ビルド待ちがぐっと短くなる!ビルド高速化サービス IncrediBuildのご紹介 #CEDEC2022 #classmethod_game

CEDEC 2022のセッションにてビルド高速化サービスIncrediBuildはどんなサービスなのか? あと、対応している開発プラットフォームや動作している様子について紹介しました。そのセッションでの発表内容と追加情報について書いていきます。
2022.08.25

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CEDEC2022内の「ビルド待ちがぐっと短くなる!ビルド高速化サービス IncrediBuildのご紹介」というセッションにて、弊社で取り扱っているIncredibuildをご紹介しました。

ここでは、あらためてセッションのご紹介、そしてセッション内ではご紹介できなかった追加情報について書いていきます。

セッションについて

CEDEC2022で発表した事柄についてご紹介します。

概要

ビルド待ちがぐっと短くなる!ビルド高速化サービス IncrediBuildのご紹介

ゲーム開発においてソースコードや各種データのビルドは、必ず登場する工程の一つです。 ゲーム開発中においてビルドは何度も行いますし、それが長時間かかることも珍しくありません。 ビルド中に「ビルド早く終われ!」と願ったことがある人も大勢いらっしゃることでしょう。 本セッションでは、そのような何度となく行うビルドの時間を短縮するためのサービスであるIncrediBuildをご紹介します。 このサービスを利用することでビルド時間を短くすることができます。 あわせて、このIncrediBuildをクラウドを使ってよりビルド時間が短縮できるIncrediBuild Cloudについてもあわせてご紹介します。

Incredibuildとは

大量のソースコードやアセットのビルドを大量のPCを使ってビルドを行い、ビルド時間の短縮が行えるサービスです。

ビルド高速化サービス「Incredibuild」 | クラスメソッドでもご紹介しています。

3行で分かる内容まとめ

  • Incredibuildを利用すると高速にビルドできる。なぜなら複数のPCを使ってビルドしているので。
  • C/C++で開発している環境ならば、たいてい使える。UnrealEngineもサポートしてる。
  • ビルドマシンにAWSなどのクラウドも使えるので自社で大量のPCを抱える必要はない。

講演動画

動画ではIncrediBuildのメリットや利用環境の解説、実際に動作している様子などもご覧いただけます。

(動画は現在準備中です)

スライド

追加情報

今回発表したのはCEDECということもありゲーム開発に特化したお話をしました。が、それ以外にも柔軟に対応できます。そのあたりについて軽く解説していきます。

VisualStudio以外の環境でも利用できます

今回のセッションではVisualStudioのプラグインを利用することで、手軽にIncrediBuildが利用できるという紹介とデモを行いました。

ただ、IncrediBuildはVisualStudioのみならずcmakeなどのビルドシステムにも対応しています。いくつかコードを追加して記述する必要はありますがVisualStudioCodeでコードを書いてmakeなどを使ってビルドするといった開発環境でも利用できます。そういった意味では、幅広い開発環境に対応しているサービスとなってます。

Linux環境にも対応してます

今回はVisual StudioといったWindowsの開発環境を前提として解説しましたが、Windowsの他にLinuxも対応しています。そのため、たとえばAndroidのソースコード(AOSP)をIncrediBuildを使ってビルドを高速化する、といったことも可能です。

実際にLinux版を利用した様子を解説したエントリーがあります。

余談

今回初めてCEDEC2022で発表しました。コロナ禍前にもCEDECに参加したことがありオフラインの雰囲気も知っていますが、今回は事前収録ということもあり、「あのCEDECに登壇した!」といったような実感がないまま今日に至る、という感じです。

また以前のようにオフラインで開催される日が来るといいなぁ、と思っています。