MongoDB 読み取り専用GUIツール:MongoDB Compass Readonly Edition を使ってみた
こんにちは、菊池です。
MongoDBのデータを簡単に表示・操作できるGUIツール、MongoDB Compassを以前紹介しました。
この、MongoDB Compass に、読み取りオペレーション専用のReadonly Editionが登場していましたので使ってみました。
MongoDB Compass Readonly Edition
MongoDB Compass Readonly Editionは、Compassのバージョン 1.12 から登場したエディションです。通常のMongoDB Compassと比較して、以下の操作に制限があります。
- 許可されないオペレーション
- データベースの作成・削除
- コレクションの作成・削除
- ドキュメントの作成・削除・編集・複製
- インデックスの作成・削除
- ドキュメントバリデーションルールの作成・削除
Release Notes | MongoDB Compass Documentation
ダウンロードとインストール
MongoDBの公式ページからバイナリをダウンロードすることができます。mac、Windows、RHEL、Ubuntuのバイナリが用意されています。
バージョン、プラットフォームを選択し、ダウンロードを選びます。メールアドレスなどの入力を求められますので、必要事項を入力し、規約に同意するとインストーラがダウンロードできます。
※ Readonly Editionはサブスクリプションの範囲で利用することができます。
起動と接続
早速、MongoDB Compassを起動してみます。
プライバシー設定です。デフォルトでは匿名化されたフィードバック情報等が送信されますので、気になる場合はチェックを外しましょう。
起動しました。mongodが実行されているホストに接続します。ホスト名/IP、SSL設定の有無などを入力し、接続。
接続できました。この時点で、接続したMongoDB内のデータベース、コレクションの情報が取得されます。
コレクションを選択すると、保持しているドキュメントが表示されます。
通常のCompassと異なるのは、オペレーションにfind(参照)のみが実行可能な点です。接続したユーザの権限によらず、参照クエリのみが実行できます。
データの更新があった場合には、リロードを行うことで表示が更新されます。
まとめ
MongoDBのGUIツールである、MongoDB CompassのReadonly Editionを紹介しました。
Compass自体、直感的なGUIで、非常に簡単にMongoDBの操作が可能です。Readonly Editionを使うことで、エンジニアではない利用者でも安全に、データや統計的な情報を簡単に参照できますので、積極的に使っていくことをおすすめできるツールです。