【勉強会レポート】「新定番!Ansible とZabbixで実現する次世代運用管理」に行ってきた
2018年1月9日(火)、新年一発目のイベントとして、恵比寿にて以下の勉強会に参加してきました。
新定番!Ansible とZabbixで実現する次世代運用管理 - connpass
AnsibleもZabbixもトーシローの自分ですが、それぞれの良いところを撚り合わせた非常に内容の濃い勉強会で、ぶっちゃけむっちゃ楽しかったので、その様子をお届けいたします。
__ (祭) ∧ ∧ Y ( ゚Д゚) Φ[_ソ__y_l〉 Ansible,Zabbixダワッショイ |_|_| し'´J
レッドハット様提供の会場の様子
会場は、レッドハット株式会社様提供の恵比寿ネオナート5階セミナー会場。定員が80名だけあって、なかなかの広さです。
受付にはお菓子が!ありがたい。早めに着いたので沢山ありました。空気を読まずに5個ほどつかみ取り。
会場手前入口付近にAnsibleTシャツプレゼントコーナーが!
re:Inventに行ったときも思いましたが、ほんまIT系はTシャツ好きですね。自分もTシャツ大好物なので、空気を読まずにSサイズを1つゲット。
Ansible、Zabbixステッカーもありました。
もう既に自分のmacの背面は貼るスペースが全然ないんですが、ステッカーも大好きなので、空気を読ま(ry
そんなこんなでウキウキしている間に勉強会が始まりました。
第一部「Zabbix with Red Hat Ansible Automation」
【講師】レッドハット Ansible エヴァンジェリスト 平田 千浩 先生
セッション内容の概略
(資料は近日公開予定とのことです)
聴講後の感想
恥ずかしながらAnsible Towerについてはほとんど知見がなかったので、その周辺の話が面白かったです。
Ansible Towerが必要とされた背景について、Ansibleそのものの歴史や設計思想を振り返りながら説明いただいたので、Ansibleド素人の自分にも非常に楽しいセッションでした。ZabbixにはAnsible用モジュールが複数用意されているとのことで、それらを利用することで監視対象の追加を動的にやってしまう内容もあったり、Zabbixと連動させることで、使える幅が物凄く広がるなぁという印象です。
ぶっちゃけ「Ansibleってなんやねん?」という人でも、他の似たような構成管理ツールとの違いなどもすっきり把握できる資料となっているので、是非一読いただくことをオススメいたします。
Ansibleブロガー募集のお知らせ
Ansibleブロガーも絶賛募集中(おみやげもあるよ!)とのことなので、我こそは!というかたは、どしどし手を上げていただくと良いかと思います。
#ljstudy なんかもらえる? pic.twitter.com/SOMZlknVry
— prototechno (@prototechno) 2018年1月9日
第二部「今だからこそ活用したいZabbix運用管理」
【講師】Zabbix スペシャリスト 九龍先生(@qryuu)
セッション内容の概要
- Zabbixとは
- 用語集
- Zabbixの構成要素
- Zabbixの権限管理
- Zabbixとテンプレート
- Zabbixのアクション概要
- Zabbixの通信タイプ
- アイテム設定詳細
- トリガー設定概要
- アクション設定概要
- Zabbixのリリースサイクル
聴講後の感想
「Zabbix全体像をおさえるなら、これ聞いとけばええんやで!」と言わんばかりの、すごい分量と熱量のセッションでした。
Zabbixの全体構成や各サーバーの役割、構成要素の解説から始まり、Zabbix独自の用語(ホスト、アイテム、トリガー、LLD設定)の使い分けの説明、また、運用段階における注意事項(メンテナンスモードの使い方など)、複数サーバーのリソース監視に必要なリソースクラスタの監視まで、事細かに説明いただきました。
セッション中、以下のツイートを目にしましたが、まさにそんな感じです。
#ljstudy Zabbix の解説、これで教科書一冊書けそう・・・!ただ何となく使っていたけど、学びが多い。
— Manami Taira (@mana_cat) 2018年1月9日
「Zabbixってなに?」という人よりは、「いくらかは触っているけれどもう一段階掘り下げたいなぁ」という人が、Zabbixの各機能を網羅的に把握するのに非常に良い資料だと思います。
LT枠(1) 「ネットワークエンジニア的Ansibleの始め方」
自分にとっては、むっちゃマニアックで面白かったですw
そもそもネットワーク機器に対してAnsibleを使おうという発想がまったくなかったんですが、Ansibleを使うことのメリット、モジュール選定方法、ネットワーク機器の選定方法(仮想環境の利用)などについて紹介されていました。ネットワーク機器のオンラインサービスなんてあるんですね。
自分もネットワークの勉強用に、何かブツを用意したいなぁと考えていたところだったので、そこにAnsible適用できたらいろいろ捗るでぇと夢が膨らみました。
LT枠(2) 「Ansibleで構成管理。〜たったひとつの冴えたやりかた〜」
某SFのタイトルをパクったといういわくつきの(?)LTでしたが、Ansibleを長きに渡って運用する上で、必ず意識しておくべき点の解決方法が、超具体的に提示されていて面白かったです。
- Playbookと変数をわける
- hash_behaviour = merge
- 変数、Fact一覧を出力して管理
最終的に、変数,Fact一覧をパラメータシートとしてGit管理する=構成管理!という流れです。
Playbookに変数べた書きすると、取り回しや管理が難しくなるのは誰しも考えるところだと思いますが、その先どうやって運用していくか含めてのヒントとして、非常に重要な知見ではないでしょうか。
特別LT「Ansibleブログ活動報告2017」
「Ansible愛、凄すぎやべぇ」 てのがLT聞いた感想でしたw
Ansibleに関するブログ記事を380個投稿したり、Ansibleの話題だけで飲み会で人を5時間拘束したり、(Ansible モジュールの歴史)という記事では、全バージョンごとのモジュール対応表をスプレッドシートが真っ黒になるまで出力したり、なんせAnsible愛をガンガンに感じました。
参加してみた所感
講師の方々皆さんの発表内容が全て濃くて、非常に楽しかったです。会場の雰囲気もよく、「みんなAnsible、Zabbix好きなんやなぁ」という空気感が心地よかったですね。
自分は、AnsibleもZabbixも、ほぼトーシローなんですが、そのプロダクトの全体感と同時にマニアックな情報も得ることができた点が良かったです。また、機会があれば参加してみたい!
当日の雰囲気は、こちらのtoggeterでもつかむことができるので、気になった方は合わせて参照ください。
新定番!Ansible とZabbixで実現する次世代運用管理(初演) #ljstudy - Togetter
それでは、今日はこのへんで。濱田(@hamako9999)でした。