「music.jp」のエムティーアイ様社内ハッカソンに行ってスマートスピーカーソリューションのアイデア出しをお手伝いしてきた。 #Alexa

2018.03.20

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こんにちは、せーのです。

今日は、「music.jp」「ルナルナ」などのサービスでおなじみの株式会社エムティーアイ様の社内ハッカソンにお呼ばれしまして、アイデア出しのヒントとして講演させてもらいましたので、そのフォローアップを書きたいと思います。AlexaやGoogle Homeなどのスマートスピーカーを使って何かサービスを作りたい、という方のヒントになれば幸いです。

エムティーアイ様社内ハッカソン

エムティーアイ様ではこれまでも定期的に社内ハッカソンを開催されており、エンジニアの方々がその腕とアイデアを磨いています。中でもいいものは実際のサービスに昇格することもあるそうで、みなさん楽しみながらも真剣に取り組んでらっしゃいます。ちなみにエムティーアイ様のテックブログはこちら

そんな社内ハッカソン、今回のテーマは「スマートスピーカー」。アイデアソンから始まり、4日間かけて出したアイデアを形にして作り切るところまでいきます。ただ「スマートスピーカー」はなかなかサービスとしてのイメージがしにくい分野でもあります。そこでスマートスピーカーを使ったサービスはどのようなものが可能なのか、その発想のヒントとなるためのインプットということで、「駅すぱあと」でおなじみ、ヴァル研究所の飯塚様と共になんと、私せーのがお話させて頂きました。
講演後は参加者の皆さんと座談会が組まれ、色々興味深いお話が聞けました。皆さんとてもエンジニアリングを楽しんでいる空気感が伝わり、とても楽しい時間を過ごしました。

登壇資料(出せるところだけ)

こちらが登壇資料になります。

今回はアイデア出しのヒント、ということでAlexaを使ってこんなことができるよ、というトータルソリューションをいくつか提案させていただきました。まだクラメソ内でも研究中の技術もいくつかお話したので、外に出せる分だけアップされています。実際の講演ではデモ動画を交えてもう少し細かく提案しました。

伝えたかったこと

講演中も繰り返しましたが、サービスを作る、という根幹はどの分野でも変わらず「UXの向上」にあります。
音声を使ったソリューションは現在はまだ珍しい存在のため、どうしても音声のみで完結させようとしてしまいがちです。しかし、「音声」は一つのインターフェースに過ぎず、そこに固執する必要はありません。タッチパネルの方が使いやすい場合はタッチパネルを使ったほうが良いですし、Face IDの方が便利であればFace IDを組み込めばいいのです。

厳密には「Echo」と「Alexa」は違います。「Echo」は「Alexa」を動かすデバイスであり、Echoで出来ないからと言ってAlexaでできないわけではありません。EchoがBluetooth通信が音楽系しか出来ないからと言って、サービスのインターフェースプロトコルからBluetoothを外してしまうのは尚早です。

様々なサービスやAPIを組み合わせて音声にとどまらず表現力を上げていく努力や、インプット・アウトプットをあえて音声以外のインターフェースにて行うことで総合的なUXを向上させていく、という感覚は、これからの音声サービスのコアな考え方となっていくと思います。特に「カメラ」「電話」「P2P」あたりがキーワードになっていくと考えます。

まとめ

そんな感じで主に「これからの音声サービス」に主軸を置いてお話をしてきました。座談会ではビジネス的なお話など、夢だけではなく地に足の着いた議論もさせて頂き、大変有意義な時間でした。
4日後、どんな音声ソリューションが出来上がるのでしょう。私も今から楽しみです。

※「おう、せーの。うちでも何かしゃべれや」という方は、お気軽にリクエスト下さい。色々な方とお話できるのを楽しみにしています。