コーディングなしでサクッとAlexaスキルを作成できるサービス「Storyline」を試してみた | Developers.IO

コーディングなしでサクッとAlexaスキルを作成できるサービス「Storyline」を試してみた

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はじめに

コーディングなしでAlexaカスタムスキルを作成できる「Storyline」を試してみたので、レポートします。

Storylineとは

Storylineはベラルーシ発の、ノンコーディングでAlexaのカスタムスキル・フラッシュブリーフィングスキルを作成できるサービスです。
一部の機能(フラッシュブリーフィングの定期ポスト等)を除き、ほとんどの機能を無料プランで利用することができます。
また、英語・ドイツ語に加え日本語のスキルも作成することが可能です。

やってみた

まず、「Storyline」にアクセスしてサインアップします。
Googleアカウントが必要になります。

スキルの作成

サインアップ後、「New skill」から「New custom skill」を選択してカスタムスキルを作成します。

スキル名を入力し、言語を「Japanese」に設定し、スタート。

スキルを作成すると、キャンバス上に「Welcome Block」が表示されるので、そちらをクリックします。
左下のデバイスアイコンをクリックして、スキルを起動した際にAlexaが発話する内容を入力します。

次に、Alexaの発話に対するユーザー側の発話を入力します。
人のアイコンをクリックして、想定する発話を入力します。

ユーザーの発話を入力後、矢印アイコンをクリックしてインテントブロックを作成します。

これで、Alexaの「今日の気分はどうですか?」に対して、ユーザーが「最高」といった場合は「最高」インテントブロックへ遷移することになります。

「最高」ブロックをクリックして、ブロックへ遷移した場合にAlexaに発話させる内容を入力します。

同様にして、ユーザーが「気分悪い」といった場合のケースを追加してみます。

次に、ユーザーが想定外のことを発話した場合の処理を追加します。
真ん中の窓っぽいアイコンをクリックします。

ブロック内に「else」が追加されるので、矢印アイコンをクリックして「else」ブロックを作成します。

「else」ブロックをクリックしてAlexaに発話させる内容を入力した後、「Welcome Block」へ遷移するように設定します。
「else」ブロックの矢印アイコンからどの発話へ遷移させるかを選択します。

これで、想定外の発話が来た場合は、もう一度気分を聞き直してくれるようになりました。

以上で、簡単な会話をするスキルが作成できました。

スキルのテスト

では、実際に作成したスキルを使って会話のテストをしてみます。
Storylineでは、ブラウザ上でそのままスキルのテストを行うことができます。

画面上部の「Play」をクリックします。

テスト用のプロンプトが表示されるので、「Start」をクリックするとスキルが起動し、会話テストをすることができます。1
(ブラウザのマイク利用を許可する必要があります)

スキルのデプロイ

最後に、実際にEchoデバイスでスキルを利用(テスト)できるように、デプロイしてみます。
通常のスキル開発のようにAmazon Developer開発者コンソールで設定する必要は無く、Login with AmazonでAmazonアカウントを連携するだけでスキルをデプロイできます。

(但し、Amazon Developerアカウントが登録されており、Alexaのカスタムスキルが開発できる状態になっている必要があります。
Amazon Developerにアカウントを登録されていない場合は、こちらを参考にAlexa開発アカウントを作成しておいてください)

画面上部の「Deploy」をクリックします。

「Connect Amazon」をクリックします。

Amazon Developerに登録しているメールアドレスでサインインします。

Storylineへ許可するアクセス権やプライバシー規約を確認し、問題なければOK。

デプロイが開始され、数分間ほど待てば完了します。

完了後、アカウントに紐付けられたEchoデバイスでスキルを実行することができます!
ノンコーディングでスキルのデプロイまで行うことができました。

開発者コンソールがどうなっているか見てみる

さて、デプロイされたスキルは実際開発者コンソールではどのようになっているのでしょうか。
ちょっと覗いてみます。

自分のアカウントのカスタムスキル一覧を開くと、デプロイされたスキルが追加されています。

バックエンドのエンドポイントを見ると、LambdaではなくStorylineのAPIが指定されているようです。

最後に、Alexaアプリを見てみるとちゃんとスキルが有効になっていますね。

おわりに

コーディングなしでAlexaのスキルを開発できるStorylineを触ってみました。
バックエンドを全く気にすること無く、ブラウザ上で会話を組み立てるだけでスキルを作成することができました。
ブラウザ上で会話のフローを作成するインターフェースも直感的でわかりやすく、数十分でサクッとスキルをデプロイできたのは驚きでした。

  • Alexaのスキルを作ってみたいけどプログラミングやAWSに慣れていない
  • デザイナーが会話をデザインし、そのままスキルを作ってデプロイしたい

といったようなケースで、本サービスはかなり有効な選択肢になるのではないかと思います。
今後も、Storylineのさらなる進化に期待したいと思います。

それでは。


  1. Alexaと微妙に声が違うので、どうやらPollyのMizukiさんと会話をしているようです:)