リモートワーク生活に雑談Meetを導入してみたお話

クラスメソッド創立記念日ということで、この数ヶ月振り返ったブログを書きました。
2020.07.07

はじめに

大阪オフィスCX事業本部の中安です。まいどです。

弊社クラスメソッドでは、新型コロナウイルスの影響で1月末よりリモートワーク推奨、2月からは原則出社禁止となっております。 本日7月7日はクラスメソッド設立記念日になりますが、今もなお原則出社禁止(一部緩和)の状態が続いています。

入社以来これまでもリモートワーク自体はやってきていますし、慣れてはいるのですが、 自分は基本的には出社したいタイプの人間でして「コロナ収束までは自宅でね!」と先の見えないリモートワーク生活は、 なかなか心理的に大変だなと感じております。

緊急事態宣言も明けて、次第に元の出社生活に戻った方もおられるとは思いますが、現在もなお継続中の方もおられると思います。 ですので、おそらく同じような境遇の方も多くおられるのではないでしょうか。

そんなときに始めたのが「社内雑談Meet」でした。 今日はそんな雑談Meetについて書きたいと思います。

雑談Meetのきっかけ

Google Meet とは

「Meet」とは、Googleが提供するビデオチャットWEBアプリケーションのことです。元々あった Google Hangouts がもっと企業向けMTG用にアップデートされたものとも言われています。 クラスメソッドでもリモートMTGでは標準的に毎日使用されています。

https://meet.google.com/

他にもZoomやSkype等などの選択肢があると思いますが、普段使い慣れているMeetを選択しました。

きっかけ

2月だった記憶ですが、上長との1on1の機会で「辛いことはないか」と聞かれたときです。

自分は一人暮らしをしていて、基本的には仕事に行くなり遊びに行くなりしないと人と会話することがありません。 出社することである意味でその辺の気晴らしができていたのですが、それが突然絶たれた状態になってしまい「辛い」「寂しい」ということを素直に伝えました。

そこで提案があったのが「1日じゅうMeetを繋ぎっぱなしにして誰かと話せばええやん」というものでした。

なるほど、たしかにこれまでペアワークやペアプログラミングなどで長時間Meetを繋いで会話をすることはありましたし、 MTGが長引いたり、スクラムイベントなどをしていると数時間繋ぎっぱなしということはありました。

しかし、雑談のためにMeetを繋ぎっぱなしにすることはなかったのですが 「たしかにそういう使い方もあるなぁ」と思って試しに始めてみたというわけです。

やってみた

Slackチャンネルを立てた

まず、社内チャット(Slack)に雑談Meet用チャンネルを作りました。 そして、そこに自分と同じチームにいる人を招待しました。

当然同じチームにいとしても基本全員リモートワークです。 ですので、オフィスにいるときのように世間話的に「こんなこと始めてみようぜ」と相談することもできません。 なので申し訳ないが突如巻き込む形でチャンネルに入れさせてもらいました。

ただ、突然に招待されたメンバーにしたら「え? どういうこと?」みたいになってしまうかなと思ったので、 下記のような "始めた意図" と "簡単なルール" を最初に書きました。

  • リモートワーク中にオフィスの人とあまり話せないので雑談meetでワイワイやりましょう
  • 家で独りで仕事するのは孤独な作業です。心の安定を保つため、雑談Meetをご利用ください
  • 入退出は自由です。MTGの隙間の時間などにお立ち寄りください
  • 作業に集中したいときはミュート、音量下げ、退出を各自おねがいします
  • 技術の相談、仕事の話も自由にしてください。あまりに立て込みそうなら別Meetを立ててくださいませ
  • 顔出しありなしはお任せします。

自分は基本的に参加するというルール

「始めた言い出しっぺが全然参加しないのに誰も参加してくれるわけがない」と思い 「自分は朝から晩まで基本的に参加する」というルール(縛り?)を自らに課しました。

仕事の朝会が終わってからその日の勤務が終わるまでの時間は、 お仕事のMTGやお昼ごはんの休憩以外はMeetを繋ぎっぱなしにしてみました。

もう最近はしていませんが、初めて入ってきた人には口頭でおおよその説明をしてみるなどしてみました。

開始から4ヶ月近くが経つ現在は、自分の代わりに最初に入ってくれる人も出てきたので、 午後から入ったり、夕方から入ったりしています。

Meetは常に同じURL

Meetは新しいミーティングを作成すれば別URLになりますが、毎日それをしているとブックマークしづらいかなと思い、雑談Meetは常に同じURLにしています。

これがみんなの役に立ってるかどうかは分かりません(笑)

参加中メンバーを書き続ける

雑談Meetに入るためには、ブラウザでURLを入れてアクセスして「参加ボタン」を押さないといけません。 その結果「たまたま行ってみたが誰もいないという状態だと、次から参加するのがおっくうになるのでは?」と思いました。

なので、雑談Meetのメンバーが増えるたびに Slackに手作業で参加中のメンバーを書く運用にしました。

たとえばこんな感じ ↓

【参加中】
なかやす、○○さん、☓☓さん
https://meet.google.com/.......

