子供に毎日言うセリフをAlexaで自動化
小学生の子供がいる親としては、気づくと毎日繰り返しているセリフがあります。夜は「早く寝なさい」、朝は「学校に行くまであと○○分だから急ぎなさい。準備はできたの?」といったセリフです。
また、天気予報の確認など、毎朝スマホで確認している情報もあります。
我が家では、こうした毎日のセリフをAlexaで自動化しています。この記事では、その方法をご紹介します。
定型アクション
Alexaには、「定型アクション」という機能があります。これは、特定の実行条件の際に実行するアクションを指定するものです。
今回は、毎週月曜日から金曜日、19時30分になったら「あと30分で寝る時間ですよ。明日の用意をして、寝る準備をしましょう。」とAlexaに話をさせる設定をサンプルとします。
定型アクションの設定画面は、iOS向けAlexaアプリでは、
- 画面下部のメニューから[その他]を選択
- [定型アクション] を選択
という操作でアクセスすることができます。
1. 実行条件
記事執筆時点では、実行条件には次の4つが指定できます。
- 開始フレーズを設定
- 時間を指定
- スマートホーム
- アラーム
今回はこのうち、[時間を指定] を選択して、次のように設定します。
- 繰り返し: 月曜から金曜
- 時刻: 19時30分
2. アクション
次に、実行条件を満たした場合のAlexaの動作内容を設定します。今回のサンプルでは、月曜から金曜の19時30分になった場合の動作になります。
記事執筆時点では、アクションには次の項目が指定できます。
- Alexaのおしゃべり
- IFTTT
- カレンダー
- サウンド
- スキル
- スマートホーム
- デバイスの設定
- ニュース
- ミュージック
- メッセージ
- 待機
- 天気
- 日付と時刻
なお、アクションには複数指定できます。アクションを複数指定したあとで、画面でアクションの実行順序を変更することもできますが、スキルの実行は最後のアクションである必要があるなど制約がありますので、順序を入れ替えて試してみるのがよいと思います。
今回は、
- [サウンド] → [その他] → [トランペット] を鳴らす
- [Alexaのおしゃべり] → [カスタム] → [あと30分で寝る時間ですよ。明日の用意をして、寝る準備をしましょう] としゃべる
と設定しました。
家の中に複数のEchoデバイスがある場合、今回の内容だと、実行する時間に子供がどの部屋にいるか予測がつかないため、アナウンス機能が使えればと考えましたが、現時点では定型アクションでアナウンスする設定が見つかりませんでした。そのため、時間をずらして複数のEchoデバイスに対して定型アクションを設定しています。
応用例
- 子供が寝る1時間前、30分前、10分前にアナウンスする
- 子供が起きた頃合いに天気予報スキルを実行して傘が必要かを判断させる
- 通勤する家族がいる場合は、朝の時間に鉄道の運行情報スキルを起動して電車の運行が正常かを確認する
- 決まった時間に [ミュージック] → [Amazon Music]で「学校のチャイム」を再生する
実践してみて
この「毎日言うセリフをAlexaで自動化」を試していますが、こうした定型のセリフを自動化するだけでも、随分と親の負担が減るなという実感があります。その分、宿題やテスト勉強などに自分の力を注げるイメージがあります。小さな事柄のようなイメージがありますが、自動化いただけると、その効果を実感いただけるかと思います。