AWS Builder Center 新機能 - 無料サンドボックスで Claude Code ワークショップを試してみた

AWS Builder Center 新機能 - 無料サンドボックスで Claude Code ワークショップを試してみた

AWS Builder Center の一部ワークショップに無料サンドボックス環境が追加されました。対応ワークショップでは、Builder ID があれば自前の AWS アカウント不要で、ワークショップ用の初期環境を使ってハンズオンを体験できます。リクエストからワークショップ環境オープンまでの流れを紹介します
2026.07.09

はじめに

2026年7月8日、AWS Builder Center のワークショップで無料サンドボックス環境が利用可能になったことが発表されました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/07/aws-builder-center-sandbox/

これまで Builder Center のワークショップをセルフで受講するには自前の AWS アカウントが必要でしたが、サンドボックス環境の追加により対応ワークショップでは Builder ID のみで受講できるようになりました。

自前AWSアカウントで実施 無料サンドボックス利用時
必要なもの AWSアカウント Builder ID
費用 利用したAWSリソース分は自己負担 無料
環境準備 自分のAWSアカウント上にリソースを作成 ワークショップ用の初期環境が提供される
利用時間 自己管理 準備完了通知から8時間
利用頻度 制限なし 週1回

検証内容

サンドボックス対応ワークショップの確認

Builder Center のワークショップページには、2026年7月9日時点で223件のワークショップが一覧表示されています。

https://builder.aws.com/workshops

左サイドバーの「Workshops」メニューに「新着」バッジが付いています。

ワークショップ一覧

アクセスフィルターで「無料サンドボックス環境」を選択すると、対象のワークショップに絞り込めます。2026年7月9日時点では7件が対象でした。

無料サンドボックスフィルター

ワークショップ名 所要時間 レベル
Amazon Quick を使用したストーリーテリングベースの AI を活用したインサイトと自動化 3時間 100-基礎
Amazon Bedrock上のClaude Code 3時間 300-上級
AWS Step Functions ワークショップ 3時間 200-中級
Claude Code、Kiro、AgentCore、Strands AgentsによるAmazon Bedrockでの開発 4時間 200-中級
エージェンティック AIワークフローの構築とスケーリング 2時間 300-上級
AI-DLC ワークショップ 4時間 300-上級
AWS Transform custom - コード変換を自動化し技術的負債を大規模に解消 1時間 300-上級

7件のうち多くが生成AI・Amazon Bedrock関連です。対象ワークショップは今後拡大予定とのことです。

サンドボックス環境のリクエスト

今回は「Amazon Bedrock上のClaude Code」のサンドボックスをリクエストしてみました。ワークショップの右上にある「無料サンドボックス環境をリクエスト」をクリックすると確認ダイアログが表示されます。

リクエスト確認ダイアログ

確認ダイアログの内容:

  • 準備に約15分かかる場合がある
  • 環境が準備できたという通知を受け取ってから8時間後に終了する
  • 週に一度、無料サンドボックス環境をリクエストするか、独自のAWSアカウントでワークショップを受講できる

「リクエスト」ボタンをクリックすると、画面上部に緑のバナーで「無料サンドボックス環境を準備しています」と表示されます。その後「あなたのワークショップ」タブに自動遷移し、ステータスが「環境を準備中」になります。

準備中

サンドボックス環境のオープン

環境の準備が完了すると、メールで通知が届きます。

メール通知

今回は10:50にリクエストし、11:12に準備完了通知を受け取りました。画面上では「準備に約15分かかる場合がある」と案内されていましたが、今回の実測では約22分かかりました。所要時間は状況により変動すると考えられます。

準備が完了すると「無料サンドボックス環境へ移動」ボタンが有効になります。

サンドボックスオープン

Workshop Studio への遷移

「無料サンドボックス環境へ移動」をクリックすると、Workshop Studio のサインイン画面が表示されます。「AWS Builder ID」を選択してサインインします。

Builder ID サインイン

イベント詳細とTerms and Conditionsの確認画面が表示されます。同意して「Join event」をクリックします。

Review and Join

Workshop Studio ダッシュボード

Workshop Studio のダッシュボードが表示されます。左サイドバーにはワークショップの目次(Lab 1〜5)が並び、「AWS account access」セクションからAWS環境情報にアクセスできます。

Workshop Studio ダッシュボード

提供される環境情報は以下の通りです。

  • AWSマネジメントコンソールへのリンク(初期表示リージョン: us-west-2)
  • AWS CLI一時認証情報(使用可能リージョン: us-west-2, us-east-1)
  • ワークショップ固有のリソース情報(Event outputs として12件)