「あ、○○さん参加してるんだー」って思って入ってくれる方もいるので、効果があるように思いました。

ただ、Meetは人数が多くなってくると入場の音が鳴らなくなる仕様らしく、 いつ入ってきたか分からないステルスメンバーが現れるようになりました(笑)

最近では入った人・出ていった人にこれを書いてもらうようお願いをしています。 だんだん普通に名前を書かなくなるという大喜利化も楽しくなります。

部署も拠点もまったく問わない

実は最初は雑談Meet用のSlackには同じ部署の同じチームの人だけを招待していました。

その後、1週間後には同じ大阪オフィスの人に全体宣伝をして、その次の週には岡山と福岡のオフィスにも声をかけていきました。 ただし興味のない人も当然いるでしょうから、招待ではなくあくまで宣伝にとどめています。

これをした大きな理由は特にないのですが、あまりに人が増えてしまうと雑談としては話しにくい印象もあり、 小さいグループから徐々に広げていってみたというところです。

7月現時点では50人近くの人がチャンネルに参加してくれていますし、 時間帯によりますが業務が終わりかける夕方ころになると、3〜8人くらいのワイワイとしたMeetになります。

結果

雑音のある生活

ここの感じ方は人それぞれ個人差があると思いますが、自分は何かしら人の声・雑音があるほうが作業に集中しやすいので、結果として導入してみてよかったと思います。

先ほども書いたのですが、ひとり暮らしの家でずっと仕事をしていると静かすぎる中で一日が終わったり、集中力が持たなかったりするところが、人の目があることで少し解消できているということが自分の中では大きいかもしれません。

もちろん「雑音がないほうが集中できる」「音楽を流すほうがやる気があがる」という方もいると思うので一概には言えませんが。

仕事の話、技術相談のハードル下げ

毎日雑談Meetをしていると、色んなパターンがあるように思いました。

わざわざMTGの時間をとって話すほどでもない仕事の話を自然にできる場であったり、 ちょっとした技術の質問ができる場であったりと、 心理的安全性がすごく保たれている場になったなと思います。

それぞれの自宅にいる同士、ステータス(忙しいor忙しくない)が見えにくい状況なので こういう場があると「今そこにいるんだから雑に聞けるよね」という気持ちになりやすいような気もします。

さらにいうと、違う技術領域にいる人同士の技術話などが聞けたりもします。

もはや毎日が勉強会イベントの懇親会みたいな感じですね(笑)

普段話さない人とも話すきっかけに

物理的・距離的な障壁がないという環境であることで新たな発見もありました。

普段出社していると、大阪のメンバーもしくはプロジェクトが一緒の同部署の人としか話すことがありません。 クラスメソッドも社員数が増えてきて、そういう関係の人が増えていく傾向にあります。

しかし、この「雑談」という名目にしてみると別拠点・別部署の方に気軽に参加してもらうことができましたし、 結果として今まで話したことがない方と話すきっかけになりました。

コロナ禍の中で入社してきた社員の方ももちろん、新卒入社の方も参加してくれるようになりました。 いい意味で元々クラスメソッドには年齢や肩書に構わずラフに話せる文化がありますが、 このように全員がリモートワークしている現況でも、既存の社員の皆さんが新しい方とコミュニケーションが取っていただけたことで 新入社員の方の心の障壁も幾分か下がったんじゃないかなぁと思います。

まとめ

今回はコロナの影響によるリモートワークという物理的な距離を解決させるための「雑談Meet」について書きました。

  • 「常にある、常にいる、楽しい」を実現させるため、最初は少ししんどめの運用をした
  • もちろん雑談ばかりしていてはいけないので、セルフマネージメントはしっかりと
  • 結果として社内コミュニケーションの輪が広がった
  • コロナはまだ収まらないので、もうちっとだけ続くんじゃ

まだまだ絶賛リモートワーク中だよという方、ぜひ一度試してみてはいかかでしょう。

ではまた。