
DevOps Agentの調査(Investigation)中にチャットでメッセージを追加できるようになりました
こんにちは。たかやまです。
DevOps Agentの調査(Investigation)では、ステアリングという形でDevOps Taskのチャットから調査に追加のリクエストを投げることができました。
ただ、こちらは調査済みの内容に対してのリクエストであり、調査中の内容に対してはチャットできませんでした。
こちらが2026年8月31日のアップデートで、調査中にチャットでメッセージを送れるようになりました。
今回はこちらの機能を実際に使ってみたいと思います。
さきにまとめ
- 調査中でも「調査チャットを開始」から追加情報をメッセージとして送れるようになった
- 送ったメッセージは即時に割り込まず、いったん「キューに入ったリクエスト」として並び、エージェントが推論ステップの間で読み取ってステアリングとして実行される
- メッセージはDevOps Taskのチャットに利用せず、タイムラインでエージェントの動きを見ながら軌道修正できる
- 完了した調査にメッセージを送ると、調査が実行中の状態に戻って同じ調査のまま続きが始まる
- 失敗・キャンセル・タイムアウトした調査ではチャットが使えない
やってみる
完了した調査内でチャットをやってみる
完了した調査を開いてみると、画面下部に「調査チャットを開始」ボタンが表示されています。

このボタンはどのタブを開いていても表示されます。
Chat with investigation at the bottom of the page. This button is available from any tab of the investigation.
日本語 :
ページ下部の「調査チャットを開始」。このボタンは調査のどのタブからでも利用できます。
https://docs.aws.amazon.com/devopsagent/latest/userguide/production-operations-autonomous-incident-response.html#sending-a-message
チャットを開始すると「調査タイムライン」タブに遷移し、タイムラインの下にメッセージ入力欄が表示されます。
入力欄には「〜として送信」と自分のユーザー名が表示されていて、メッセージがサインインしたIDに紐づけられることがわかります。
今回の調査では根本原因が作成されていなかったので、根本原因の作成を指示してみます。

メッセージを送信すると、すぐには実行されず「キューに入ったリクエスト」として追加されました。

続けて追加のリクエストを投げると、こちらもキューに追加される形で並びます。

こちら仕様として、エージェントの処理を途中には割り込まないようになっています。
Your message does not interrupt the agent in the middle of a step. AWS DevOps Agent queues it, and the agent reads the queue between its reasoning steps. This means a message never arrives partway through a tool call, and the agent applies it with a complete picture of what it was doing.
日本語 :
メッセージはステップの途中でエージェントに割り込みません。AWS DevOps Agentはメッセージをキューに入れ、エージェントは推論ステップの間でキューを読み取ります。つまりメッセージがツール呼び出しの途中で届くことはなく、エージェントは自分が何をしていたかを完全に把握した状態でメッセージを適用します。
https://docs.aws.amazon.com/devopsagent/latest/userguide/production-operations-autonomous-incident-response.html#queued-requests
少し待つと、キューの内容がステアリングとして実行されました。

追加の指示どおり、根本原因 と 緩和計画 が作成されました。

調査が中途半端なところで終わってしまったときや、完了した後に新しい情報が出てきたときに、直感的に追加情報を送れるようになりました。
調査中にチャットをやってみる
次に調査中にチャットを実行してみます。
「現在AWS環境でアラートや障害が発生していないか調査して」というざっくりとした内容で調査を開始してみます。

エージェントが動いている最中でも「調査チャットを開始」ボタンが表示されています。
調査中のエージェントに横入りする形で、ユーザー側から追加の情報を渡すこともできます。

タイムラインでエージェントの動きを見ながら、その場で情報を足していけるのがいいですね。
チャットが使えないケース
一方で失敗、キャンセル、タイムアウトした調査ではチャットが使えないようになっています。
Chat with investigation is available while an investigation is queued, running, waiting, or completed. It is not available for investigations that were canceled, failed, or timed out.
日本語 :
「調査チャットを開始」は、調査がキュー待ち、実行中、待機中、完了のいずれかの状態のときに利用できます。キャンセルされた、失敗した、またはタイムアウトした調査では利用できません。
https://docs.aws.amazon.com/devopsagent/latest/userguide/production-operations-autonomous-incident-response.html#when-you-can-chat-with-an-investigation
実際に失敗した調査を開いてみると、「フィードバックを追加する」と「ヒューマンサポートを依頼」は表示されますが、「調査チャットを開始」ボタンは表示されませんでした。

失敗した調査を続けたい場合は、これまでどおり調査を作り直す必要がありそうです。
最後に
今回はDevOps Agentの調査内でのチャットを試してみました。
調査中にメッセージを送れるようになったので、エージェントの動きを見て「そこじゃない」と思ったタイミングでそのまま軌道修正できます。
これまではDevOps Taskのチャットに移動してステアリングを実行する必要がありましたが、調査の中でチャットできるようになったことでより直感的に指示できるようになりました。
こちらの記事がどなたかの助けになれば幸いです。
以上、たかやま(@nyan_kotaroo)でした。







