WorkSpaces と共に WorkDocs を使う際の注意点
みなさま Xin chao !
先日、社内のテスト環境にて Amazon WorkSpaces を構築した際、試しに Amazon WorkDocs も使ってみようと思い環境を構築しようとしたところ、ちょっとした注意点に気づきましたので、共有させていただきます。
WorkSpaces と共に WorkDocs を使うメリット
Amazon WorkSpaces のユーザーは、追加料金なしで Amazon WorkDocs を 50GB 利用することができます。 さらに、月額 2USD / ユーザー を支払うことで、1TB まで利用することも可能です。
Amazon WorkSpaces のユーザーには、追加料金なしで WorkDocs へのアクセス権限が付与されます。これには、WorkSpaces のユーザー 1 人あたり 50 GB のストレージが含まれます。WorkSpaces のユーザー 1 人あたり毎月 2USD の割引料金を支払うことで、ストレージを 1 TB にアップグレード可能です。
Amazon WorkDocs 料金 より引用
WorkDocs を追加料金なしで利用するには
Amazon WorkSpaces 側でディレクトリを登録する際に、Amazon WorkDocs を有効化する必要があります。
ディレクトリには、Simple AD、AD Connector、AWS Managed Microsoft AD (以下 Microsoft AD) のいずれかの AWS Directory Service が利用可能です。
※ 注意点 ※ Microsoft AD の場合 WorkDocs 有効化 の選択肢が表示されない
ところが、2019/8/13 時点において試した限りでは、AWS Directory Service に Microsoft AD を使用している場合 Amazon WorkDocs を有効化するための選択肢が表示されません。
各 AWS Directory Service による、Amazon WorkSpaces のディレクトリ登録時の画面の違いは以下の通りです。
Simple AD の場合
AD Connector の場合
Microsoft AD の場合
AWS マネジメントコンソールの日本語版のみの現象か? あるいは、東京リージョンのみの現象か? と考え、試しに AWS マネジメントコンソールを英語に切り替え、かつ、バージニア北部リージョンでも試してみましたが、結果は同じでした。
Microsoft AD 環境の WorkSpaces で WorkDocs を追加料金なしで利用するには?
本ブログ執筆時点では、AWS マネジメントコンソールでの Amazon WorkDocs の有効化は不可能なため、サポートに問い合わせ、個別に Amazon WorkDocs を有効化していただくしかなさそうです。
※※※ 2020/09/24 追記 ここから ※※※
お急ぎの場合 CLI を使って有効化することができます!
※※※ 2020/09/24 追記 ここまで ※※※
まとめ
Amazon WorkSpaces / Amazon WorkDocs を試用していた際に気づいた、ちょっとした注意点を共有させていただきました。
Microsoft AD を使った Amazon WorkSpaces 環境下で Amazon WorkDocs を追加料金なしで利用する場合には、余裕を持った構築スケジュールを計画するようお願いいたします。