
Claude Code v2.1.149〜v2.1.150 の主要アップデート
クラウド事業本部の石川です。Claude Code の v2.1.149(2026-05-22 公開)と v2.1.150(2026-05-23 公開)がリリースされました。本記事では、この 2 バージョンのアップデート内容をまとめてご紹介します。
アップデートサマリー
対象は 2 バージョン(v2.1.149〜v2.1.150、2026-05-22〜2026-05-23)です。中心は v2.1.149 で、新機能 2 件・改善 3 件に加え、権限まわりのセキュリティ修正を含む多数のバグ修正が入りました。v2.1.150 は内部インフラの改善のみで、ユーザー向けの変更はありません。全体として、PowerShell・サンドボックスの権限堅牢化と安定性向上が目立つリリースです。
注目のアップデート
- 新機能:
/usageがスキル・サブエージェント・プラグイン・MCP サーバーごとの利用量内訳を表示するようになりました(v2.1.149) - 不具合解消: Bash ツールの
findが macOS のファイルテーブルを枯渇させ、ホストをクラッシュさせる問題を修正(v2.1.149) - セキュリティ: PowerShell の権限バイパス(
cd系関数で作業ディレクトリが検知されずに変わる問題)を修正(v2.1.149)
対象バージョンと期間
| バージョン | 公開日 | 概要 |
|---|---|---|
| v2.1.149 | 2026-05-22 | 新機能・改善・多数の修正(本記事の中心) |
| v2.1.150 | 2026-05-23 | 内部インフラの改善のみ(ユーザー向け変更なし) |
新機能
/usageの利用量内訳表示:/usageが、利用量上限を消費している要因を、スキル・サブエージェント・プラグイン・MCP サーバーごとの内訳で表示するようになりました(v2.1.149)。何が上限を圧迫しているのかを把握しやすくなります。

- Enterprise 向け
allowAllClaudeAiMcps設定: claude.ai のクラウド MCP コネクターをmanaged-mcp.jsonと併せて読み込む管理設定が追加されました(v2.1.149)。
改善
/diffのキーボードスクロール:/diffの詳細ビューを、矢印キーやj/k、PgUp/PgDn、Space、Home/Endでスクロールできるようになりました(v2.1.149)。- GFM タスクリストのレンダリング: Markdown 出力が、プレーンな箇条書きの代わりに GFM のタスクリストチェックボックス(
- [ ] todo/- [x] done)をレンダリングするようになりました(v2.1.149)。 /feedbackレポートの改善: コンテキスト圧縮前の会話も含むようになり、長いセッションの早い段階で起きた問題を切り分けやすくなりました(v2.1.149)。
セキュリティ
権限・サンドボックスまわりの重要な修正が複数入りました(いずれも v2.1.149)。
- PowerShell の権限バイパスを修正: 組み込みの
cd関数(cd..、cd\、cd~、X:)が作業ディレクトリを検知されずに変更し、後続コマンドがワークスペース外を読み取れてしまう問題を修正しました。 - git worktree のサンドボックス書き込み許可を修正: 書き込み許可リストが、共有
.gitディレクトリだけでなくメインリポジトリのルート全体をカバーしてしまう問題を修正しました(hooks/とconfigは拒否)。 - 権限解析のギャップを修正:
cd/pushd/popdをまたいでPWD/OLDPWD/DIRSTACKの古い変数追跡値を信頼してしまう問題を修正しました。
修正(主要なもの)
安定性・操作性に関わる修正を中心に抜粋します。
findによるホストクラッシュを修正: Bash ツールのfindが macOS のシステムファイル/vnode テーブルを枯渇させ、大きなディレクトリツリーでホストをクラッシュさせる問題を修正しました(v2.1.149)。- PowerShell 許可ルールの事前承認を修正: prefix/wildcard 許可ルール(例:
PowerShell(dotnet.exe build *))が、ネイティブ実行ファイルやスクリプトを事前承認しない問題を修正しました(v2.1.149)。 - 管理設定の承認ダイアログのフリーズを修正: 起動時に承認した後、ターミナルがフリーズしたままになる問題を修正しました(v2.1.149)。
/ultraplan・リモートセッション作成の失敗を修正: 作業ツリーに実際の変更がないときに「Could not capture uncommitted changes」で失敗する問題を修正しました(v2.1.149)。- スキル Tab 補完後の引数ヒント表示を修正: フロントマターの
name:がディレクトリ名と異なるスキルを Tab 補完した後、引数ヒントと段階的な引数候補が表示されない問題を修正しました(v2.1.149)。 - Ctrl+O トランスクリプト表示のフリーズを修正: 新しいメッセージを追従せず、開いた瞬間でフリーズする問題を修正しました(v2.1.149)。
/insightsのクラッシュを修正: キャッシュされたセッションメタファイルに任意フィールドが欠けているとクラッシュする問題を修正しました(v2.1.149)。- PowerShell・History ツール呼び出しの誤分類を修正: 入力が欠けた不正な形式の呼び出しが、トランスクリプトの折りたたみで読み取りとして誤分類される問題を修正しました(v2.1.149)。
- このほか、思考スピナーの色、プロンプト履歴の編集、
/configの終了サマリー、ステータスバーの effort 表示、引数ヒントの表示など、多数の細かな不具合が修正されています。
最後に
v2.1.149 は、/usage の利用量内訳という実用的な新機能に加え、PowerShell・サンドボックスまわりの権限堅牢化と、find によるホストクラッシュをはじめとする安定性の修正が中心のリリースでした。v2.1.150 は内部改善のみです。
特に権限まわりの修正はセキュリティに関わるため、早めのアップデートをおすすめします。あわせて、/usage の新しい内訳表示も試してみてはいかがでしょうか。
参考文献









