急にカフェ始めた企業のマーケ担当必見!Google、食べログ、Yelp、Facebookほか申請方法まとめ

急にカフェ始めた企業のマーケ担当必見!Google、食べログ、Yelp、Facebookほか申請方法まとめ

IT企業の従業員をしていると、急に「カフェをやる」なんて話が出たりします。そんなときのために、Webマーケターとして網をどう張ればよいか、この記事で解説します。
Clock Icon2019.06.20

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Developers.IO CAFE、オープン。昨秋「無人レジのシステムできた」って話が出て、イベントにデモ出展して、そろそろ冬かーって頃に「秋葉原オフィスの川向こうにカフェを」って話がまことしやかにささやかれ、年明けに具体化し、2月にオープン&プレスリリース。まるでラブストーリーみたいに突然でしたね。昨日のことのように思い出します(忘れるものか!)。

そんなカフェはNHKをはじめ各メディアに取り上げられるなど好評です。自社のビビッドな動きをいかに露出させるかコントロールするマーケ部も、メンバー1人ひとりのがんばりによって店舗アートディレクションからWebまで手広くコミットできたと思います、嘘です。漏れましたねタスク。IT業界イチ従業員にはフィジカル店舗進出のWebマーケわからないことだらけでした。

今回はそんな反省を込めた記事として、「会社がカフェをオープンしたらWebでやるべきサービス申請&登録マニュアル」的な情報を記事化します。長い社会人生活においては、ITを標榜していた企業の長がある日突然「カフェやるわ!」って言う機会も珍しくありません。そんな方々の役に立てば幸いです。

SNS時代にアカウント作成は必須

プレスリリースも配信され、「たくさんのご来場ありがとうございましたー」などと状況を眺めて数日が経ったある日、同僚からこんな声が聞こえてきました。

「あっ食べログのページできてる」

Developers.IO CAFEは新技術の実験店舗ではあるのですが、実際飲食店として申請もされており、きちんとお客さまをおもてなしする飲食店です。登録しなきゃいけないってこと、すっかり忘れてました。こりゃいかん至急やります。インターネット強者の住まうマーケで洗い出しをした結果、登録する必要があるサービスを次にようにしました。

  • Google(Googleマイビジネス):検索結果に出るので何はともあれ必須
  • Facebookページ:我々おじさんは空港とカフェに来たらチェックインする生き物なので…
  • Twitter:商品情報や開店情報を手っ取り早くお届けする必要があるからアカウントを!
  • 食べログ:もうできてるけど公式情報アップデートしたい
  • Retty:日本でグルメ情報といえば食べログとRetty
  • Yelp!:追って説明しますがあったほうがよい
  • FOURSQUARE:チェックインする人がいると思う
  • トリップアドバイザー:海外の皆さんにも親しんでもらえたら

このうち登録を見送ったものもあります。ぐるなびは「今のところ予約と無縁」、InstagramやTik Tok、mixiは「カルチャーギャップ(主に担当者の世代的な意味で)」など理由はさまざまですが、主に「掲載効果>登録&運用コスト」の観点で選別し、この布陣としました。

Google登録にはアレが必要

21世紀迎えてそろそろ20年ですが、現在もインターネット上で“存在”するためにはまずなんといってもGoogleに認知されることが不可欠と言えるでしょう。ショップや企業など、何か事業を展開する際はWebサイトを作ってGoogleにクロール登録するだけでなく、Googleそのものに刻み込めます。それがGoogleマイビジネスというもの。

このサービスに登録することで、スマホ時代に欠かせないGoogleマップでの店舗表示や、地味に便利なWebサイトとの紐づけが可能になります。また、検索結果右側のナレッジパネルにも表示されますね。

これらを実現させるのに必要なのは「住所」です。Googleマイビジネスに登録申請を行うと、まずGoogleから郵便物が届きます。それを受け取るのが必須条件で、そこに記載されたコードを入力すると晴れて登録完了となるのです。ということでカフェをもし御社でオープンするのであれば、まず住所を取得しましょう。

Facebook&食べログは提出書類に注意

続いてFacebookページと食べログ。これらは「自分たちでなくても登録可能」というインターネットの自由さにあふれる運営方針です。ただFacebookのスポットは店舗表記「Developers.IO CAFE」の大文字小文字が違っていたり、食べログも情報が異なっていたりということがあるので自分たちでコントロールできるようになっておきたい。特にFacebookページは固有のURLも取得できてしまうので、Web担当者的にはなおさらです。ではやっていきましょう。

