入社6ヶ月。自身の立ち上がりを部門オンボーディング目線でチェックする
こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
40歳をすぎているベテランの私ですが、どんな社員にもオンボーディングは必要です。
そこで今月で入社半年を迎える私目線で部門でのオンボーディング要素と自分自身のオンボード状況を整理してみます。
この記事では扱わないもの
全社共通のオンボーディングはここでは扱わないものとします。
部門オンボーディングとして必要な要素
部門のオンボーディングとして必要な要素は主に以下のようなものを想定しています。
- 部門の業務を知る
- 部門のミッション、ビジョン、戦略を知る
- 部門のメンバーを知る
- 部門に存在する役割を知る
- 役割別の業務を知る
- 他部門との関わりを知る
- 部門の現状を知る
- 直近の部門目標を知る
- 現状の進捗を知る
- 部門の How を知る
- 部門特有の業務の進め方を知る
- 部門で担当する業務の基礎知識を知る
- ツールオンボーディング
- 自身について整理する
部門オンボーディングとして必要な要素の充足状況
すべて充足しています。
部門の業務を知る
新設の部門ということで、部門のミッション、ビジョンについてはむしろ入社してチームメンバーと一緒にまとめました。
取り組み内容自体を検討しながら進めている部門ということもあり、役割も自分達で明確にしつつ進んでいった、という意味では知るというよりは自分も一緒に固める立場でした。
他部門との関わりを知る
インセプションデッキを一緒に作成する中でお隣さんの確認時に把握できました。
また、早期にスクラムを導入することで、スプリントレビューを通して毎週ステークホルダーの方とやりとりすることができています。
部門の現状を知る
入社直後にすぐに認識合わせのミーティングを用意してもらいました。
部門の How を知る
新設の部門ということで、むしろ入社してチームメンバーと一緒に整えました。
部門で担当する業務の基礎知識を知る
新設の部門ということで、むしろ同僚と一緒に自分たちで基礎知識をインプットして固めていっています。
個人としても入社直後である年末に一人アドベントカレンダーでインプットをしつつメンバーとの知識共有も兼ねた動きをしました。
ツールオンボーディング
ツールオンボーディングは部門特有で利用するツールのアカウント作成や、基礎知識の習得に関するオンボーディングです。
開発の部門ではないことや、新設部門ということもあり、取り組む中で使うツールを新たに決めていくなどした関係で、そもそも対象自体があまりありませんでした。開発系の部門だとこの部分は結構量があるかと思います。
自身について整理する
これは個人が取り組みたい Will と会社として取り組みが必要な Should を合わせるための項目です。
自分が何をしていきたい人かについては元々社外にやっていきたいことを発信していたり、選考過程でも話していたので入社前に確認できていました。現在は Personal MVVB や自分のトリセツという形で自己開示してあります。
クラスメソッドでは評価制度としてJD面談というものがあり、それをまとめる中でも上司とやっていきたいこととやるべきことのすり合わせをしています。
4ヶ月目から6ヶ月目で取り組んだこと
この記事のお題とは直接関係ないですが、入社半年エントリということで前回3ヶ月目にまとめた以降の取り組みをまとめます。
大きな取り組みとしては
- エンゲージメントパルスサーベイのトライアル実施
- 開発者の新卒研修整備
をしました。どちらの活動もチームで一緒に取り組んでいます。
大玉以外にもあれこれ活動はしたのですが、そこは割愛します。
エンゲージメントパルスサーベイのトライアル実施
エンゲージメントパルスサーベイのトライアルに関しては以下のような取り組みをしました。
- トライアル範囲(2つの事業部)、期間(3ヶ月間)の検討
- サーベイの設計
- サーベイの実施(3月, 4月の2回実施済み)
- サーベイ結果の集計
- サーベイ結果の分析レポート作成, 関係者への共有
- 追跡調査アンケート - 3月に実施したサーベイの問題掘り下げ用の追加調査です
- 追跡調査インタビュー - 3月に実施したサーベイの問題掘り下げ用の追加調査です
- サーベイ結果を踏まえた問題解決フェーズ - 3月に実施したサーベイの結果を踏まえた改善施策を進行中
現在問題解決に向けて問題の確認・選定から解決施策の検討初期段階にいますが、実際にやることが固まってきたら取り組む問題、解決のための施策の双方について全社に見える形で共有していく予定です。これ自体が「組織課題の透明化」という新たな取り組みです。
上記に列挙した各項目はスプリントレビューや個別レビューで様々なメンバーからのフィードバックを得ながら進めています。みなさん、協力ありがとうございます。
開発者の新卒研修整備
2022年度の新卒研修のうち、特に開発者向けの研修に関して研修全体の取りまとめをチームで行いました。この業務についてはどちらかというと同僚の januswel が多めの比率で担当してくれています。以下のような項目が取り組み対象です。
- スケジューリング
- 提供するコンテンツのラインナップの検討 ※実際の中身は各部に設計、提供していただいた
- 提供するコンテンツを各部の研修担当に作成依頼
- 新卒研修支援体制の導入(メンター的なもの)
- 新卒研修関連の文書整備
- 新卒研修関連のタスク管理
すでに4月から研修実施フェーズに入ったためあとは実施いただけるみなさんにほぼおまかせしている状態です。
研修終盤で、研修のふりかえりをして、来年度の新卒研修時にさらに進化した内容にしていく予定です。
まとめ
部門オンボーディングの項目と実際の入社体験をまとめました。
新設の部門ということもあり通常のオンボーディングとは異なりますが、部門オンボーディングとして必要な要素自体は参考になるかと思います。また、これをまとめること自体、今後私達のチームに新メンバーを迎えるときに向けた整理になります。
もしあなたの部門で新たにメンバーを採用、異動で迎える予定があり、部門オンボーディングの要素が揃っていない場合は整備しておくとよいでしょう。定期的に増員がある部門の場合は特に重要です。