Alteryx 2018.3新機能:全プロダクト(Designer/Server/Connect/Promote) リリース内容まとめ #alteryx

2018.08.29

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

Alteryxの新しいバージョンである「v2018.3」がリリースされたのは下記シリーズ内エントリでもご紹介し始めましたが、今回のv2018.3ではAlteryx各種プロダクトでそれぞれの機能追加・改善対応が為されています。

当エントリでは、それら各種製品で紹介されている内容(それぞれのページで機能について言及されている)を、全容を把握する狙いでひとまとめにしてみました。(詳細エントリを公開しているものは関連トピックと紐付けてリンクを紹介していますので、合わせてお読み頂けますと幸いです。)

目次

 

Alteryx Designer 2018.3

Alteryx Designer 2018.3のリリースノートは以下です。

このページで紹介されている新機能・改善点は以下の通り。

データベース

ESRI
ジオデータベース(拡張子:*.gdb)への書き込みをサポートするようになりました。
Oracle&SAP Hana Stored Procedure
Pre SQLおよびPost SQLステートメントを介してアクセスできるようになりました。
Apache Spark
Microsoft Azure HDInsightへの書き込みをサポートするようになりました。

ツール

新ツール:Interactive Chart tool
ワークフロー内のデータを視覚化(任意のグラフを表示)する事が出来るツール。生成されたチャートはレポートへの追加(byビジュアルレイアウトツール)、異なるファイルタイプとして出力(by レンダーツール)、ダッシュボードへのパブリッシュ(Insightツール)等が可能。
Alteryx2018.3新機能:Interactive Chartツールでグラフ作成がより便利になりました! | Developers.IO
新ツール:Insight tool
インタラクティブなダッシュボードを作成して、データをより詳細に把握することが可能になりました。
新ツール:Python tool(with Jupyter)
PythonコードをAlteryx Designer上で直接実行出来るようにするツールです。組み込みIDE(Jupyter Notebook)を利用しています。
機能アップデート:EMail tool
自動的に検出されたSMTPを削除してセキュリティを強化。
機能アップデート:Salesforce Input tool
クエリビルダーの出力フィールドに関して、「フィールドを選択しない場合は以前は全てのフィールドを返す」という挙動でしたが、今後は「フィールドを選択しない場合は何も返さない」という挙動に変わりました。

SDKサポート

C++ SDKの一般利用が可能に
Alteryx C++ SDKを使用して、カスタムAlteryxプラグインツールを作成出来るようになりました。
カラーピッカーウィジェット
カラーピッカー(ColorPicker)ウィジェットを使用して、ユーザーが16進数カラーコードの入力・選択が出来るようになりました。
SimpleString data item
encryptionModeで実行出来るようになりました。
Tool Verification Checklist
カスタムツールが基準を満たしていることを確認可能です。

その他機能拡張

  • Alteryx License Serverを使用して、ファイアウォールの背後からオフラインでAlteryx製品をアクティブにできるようになりました。
  • ConnectアセットでWindows認証を使用できるようになりました。
  • ワークポイントの任意の場所にキャッシュポイントを設定して、そのポイントまで処理されたデータを一時的に保存することができるようになりました。
  • Alteryxサーバのプライベートギャラリーにワークフローを保存しながら、あなたが労働者の割り当て権限を与えられている場合、あなたは、特定のワーカー上で実行するようにワークフローを割り当てることができるようになりました。
  • ツールのワークフローサンプルが追加となりました。主な追加内容は以下の通り。
    • Blob Convert
    • Blob Input
    • Blob Output
    • JSON Parse
    • Throttle
    • Interactive Chart
  • スペイン語とポルトガル語のAlteryx Designer 2018.3のベータ版にアクセスできるようになりました。(近日公開予定)
  • Sample toolとText to Columns toolのツール設定ウィンドウが拡張されました。

 

Alteryx Server 2018.3

Alteryx Server 2018.3のリリースノートは以下です。

このページで紹介されている新機能・改善点は以下の通り。

サーバージョブの優先順位付け
サーバ管理者は、各作業者がどのジョブを実行するかを制御したり、優先度の高い要求に対して特定の作業者を予約したりするために、優先度を作業者に割り当てることができるようになります。
サーバーワーカーの割り当て
ワーカーにジョブタグを追加して、各ワーカーが実行するジョブを制御できるようになります。

 

Alteryx Connect 2018.3

Alteryx Connect 2018.3のリリースノートは以下です。

このページで紹介されている新機能・改善点は以下の通り。

データソース

次のデータソースからメタデータをConnectにアップロードできます。

  • Azure Data Lake Stores
  • Azure Data Catalog
  • Alteryx Insights
  • Impala Database

その他機能拡張

  • 管理者は、ユーザー自身のサインアップを無効にできるようになりました。
  • ユーザーはConnectの検索からコミュニティを検索できるようになりました。
  • 信頼できる外部WebサイトからのTableauレポートなどのページを資産の説明に埋め込むことができるようになりました。
  • "Asset recommendation"(オススメの資産)機能が利用可能となりました。(※ベータ版)
  • Connectは、Alteryx Insights、Azure Data Catalog、Impala Databaseからメタデータを受け入れるようになりました。
  • 接続されたギャラリーとの接続で新しいローダーを実行できるようになりました。

 

Alteryx Promote 2018.3

Alteryx Promote 2018.3のリリースノートは以下です。

このページで紹介されている新機能・改善点は以下の通り。

  • [Analytics]タブ:選択したモデルの監視ダッシュボードとして機能し、要求、モデルの待ち時間、失敗、および成功に関する情報を提供します。[履歴]タブには、選択したモデルのすべての予測要求のログが表示されるようになります。
  • 予測ログは、開発環境または実稼働環境でオンまたはオフにすることができるようになります。

まとめ

という訳で、Alteryx 2018.3の各プロダクトに於ける新機能及び改善点に関する内容のご紹介でした。ざっと見た限りでも、非常に便利且つ嬉しい機能が今回のバージョン2018.3では取り揃えられている感じがします。当ブログでも気になったものから詳細を解説して行きたいと思いますので、合わせてキャッチアップして頂けますと幸いです!

Alteryxの導入なら、クラスメソッドにおまかせください

日本初のAlteryxビジネスパートナーであるクラスメソッドが、Alteryxの導入から活用方法までサポートします。14日間の無料トライアルも実施中ですので、お気軽にご相談ください。

alteryx_960x400