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【セッションレポート】ZabbixによるAWS監視のコツ #cmdevio2015H

2015.04.03

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はじめに

先日開催されたDevelopers.IO 2015で『Developers.IO 2015』というタイトルで発表いたしました。

利用した資料と当日いただいたアドバイスを紹介します。

スライド

概要

次のような内容を紹介しました。

  • Zabbixの用語説明
  • 弊社でのZabbix利用例
  • Zabbixを使ったAWSリソースの監視
  • Zabbixへのホストの自動登録
  • Zabbixサーバ自身の監視方法

 

発表後、Zabbixへのホスト自動登録について2つアドバイスを頂きました。

1つは、ホスト登録時の通知についてです。 発表ではZabbixのアクティブエージェントを利用した自動登録を紹介したのですが、登録時に通知メールを飛ばしたほうが良いのではないかとアドバイスを頂きました。 これまで自動登録に失敗したことがなかったため、登録時の通知については検討していなかったのですが、言われてみれば監視対象が増えたことに気づくのは重要なので今後は通知されるようにしたいと思います。 「自動登録」アクションの「実行内容」で「メッセージの送信」を選択することで設定できます。

2つ目は、アクティブエージェント自動登録とネットワークディスカバリの併用についてです。 ネットワークディスカバリとは、Zabbixサーバが指定したIPアドレス範囲をスキャンし、応答があればホストとして登録する機能なのですが、AWSのサブネットではIP範囲を広く取る傾向があるので、弊社では負荷の観点から利用せず、先ほど上げたアクティブエージェントによる自動登録を利用しています。 このネットワークディスカバリをホストの自動登録ではなく自動削除に利用したらどうかというアドバイスを頂きました。 アクティブエージェント自動登録の場合、対象ホストがTerminateされた後もZabbixサーバ側は監視を続けます。監視を停止するには手動でホストを無効か削除する以外ありません。 一方、ネットワークディスカバリの場合、対象IPから期待した応答がない場合、そのホストを無効にしたり削除したりできます。 2つの自動登録を組み合わせる、つまりアクティブエージェント自動登録でホストを自動登録し、実行間隔を広くとったネットワークディスカバリでホストの無効化/削除を行うことで人とサーバの負荷を抑えながら監視設定を自動化できるとアドバイス頂きました。 Zabbixの機能を上手に使ったスマートな方法だと感激しました。是非試してみたいと思います。

さいごに

当日は日曜日にもかかわらず、参加下さりありがとうございました。

質問やアドバイスを頂き勉強になりました。