3万円でWin10 ProとOffice2019が付いてくる激安ミニPCを買って拡張してみた【KODLIX GD41】

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こんにちは。DA事業本部の春田です。

先日、6年くらい使ってきた自宅のWindowsノートパソコン、Lenovo G510のキーボードが大破しました。大学入試合格後に、兄を引き連れて秋葉原のソフマップでウキウキで購入したPCでして、8万円台という安さながら、十分なスペック、インターフェイスの多さ、Officeもついているという充実っぷりで、とてもコスパの良い一台でした。

最近はMacbookをメインPCに使用していますが、たまにWindowsも使いたくなったりするので、サブPCとしては1台保有しておきたい……。ただ6年前のPCを修理に出すのもなーと思っていたところ、AmazonでこんなPCを見つけました。

3万円という安さながら、メモリ8GB、128GBのNVMe SSD、Office 2019が付属し、さらにWindows10 Pro仕様です。CPUは4コアのGemini Lake N4100ですが、M.2 2280 SATA SSDと2.5インチ HDDのストレージ増設が可能、メモリも2スロットあって計32GBまで増設可能となっています。

所詮サブPCということなので、試しに買ってみました。ストレージ・メモリも拡張して、Manjaroのデュアルブートにも挑戦してみます。

いざ開封!

外箱はこんな感じです。安っぽさなく、Appleの製品でよくある「ゆーっくりと開く箱」です。

中にはPC本体、電源アダプタ、HDMIケーブル、mini DPケーブル、Vesaモニターの裏にマウントするための金具が入ってました。モニター接続用のケーブルも付いてきたのが意外でした。

本当に手のひらサイズのミニPC。先代のWindowsPCはやたら大きかったので、デスク周りがスッキリするだけで嬉しいです。

表面には、USB3.0が3口、電源スイッチとリセットホールがあります。

裏面には、電源アダプタ、Mini DP端子、HDMI端子、イーサネットポートが2口、USB-Cポートが1口あります。ファンレス仕様なので、簡易サーバーにも使えそう。

側面には、ヘッドホンジャックとTFカードスロットがあります。ミニPC本体にスピーカーは付いていないので、スピーカー付きのモニターを買うか、別途スピーカーを買う必要があります。

裏蓋を外すと手前に2.5インチのHDDストレージ。

奥にSSDとメモリスロットが並びます。

説明書はかなりシンプルなものでした。

次いでに無線USキーボードも買いました。Arteckというメーカーで3000円ぐらい。

いつも使っているMacbookのキーボードは質感がサラサラしていますが、こちらは若干摩擦があるので慣れるまでに時間かかりそうです。ただ、値段以上の高級感はありますね。

めちゃめちゃ薄いです。

いざ電源ON。ちなみにこのキーボードは、USBで有線接続しても認識されませんでした。接続にはUSBレシーバーが必須です。

画面とパフォーマンス

直撮りで恐縮ですが、普通に立ち上がりました。

Windowsのセットアップをしていきます。

デスクトップ画面に到着。

Office2019がちゃんと入っているか不安でしたが、ちゃんとインストールされていました。

WinSATでパフォーマンスを計測してみました。上の測定値がKodlix GD41で、下の測定値がLenovo G510です。CPUのスコアがそんなに変わっていないとは……。Lenovo G510はCore-i5でも第4世代なので、最新のCeleronとは同等の性能になってしまうのか?GPU性能はさすがにLenovo G510の方が高いですが、データの転送速度はKodlix GD41の方が上ですね。

YouTubeも問題なく再生できます。普段使いには十分ですが、ファンレスのため筐体がすぐ熱くなります。特に夏場の使用には、扇風機を当てるなどして注意した方が良さそうです。

いざ拡張とデュアルブート!

写真左は秋葉原のパソコン工房で購入した500GBの2.5インチHDD。セールで2500円ぐらいで購入できました。HDDはWindowsにマウントします。写真真ん中はKingston DDR4 8GB 2400MHzで、4000円ぐらい。KodlixのメモリがKingston製だったのでメーカーを揃えました。

右は同じくKingston製のM.2 2280 SSD 120GBで、3500円くらい。こちらにはManjaroをインストールします。

上記を全てKodlixに接続して、リセットホールを押した後に起動。メモリが16GBになっていることが確認できました。ついでに改めてWindows10 Proであることも確認。

ディスクマネジメントからストレージを認識できていることを確認しました。HDDはここでマウントしました。

Manjaroを空のSSDにインストールする手順は長くなってしまうので端折ります。ざっくり言うと、LiveUSBに作成したManjaroをBIOS画面から起動して、空のSSDにインストールしました。公式サイトとWindowsとLinuxのデュアルブートに関する他のサイトも参考にしました。

Manjaro - First Steps

良いおもちゃが得られました。やったね!

感想

最近のWindowsはデザインが美しいし、開発用としてManjaroも使えそうなので、もはやmacOSを使う意味とは……?という気づきが得られました。スペック的にKodlixをメインPCにはできませんが、今のMacbook Air2017が壊れたら、もう少しスペックの高いPCを買ってWindowsに戻っちゃうのもありかなと思いました。

にしても最近のミニPC恐るべし。初めてのストレージ・メモリ増設でしたが、かなり楽しめました。