ワークショップコンテンツ

「Get started」からワークショップの内容を確認できます。今回試した「Claude Code on Amazon Bedrock」はLevel 300(上級)、所要時間約3時間の本格的な内容です。

ワークショップコンテンツ

日本語にも対応しています。Content preferencesでLanguageを「日本語」に切り替えると、ワークショップのタイトルや説明が日本語で表示されます。

日本語化

ワークショップのLab構成(クリックで展開)

はじめに: 環境セットアップ(Workshop Studio、IDE、AWS環境)

Lab 1: チームのためのClaude Codeセットアップ

  • 環境の設定
  • (オプション)Bedrockサービスクォータを理解してキャパシティを計画する
  • (オプション)基本的なコストの監視
  • (オプション)IDとアクセスパターンの選択
  • (オプション)IDE拡張機能のインストール

Lab 2: チーム標準とワークフローの確立

  • CLAUDE.mdとカスタムコマンドでチーム標準を確立する
  • vibe codingから仕様駆動開発へ: EPCCワークフロー
  • Agent Skillsとコンテキストエンジニアリングでワークフローを拡張する
  • タスク、チェックポイント、自律作業機能で大規模プロジェクトを管理する
  • (オプション)セッション生産性のヒントを探索する
  • (オプション)gitと並列ワークフローを使用する
  • (オプション)外部連携でClaude Codeを拡張する

Lab 3: 高度なワークフローの実装と配布

  • ウェブ検索を追加
  • 標準ワークフローをプラグインとしてチームに配布する
  • サンプル: セキュリティレビュー / セキュリティ適用フック / スマートにドキュメント作成 / 品質ゲート

Lab 4: モニタリング・コスト管理・セキュア運用で安心してスケール

  • Claude Apps Gatewayを通じて接続
  • ゲートウェイで支出を制御
  • Claude Apps Gatewayプロダクションパターン
  • モニタリングと可観測性(OpenTelemetry、メトリクス、ダッシュボード)
  • (オプション)分析とレポーティング / ユーザーごとの使用量モニタリング / ガバナンス

Lab 5: Amazon Bedrock AgentCoreでClaude Agent SDKをデプロイ

  • 次のステップ: チームへのデプロイ

チーム環境のセットアップから、ワークフロー標準化、セキュリティ・コスト管理、Agent SDKのデプロイまでカバーしています。

実際にLab 1の環境セットアップを進めると、ワークショップ環境で提供されたVS Code Server上でClaude Codeが起動し、Amazon Bedrockをバックエンドとして利用する設定まで完了できました。

ワークショップラボ

マネジメントコンソールとCLI認証情報

左サイドバーの「Open AWS console」からマネジメントコンソールにアクセスできます。今回のワークショップではマネジメントコンソールの初期表示リージョンは us-west-2(オレゴン)でした。

マネジメントコンソール

「Get AWS CLI credentials」からは一時認証情報を取得できます。ターミナルにコピペしてすぐにCLIを利用できます。

AWS CLI認証情報

今回のワークショップでは、使用可能リージョンが us-west-2 と us-east-1 に制限されていました。

週1回制限の挙動

前述の確認ダイアログに「週に一度」と案内されている通り、サンドボックス環境のリクエストには週次の制限があります。リクエスト済みの状態で別のワークショップの「無料サンドボックス環境をリクエスト」にホバーすると、次にリクエスト可能になるまでの日数が表示されます。

週1回制限

「あと3日で別の無料サンドボックス環境をリクエストできます」と表示されました(リクエスト日は木曜日で、日曜日を起点とする週次リセットと推測されます)。

まとめ

AWS Builder Center の一部ワークショップに無料サンドボックス環境が追加されました。対応ワークショップでは、Builder ID があれば自前の AWS アカウントなしでハンズオンを始められます。

今回試した「Amazon Bedrock上のClaude Code」では、リクエスト後にワークショップ用の初期環境が用意され、マネジメントコンソールへのアクセスや AWS CLI の一時認証情報も利用できました。画面上では「準備に約15分かかる場合がある」と案内されていましたが、今回の実測では準備完了通知まで約22分でした。

2026年7月9日時点で、無料サンドボックス対応ワークショップは7件でした。無料サンドボックスはリクエストが週1回、利用時間が準備完了通知から8時間という制限があるため、事前にワークショップ内容を確認してから活用するのがよさそうです。


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