[レポート] キーノートセッション-Alexa スキル Learning Day #Alexadevs #Alexaラーニングデー
せーのでございます。
12/13(金)に東京は目黒、Amazon東京オフィスにて行われましたAlexaスキルの最新情報や機能を紹介するイベント「Alexa スキル Learning Day」が行われました。
海外スキルDeveloperやAmazon本社のプロダクトマネージャーなど様々なスピーカーのセッションがあり、今回はその中からキーノートセッションの模様をレポートいたします。
スピーカー
アマゾンジャパン合同会社アレクサ ビジネス本部 本部長
柳田 晃嗣氏
2019年に発表されたAlexaスキル機能の最新情報やAmazon Echoシリーズ、そしてAlexa Everywhereとしての展望などをご紹介します。
レポート
- Amazonという会社は1997年から米国でオンラインで本を販売するところから始めた
- 創業者のジェフ・ベゾスは「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」というビジョンを掲げている
- テクノロジーとのインターフェースは1970年代はスクリーン上に表示されたものをキーボードで叩くところから始まった
- 80年代にGUIが登場。マウスを使って直感的にコンピュータを扱うことができるようになった
- 90年代後半にインターネットという形で様々な情報を手にする環境の中でYahooやGoogleなどのサービスが出てきた
- 2000年代からスマートフォンによるアクセス、ポータブルデバイスを使ったテクノロジーが出てきた。LINEなどのサービスが登場。
- そこでユーザーのニーズを満たしているのだろうか、と愚直に考えた
- タッチやキーボードが使いにくい場面
- そろそろ寝ようかな、というときに起きて電気のスイッチを切る
- 当たり前の「ちょっとやりたくないこと」
- 忙しい朝の時間帯
- 手が汚れている、濡れていて触れない、という時
- 運転中、スマホは絶対触れない
- 赤ちゃんのお世話中
- ITが苦手な人、細かい文字が見えにくい人
- 視覚にハンディキャップを持っている人
- 従来のインターフェースに代わるものとしての「VUI(Voice User Interface)」
- 音声ならではのユーザー体験
- Alexa Everywhere
- 音声インターフェースをいつでもどこでも誰にでも使える
- どこにでも持っていける(ユビキタスなど)、というものではなく、行った場所にすでにある、という世界
- 15言語、80ヶ国に対応
- コンセプトブランドとしてAmazonが制作、提供してきたのがEchoシリーズ
- 2017年から日本語に対応
- 2018年に初めてスクリーンのついたシリーズを発表
- 2019年はマルチモーダルを中心に普及
- 日本ではスクリーン付きが人気
- 「スマートスピーカー」と言われるがEcho Inputなどはスピーカーがついていない
- 最近発表されたもの
- echo flex: コンセント付きのEcho。flexは「flexibility」の略
- echo dot with Clock: LEDで数字、文字を表示できるようになったecho dot
- echo(第3世代): dolby対応のプレミアムスピーカー。価格を下げた。2台ペアリングするとステレオで使える
- echo studio: 高い音質を突き詰めたechoシリーズ。dolby Atmos対応。360度の立体音響を体感できる
- USのみ発売
- echo show 8: 8inchのecho show
- echo buds: 完全ワイヤレス型のイヤホン
- Day 1 Editions
- echo loop: 指輪。タップすることでAlexaに声をかけられる
- echo frames: メガネ。Alexaと人をいかに近づけるか、という実験
- APIs
- AVSとASK
- Alexa搭載デバイス、Alexa対応デバイス、Alexaスキル
- パートナー企業や個人に公開
- Alexa Built-In: Alexa搭載デバイス
- Echoシリーズ以外にAlexaが搭載されているデバイス
- Bose, Jabra, SONOSなど
- Work with Alexa: Alexa対応デバイス
- Alexaを使ってコントロールできるデバイス
- 電球やテレビ、掃除機など
- Alexaスキル
- Alexaの標準機能以上にい多くの機能を追加する
- モバイルアプリのようなものだがクラウド上なのでインストールする必要がない=> スキル(能力)、と呼んでいる
- クロネコヤマト、出前館、クックパッド、アルク、ラジコ、イケメン
- 3000を超えるスキルが日本語で対応可能に
- 新機能
- 定型アクション
- 覚えやすいフレーズでスキルを自動化
- 話しかけなくても決めた時刻でAlexaを使いたい
- カスタムスキルを入れられるようになった
- 「Alexa, おはよう」で電気をつけ、テレビをつけて、Yahooニュースを読む、、、など
- flexには下にUSBの口があり、ライトやモーションセンサーがつけられる
- スキルの収益化
- Amazon Pay / スキル内課金
- 100以上のスキルが収益化
- パーソナライズ
- ユーザーの声を識別する「音声プロフィール」
- 話しかけた人の音声を識別して個別に登録できる
- Web API for Games(Developer Preview)
- HTMLやCanpas, Web GLなどでの表現ができるようになった
- ジェフ・ベゾスのリビングルームには暖炉が2つある。DreamerとBuilderという名前がついている
- まずDreamerが「こんな世界があったらどうだろう」と見せる
- 感化を受けたBuilderが動き出す
- Builderが土台を築くとDreamerがその上に立ってさらなる夢を見る
- これを繰り返すことでイノベーションは加速する
- 一人一人がDreamerでもありBuilderでもある
- どんな世界を作りたいのか。どんな日本を作りたいのか。豊かな生活とはなにか
- 人間の欲求の上のレベルに到達することが豊かな生活ではないか。そこにAlexaはどんな貢献をできるか
- 日本がそんな国になったら世界の人がそれを見に来るようになったら素敵
- スタートレックの夢に触発されてAlexaはつくられた
- これからの夢は皆さんと一緒に作っていく
- 来年1月からAmazon Prime Videoでスタートレックのオリジナルが放映予定(USのみ)
- スタートレックの有名なセリフにmake it soというものがある
まとめ
Alexaの歴史を一気に振り返る内容でした。DreamerとBuilderの話は最近のAmazonのメインテーマですね。