCをTransit Gatewayで接続し、ルーティングを設定しておきます。

片方のVPCに、EFSのファイルシステムを作成しておきます。マウントターゲットのIPを確認し、そちらに対してマウントします。

もう片方のVPCに起動したEC2から接続します。インスタンスタイプはT2(非Nitro)、OSはAmazon Linux 2 を使用しています。

[ec2-user@ip-172-31-26-116 ~]$ sudo yum install -y amazon-efs-utils
[ec2-user@ip-172-31-26-116 ~]$ sudo mkdir efs
[ec2-user@ip-172-31-26-116 ~]$ sudo mount -t nfs4 -o nfsvers=4.1,rsize=1048576,wsize=1048576,hard,timeo=600,retrans=2 10.255.0.107:/ efs
[ec2-user@ip-172-31-26-116 ~]$ df -h
ファイルシス   サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
devtmpfs         476M     0  476M    0% /dev
tmpfs            493M     0  493M    0% /dev/shm
tmpfs            493M  476K  493M    1% /run
tmpfs            493M     0  493M    0% /sys/fs/cgroup
/dev/xvda1       8.0G  1.2G  6.9G   15% /
tmpfs             99M     0   99M    0% /run/user/1000
tmpfs             99M     0   99M    0% /run/user/0
10.255.0.107:/   8.0E     0  8.0E    0% /home/ec2-user/efs

特に問題なく接続できました。

さいごに

新たに対応したVPCをまたがるEFSアクセスの紹介でした。

Transit Gatewayやサブネット共有といった新機能もあり、マルチアカウント、マルチVPCでのシステム構成が柔軟にできるようになってきましたね。

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