[社内勉強会] プリサーBoot Campについてのご紹介

2014.08.06

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こんにちは。マテ茶難民の小室です。 セブン-イレブン以外のコンビニではレアアイテム扱いになっているマテ茶ですが、独占販売契約でも結んでいるのでしょうか。

プリサーBoot Campとは?

「プリサーブートキャンプ」と読みます。

自分が所属している「iPhoneアプリサービス事業部」通称「プリサー」で週1回開催している社内勉強会の通称です。 週一回の定期的な社内勉強会を始めて、早4ヶ月ほど継続中しています。 金曜日の夕方に1時間、基本的にプリサーの全メンバーが参加しています。

以前ご紹介したことのある合宿も、この社内勉強会の派生企画として生まれました。

今回はこの社内勉強会の取組についてご紹介します。

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どんなことをやっているのか?

基本的にテーマはフリーです。特に縛りは設けていません。 技術に関わらず、今自分が興味をもっていること、やみんなに知ってほしいこと、などを伝える時間にしています。

Boot Campメニュー(時間割)

当初から試行錯誤をしている流動的ですが、今四半期はこのような時間割で実施しています。

メニュー名 時間 コメント
LT 5〜10分 ライトニングトーク
企画マラソン 5〜10分 やまもとさんによる企画マラソン。
フリーテーマ 30〜50分 メインディッシュ

今まで4ヶ月ほど開催してきた中で、抜粋すると次のような内容の発表が行われました。

  • Entity, VO, Beansとの違いって何?
  • みんなのおすすめ技術推薦図書
  • はじめてのgit, git flow
  • Objective-Cにおけるクラスの正しい書き方について
  • フランス視察旅行記
  • イケてるアプリ開発勉強会への参加レポート
  • yahoo vs classmethod勉強会のリハーサル
  • Kinesis for Androidの調査結果レポート
  • モバイル・アプリにおけるテストについて
  • エンジニアの未来について
  • 案件の見積もりをどのようにやるのか?どのようにして金額を算出してるのか?
  • 受託プロジェクトについて知る
  • モバイル・アプリアイデア大レビュー大会(別名ぶった斬り大会)
  • ParseではじめるmBaaSについて
  • クリエイティブ思考のワークショップの参加レポート
  • 便利なライブラリの紹介(Android、iOS)

見ての通り、技術ネタが多いですが、旅行記であったり、精神論であったり、かなり多岐のジャンルにわたって自由に発表してもらっています。

資料は基本的に社内向けに作られているので、全てお見せすることは難しいのですが、少しずつ公開していきたいと思います。

企画の経緯

基本的にクラスメソッドで働いているメンバーは中途採用が多くを占めます。非常に多種多様なスキルセットを持った人材が揃っています。

メンバー同士のコミュニケーションが欲しい

そんな中で、自分たちの事業部は唯一、新卒のメンバーも数名所属しています。そのため、比較的経験の浅いメンバーも多く知識やスキルセットに偏りがあるのも事実です。

「この人がどういう技術に強いか」「どういったことに興味を持っているのか」「どんなことを業務でやっているのか」、または「こういうことを知ってる人に教えてほしい」と言ったことを知る機会がほとんどありませんでした。

非常に経験豊かなメンバーが集まっているにも関わらず。

ノウハウや知識の共有

そのため、業務において何か重要な学びがあったとしても、良くてその業務を行っているチーム内での共有、悪いとその人自身のみしか共有されずに、グループのメンバー全員の経験を底上げすることが出来ていませんでした。

メンバー全員が同じ場所にいる

また、グループの物理的な移動(居室移動)により、グループのメンバーがひとつの場所に集まっている、という空間的な条件が揃ったことも要因の一つです。 やはり場所を移動してから勉強会をやるというより、参加のハードルが低いと思います。

定期的な社内勉強会を開催することによって、皆が一度業務の壁を超えて、互いの理解や各々が持っているノウハウや知識を共有することの出来る時間を作りたい、という個人的な思いと以上のような経緯から、この社内勉強会は生まれました。

社内勉強会のゴール

経緯と被る点も多くありますが、社内勉強会を開催する上で以下のようなことを目標としています。

概要 意図
ノウハウや知識の共有 業務で学んだことや気をつけるべきことを共有し、メンバー全員の知識経験値を向上させる。
人前で喋る事に慣れる 勉強会やLightning Talkで喋るためには慣れが必要。練習の場として時間を提供することでメンバーに場慣れしてもらう。人に何かを伝える訓練は何においても必要。
異なる世界への興味の刺激 自分のカバーしていない、知らない領域の知識やモノなどの紹介を見聞きすることによって、一つの世界に閉じこもるのではなく、多くの世界に興味やアンテナを広くもってもらう。

自分の好みや意図が含まれている部分も大部分ありますが・・・。

定期的な社内勉強会を習慣化する

一番苦労したのは 習慣化でしょうか。 これらをやり始めた当初は、やはりなかなか発表してくれる人も少なく、何を喋って良いのやらということで、毎週のお題に苦しむ始末で、なかなか思ったようにはいきませんでした。大体自分が発表していたり、決まったメンバーになってしまったり、強制的に指名させてもらったりしていました。 決まった時間になると、自分が声をかけて開催していました。

しかしここ最近では、時間になると自主的に準備をはじめてくれたり、チャットで開始を呼びかけてくれたりと参加メンバーが積極的に自主的に関わってくれるようになりました。

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社内勉強会の効果

定期的な社内勉強会によって様々な効果が得られました。特に社内の人間とは言え、人前で発表する機会が定期的に取れるようになったというのは、非常に大きな成果だと思います。

また、普段の業務からの学びなどを共有することで、メンバー全員の知識レベルの向上はもちろんですが、メンバー同士のコミュニケーションの一環として機能しています。

他人の発表を聞いて、それに触発されて自分も何かをやってみる、という動きも生まれつつあるので、こういった社内での交流が生まれるようなイベントは今後も継続して実施していきたいと思っています。

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終わりに

こういった時間を活用することで、メンバー同士の業務以外でのコミュニケーションが自然と生まれてくれることを切に願っています。今後もこういった取組は継続していこうと思います。

近く、この社内勉強会でやっていることを、そのまま外に公開する勉強会を開催してみようかと思っています。 まだ誰がどんなことを発表するのかも全く決まってませんが、興味がある方はウォッチしてみてください。 リクエストもお待ちしてるかもしれません。