Blueskyでユーザ名を独自ドメインにしてみた
はい、どーも!CX事業本部の吉田です。
今回はBlueskyにて、ユーザ名を自分が保有するドメインに変える方法を紹介します。
Blueskyってなんぞ?
Twitterのように一箇所で管理されるのではなく、ネット上に点在する複数のサーバがお互いにデータを共有することで、ネットワークとして機能する「分散型SNS」です。
同じような分散型SNSとしては、Mastodonなどもありましたね。最近ではMisskeyなども話題です。
また分散型ではないですが、facebookやinstagramを擁するMeta社はThreadsというサービスを近日リリースするようです。
まさにポストTwitterを巡って、仁義なき戦いが繰り広げられている状況です。
どのSNSが今後メジャーになって生き残るかは、まだまだわからない状況です。ですが、ひとまずTwitterからの避難先としてBlueskyもいいのではないでしょうか?
Blueskyのユーザ名
少し前置きが長くなりましたが、早速ユーザ名を独自ドメインに変更してみましょう。
デフォルトではユーザIDは [ユーザ名].bsky.social
というものになっています。
自分は zephiransas.com
というドメインをAWSのRoute53で管理していましたので、ユーザIDをこれに変更にします。
まずはBlueskyの自分のアカウントから Settings -> Change handle
とすすみ、以下の画面からI have my own domain
を選択します。
次の画面で Enter the domain you want to use
には自分のドメイン名(自分のケースではzephiransas.com)を入力します。
次はRoute53にて、上記で指示されたTXTレコードを登録することで、該当のドメインを自分が所有していることをBlueskyで検証できるようにします。
AWSマネージメントコンソールからでも実施できますが、ここではawscliでやってみます。
まずは
$ aws route53 list-hosted-zones
などから、対象ドメインのIDを取得します。上記コマンドでは /hostedzone/
が付いていますが、以降はこれを省いた値を使用します。
次に、Blueskyの画面にあるようにRoute53にTXTレコードを追加したいので、以下のようなjsonファイルを作成します。
jsonファイル中のValueの値は、サンプルのように2重にダブルクオートで囲まないと、InvalidCharacterStringで怒られるので注意です。
{ "Changes": [ { "Action": "UPSERT", "ResourceRecordSet": { "Name": "_atproto.[自分のドメインに変更]", "Type": "TXT", "TTL": 300, "ResourceRecords": [ { "Value": "\"[didで始まる値に変更]\"" } ] } } ] }
その後上記のjsonを使ってawscliから以下のようにしてTXTレコードを登録します。
aws route53 change-resource-record-sets --hosted-zone-id [ドメインのZoneID] \ --change-batch file://[jsonへのパス]
登録されていればAWSマネージメントコンソールからも以下のように出ているはずです。
正しく登録されているのを確認したら、先程のBlueskyの画面から Verify DNS Record
をクリックするだけです。
今回はRoute53でやりましたが、それ以外でドメイン管理している場合でも、ほぼ同様の手順でできると思います。