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取り組みの継続改善
こんにちは。人事グループ・組織開発室に所属し、組織開発を担当しているてぃーびーです。
課題解決の取り組みの中には、導入して終わりではなく、継続的に改善する必要があるものもあります。この記事では、取り組みの継続改善についてまとめます。
継続改善について
継続的な取り組みでは、理想的な成果に至っているかを確認し、適宜改善する必要があります。
例えば、全社の人事における継続的な取り組みには人事評価制度の運用があり、各部門では各部門内におけるオンボーディングの実施が該当します。
継続改善のプロセス
継続改善のプロセスは以下のようになります。
- 確認が必要なポイントを整理する
- 現状を調査する
- 調査結果を元にした改善をする
1. 確認が必要なポイントを整理する
運用が想定される成果に至っているかどうかを確認するためのポイントを整理し、リストアップします。
2. 現状を調査する
1で整理したポイントが満たされているかどうかを確認するために調査をします。
以下は調査方法の例です、
- 概要調査アンケートと詳細調査アンケート | DevelopersIO
- 調査方法 – 観察 | DevelopersIO
- 調査方法 – インタビュー | DevelopersIO
- 調査方法 – フォーカスグループ | DevelopersIO
3. 調査結果を元にした改善をする
調査結果を踏まえて、改善を実施します。
調査結果から見えてきた懸念が本当に解決すべき問題なのかどうかを整理し、対応の有無を検討し、対応が必要なものについては改善策を実施します。
継続的な取り組みに対する改善には、即時適用可能な小規模なものと、運用の区切りに導入すべき大規模なものがあります。そのため、今から行う改善対象がどちらであるか判断する必要があります。
例えば、人事評価制度の改善であれば、リファレンスの記載をわかりやすくしたり、誤字脱字を直すような対応なら即時で大丈夫ですが、制度そのものの前提を変更したり、全体で利用するツールを変更する場合は、制度の運用が1周して次のサイクルに入るタイミングの適用まで待つ必要があります。
問題を整理し、解決する方法については、以下の ZennBook を参照してください。
中止の判断
継続的に現状を把握する中で、改善を繰り返してもリカバリーできないくらいに成果がでていない場合、取り組みを中止する判断が必要です。定量的な終了条件を明確に設定できる場合だけではなく、定性的な判断が必要なケースもあるでしょう。