全ての人にAlexaを。Echo Showの新機能「Alexa Captioning」「Tap to Alexa」を試してみた。 #Alexa
仲夏の候, 今年もまた大輪の花火が夜空を彩るシーンになりましたが、いかがお過ごしでしょうか、せーのです。
今日はEcho Showの新機能をご紹介致します。主に耳の不自由な方、言葉として話すことが難しい方向けの機能「Alexa Captioning」と「Tap to Alexa」です。
Alexa Everywhere, Alexa Everyone
Alexaのビジョンは「Alexa Everywhere」というものです。つまり、日常生活の様々なものにAlexaが搭載されていて、ユーザーはどこにいてもAlexaの恩恵に預かることができる、というものですね。
今回のアップデートはどちらかというとAlexa Everywhereというより「Alexa Everyone」と言えるようなものになっています。
「Alexa Captioning」はその名の通り「字幕機能」です。Alexaが話した内容を字幕としてEcho ShowやEcho Spotなどのディスプレイ付きAlexaデバイスに表示される、という機能です。こちらはアメリカでは数ヶ月前にリリースされた機能でしたが、今回のアップデートで日本を初め、他の国にも対応しました。
「Tap to Alexa」はよく使うAlexaの機能をショートカットキーとして登録し、Alexaに話しかける代わりに、そのボタンをタップすることでAlexaを使うことができる、という機能です。
Alexa Captioningは耳の不自由な方向けの、Tap to Alexaは話すことが難しい方向けのアクセシビリティ拡張の機能です。
私もAlexaについて聞くお話の中で「障害を持った方の言葉をうまく認識してくれない」というものがありました。Alexaのような手を使わなくても処理ができる、と言ったデバイスはそういったハンディキャップのある方こそ必要としているものなので、ここを是非とも改善して欲しい、というお話でした。私が数ヶ月前にAmazonに送ったこのフィードバックを受けてAmazonが開発した新機能、、、とは流石に思いませんが、AmazonがCustomer firstであることは間違いないようです。
今回のアップデートはまだDay 1ですが、これをきっかけに全ての方がAlexaを使えるような環境になっていくのはとても未来のあることだと感じます。
やってみた
それでは早速やってみましょう。
Echo Showは画面の上からスワイプさせると設定画面へのメニューが出てきます。
設定画面からAccesibilityをタップします。
Accesibilityメニューの下の方に「Alexa Captioning」と「Tap to Alexa」があります。
まずはAlexa Captioningから見てみましょう。字幕は表示する文字の設定ができます。
フォントの色や
フォントの大きさ
フォントメニューなどを選べます。
天気について聞いてみました。このようにAlexaが話す内容が字幕としてEcho Showに表示されます。
次にTap to Alexaを見てみましょう。
Tap to Alexaを選択すると使い方の説明が出てきます。指のアイコンをタップしろ、と。なるほど。
ホーム画面に戻ってみると、確かに右下に指のアイコンが見えます。
タップしてみるとショートカットメニューが出てきました。これをタップすると話した事と同じ処理が走るわけですね。
天気のマークをタップしたところ、Alexaが今日の天気を話し始めました。これは確かに便利です。
デフォルトのショートカットメニューは結構用意されていて、Sportsなんてのもありました。
タップしてみた所、プロ野球の今日の結果と次の試合の予定を教えてくれるようです。
ちなみにこの機能、自分で拡張することができるようです。「Add」ボタンから、Alexaによく聞く内容を登録しておくことで、それがショートカットメニューになるみたいです。これも便利ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まだまだ進化を続けるAlexaですが、こういう部分にフォーカスしてくれるのはいいですね。
これが声でショートカットを設定できるようになったり、Messaging APIがショートカットできたりするようになるとより良いです。