Gather.Town 有料プランの費用感について
Gather.Townは無料で使い始めることが出来ますが、製品ページにはプランに応じた価格に関するページも存在します。
当エントリでは、Gather.Townにはどんなプランがあるのか、また実際に有償プランを選択する際の流れについても確認出来る範囲で見てみたいと思います。(実際の有償化手続きは完了させてはいないのですが、その一歩手前まで進めてみた内容となります。)
目次
Gather.Townの有償プラン
Gather.Townの有償プランに関するページは以下。
Gather.Townには都合3つのプラン(Town, City, Metropolis)が存在し、「任意の期間」x「利用するユーザー数」x「指定の料金」で算出された金額が掛かる形となるようです。
ちなみに有償の場合の料金はスペース単位で掛かります。詳細は後述しますが、任意のスペースを所定の期間分有償で使う、という手続きを行う形となるようです。所定の期間が完了後は無償プランの制限・パフォーマンス状況に戻る模様。
選べる「期間」は以下の4つ。期間を選択した際の費用に関する情報をキャプチャで載せておきます。
2時間:
8時間:
1日:
1ヶ月:
有償プランの手続きについて
ざっと確認してみた感じだと、有償化プラン手続きを行うための遷移方法は幾つかあるようです。
1つは任意のスペースにログインした状態で、左上の「ぶどう」メニューから[Upgrade plan]を選択。
スペースのダッシュボードに遷移。この画面で[New Reservation]を選択します。
もう1つは前述の[Pricing]ページでプラン毎の料金・条件配下にある[Upgrade Space]ボタンを押下し、申請を行いたいスペースを選択。
前述同様、スペースのダッシュボードに遷移するので、[New Reservation]を選択します。
条件に応じた費用算出画面が表示されます。ここでは[Monthly Subscription]という項目がありますが、これを有効にすると月額算出モードになります。まずは"月額ではない"費用算出を試してみます。[Monthly Subscription]のチェックは入れずに、開始〜終了日時を2時間になるように調整し、人数は100人としてみました。さらにはプランを最上位のMetropolisにすると『2時間』x『100人』x『対応するMetropolisプランの料金』で計算された料金が算出されました。
上記条件の期間の部分を変更して『4時間』とした場合どうなるかを試してみました。若干分かりづらい表記ですが、「2 2 hour blocks(2時間枠を2つ)」という形で料金が倍になっていることが確認出来ます。
[Monthly Subscription]を有効にした場合の算出。開始日時と人数が選択出来る形となり、対応する金額が算出されました。ってか高ぇ。
個人的所感
個人的には現在Gather.Townを無償で利用しています。使い始めて即気に入ってたので『これは有償で使っても良いかな』と思っていたのですが、上記の内容を踏まえると一考の余地があるな...と考えを改めました。
というのも、無償では『人数は25人まで、その他は最上級プラン(Metropolis)と同等の条件』となっています。割と無邪気に色々オブジェクトとかを配置・利用して楽しんでいるところから、有償プランに切り替えると『TownやCityプランではオブジェクトの数に制限が掛かる』のです。この辺上手いといえば上手い設定ですね。
オブジェクトに関する部分はあまり使わず、場所の提供とユーザーの交流が出来れば良い場合であればTownやCityプランでも十分満足出来ると思いますが、そうじゃないとなった場合、要件を満たせるのは最上級プラン(Metropolis)のみとなってしまうのでその辺と実際に掛かる費用をどう見るか、ってところになるかなぁというところ。
ちなみに無償版利用の際に言及されている『25人の制限』、これを超えるとどういう状況になるのか?という点についてはFAQに幾つか記載があります。
Q.What is the difference between the free and premium spaces?
(フリースペースとプレミアムスペースの違いは?)A.Most of our usage is in the free spaces, and we encourage people to use them when appropriate! Our goal was to make as much of our platform available on our free spaces as we could. A few benefits to premium spaces are increased capacity (spaces for more than 25 concurrent users), guaranteed reliability, and more customized security options including single sign-on.
(私たちの利用のほとんどはフリースペースであり、適切な場合はフリースペースを利用することを推奨しています。私たちの目標は、できるだけ多くのプラットフォームをフリースペースで利用できるようにすることでした。プレミアムスペースの利点としては、容量の増加(25人以上の同時利用ユーザーのためのスペース)、信頼性の保証、シングルサインオンを含むよりカスタマイズされたセキュリティオプションなどがあります。)
Q.What happens when my premium time frame ends? Do people get automatically kicked out?
プレミアム期間が終了するとどうなりますか?自動的に追い出されますか?A.Your space will return to a free server after your premium reservation end time. Up to 25 users can stay behind and chat in the free server, but if there are more than 25 users then the server connection will degrade vastly.
プレミアム予約終了後は無料サーバーに戻ります。無料サーバーでは最大25人のユーザーが残ってチャットをすることができますが、25人以上のユーザーがいる場合は、サーバーの接続が大幅に低下します。
Q.Do I get charged extra money when there are more than 25 users in my free space?
(フリースペースに25人以上のユーザーがいる場合、追加料金が発生しますか?)A.If more than 25 users enter your space during a free event, then the connection stability will decrease. We currently will not automatically charge you if more than 25 users show up in your free space.
(無料イベント中に25人以上のユーザーがスペースに入ると、接続の安定性が低下します。現在のところ、フリースペースに25人以上のユーザーが現れた場合、自動的に課金されることはありません。)
幸い、25人を超えても"即座に使えなくなる"という訳ではない点、またスペースは複数作れてスペース間移動も(パスワード認証でワンアクション挟むとはいえ)可能なので、"常に25人以上の人数が集まるような場所を必要とする"のでなければ無償利用の形で使う、でも良いのかなという気がします。(実際、現時点では私を含めた社内数名が独自に部署やチームのGather.Townを無償で立ち上げ、スペース間を移動して交流する...という構成・体制を取っています)
あとは『何らかの特別なイベントの時に時間限定で使う』というのはアリかも知れないですね。最小2時間から利用出来るので、社内・社外イベント問わず、企画しても面白いかも知れませんね。
まとめ
という訳で、Gather.Townの有償プランに関する費用感について調べてみた内容のまとめでした。
Gather.Townは無料で使い始めることが出来、スペース数自体も(現時点ではそこまで)制限がないように見えます。1スペースあたりの制限である『25人まで』の部分を考慮したスペース設計・活用を行うことで存分に楽しめる使い方が出来るのではないかと思います。まずは是非、チームや周りのメンバーを巻き込む形で使い始めてみてはいかがでしょうか。