Facebookページの開設方法

有志がすでに登録したFacebookスポットページにアクセスし、「このスポットのオーナーの方」をクリックします。

すると、次は本当にここのオーナーなのかを問われる画面に。なるほど、土地や事業に紐づく何かがあればいいのだな。カフェ立ち上げに関わったバックオフィスのメンバーに相談し、すぐに出せる書類ということで消防計画の書面を写メで送付しました。

しかし72時間以上経ってFacebookから届いた結果は残念ながら非承認!ちゃんと営業許可証などでないとダメなようです。改めて提出した結果すぐに管理権限が付与され、スポットがFacebookページに進化しました。

▶ Developers.IO CAFE(Facebookページ)

表記修正や店舗情報の入力、アイコン&ヘッダ画像なども入れてひとまず初期作業は完了。皆さまぜひチェックインよろしくおねがいします。

食べログのオーナー登録方法

続いての食べログ。こちらは前述の消防の書類で通りました。一般ユーザーとは異なる店舗会員という種別のユーザー登録を完了させれば、専用の管理画面にアクセスできます。「なるほど、いろんな情報が取れるもんだな」と流れ込んでくる情報の数々に驚いたり感心したりです。

いずれにしても、どちらも「気づいたら勝手に作られていた」というのは本当にありがたいことです。

Twitterをフル活用する(してもらう)ための登録作業

SNSといえば、我らの青い鳥ことTwitterも必須項目の一つですね。

Twitter

カフェはオープン後いや現在もほぼ毎週のようにいろいろな追加機能、商品拡充を繰り返しています。なのでトピックをすぐにお伝えできるよう、カフェから情報発信しないとねということでTwitterアカウントは必須。@deviocafeぜひフォローしてみてください。あっそうそう、スイーツ販売を始めました!

で、Twitterを活用するにはあとひと手間必要になります。ということでYelp(イェルプ)の登録に進みます。

Yelp

Twitterの話をしていてなぜ外部サービス?という話ですが、これは2019年現在TwitterではGPS連動で出てくるツイート場所の情報をこのYelpから取得しています。つまり、こちらでDevelopers.IO CAFEを登録すれば位置情報付きで「デブカフェなう」って言えるわけです。ちなデブカフェという略称は非公式ですし社内でもどうなんだ扱いです。

どこだろう…?と探し、最終的にはビジネスオーナーの窓口で手続き上の問題がないか確認し公開。しばらくしてツイート画面の場所説明にもカフェが出現します。

どんどん入力を続けていき…?

出ました!

Retty、Foursquare……とにかくたくさん!

ほかにも「あれも、あっこれも」とDevelopers.IO CAFEのアカウント登録作業は気づいたベースで進行しました。

Retty

食べログと双璧をなす口コミ飲食店ガイドのRettyはフォーム入力後スムーズに完了。それにしても店舗情報の正確性もユーザー投稿起点とは…コンセプトがしっかりしている。

トリップアドバイザー

海外旅行をしている方なんかは大なり小なり必ず利用するトリップアドバイザー。こちらは同じ区内のカフェ、飲食店で具体的にランキングが出ますね。がんばらんと。

Foursquare

最後はFoursquareです。かつての位置情報ゲーム的な機能はSwarmへと移行しましたが、そこでのチェックインをしてもらうにはやはりFoursquareのスポット登録が必要になります。

このサービスへの登録は、これまでやってきた数々のサービスのと同様、難易度はそんなに高くありません。

初期登録段階でスポットをFacebookページと紐付けるなども可能でした。

しかし、さっきまで書いたサービスと明確な違いがひとつだけあります。それは、「有料」だということ。Foursquareは登録に20米ドルが必要です。そんな! ということで、最後の最後のでこだわり(?)を見せつけられた形にはなりましたが、無事登録は完了しました。皆さん、ぜひSwarmでチェックインしてみてくださいね!切実です。

登録マラソン終了、だがしかし……

紆余曲折ありましたが、こうして登録作業は終了しました。さまざまな登録内容をご覧いただいた方なら「おや?」とわかるのですが、実は各アカウントは現在そんなに更新できていなかったりします。そう、SNSにしろ何にしろ、サービスはただ作るだけじゃないけなかった。カフェとお客様の強い“つながり”を創生するには、きちんとした運用が重要だったのです。

ひととおり作っておいてこの結果にたどりついたのが記事の気付き、でした。カフェはまだ始まったばかり、そのWebマーケもまだまだ、です。今後の活躍にご期待くださいませ!

Developers.IO CAFE

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