点の採用広報を候補者体験につながる線にする
こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
自社のことを発信し、潜在的な候補者さんに知ってもらう採用広報。
この採用広報ですが、単発の「点」としての発信はありがちですが、候補者さんの通り道に確実に配置され「線」として活用されていないケースがあります。そこで、点と線をつなぐ運用についてまとめます。
前提整理
採用広報の目的は大きく分けて
- 認知 - 認知を得るための採用広報
- 興味 - 興味を得るための採用広報
- 期待値調整 - 従業員体験への期待値調整のための採用広報
です。
詳しくは以下の記事にまとめてあります。
点の採用広報
点の採用広報は単発の発信としての採用広報です。
- ブログ記事
- YouTube 動画
- 自社イベント
- ウェブメディアの掲載
など、公開時点に1回閲覧されるものです。
相手がたまたま見てくれば視界に入ったり、たまたま検索でたどり着いたりすることで閲覧されます。
採用広報を候補者体験に活用して線にする
線の候補者体験は任意のタイミングに発信した点の採用広報を、面談・選考に参加してくださっている候補者さんに意図的に・確実に見てもらうことを意図した手法です。
採用広報のコンテンツの中には面談、選考過程で
- A. 必ず見てもらいたいもの
- B. 見てもらいたいものだが類似カテゴリの記事が多数あり、1つだけ見せればよいもの
- C. 可能なら見てもらいたいが必須ではないもの
などがあります。
この場合、面談・選考の導線に A の情報を配置することで単発の発信を線としてつなげることが好ましいです。
例えば
- 求人票
- 面談、選考時に添付する Entrance Book
などに点の発信のうち A の情報を反映していくことで、面談・選考に参加する方が把握する組織の情報量が増えることになります。
点を線にする運用方法
- 線として反映する先を明確にする
- 求人票、 Entrance Book など
- 採用広報の発信タスクテンプレートの一連の流れの最後に「線」として任意の反映先(求人票など)への追加有無の判断を加える
- 実際の採用広報時にはタスクテンプレートを元に作成されたタスクを元に、抜け漏れせずに「線」として追加する
まとめ
場合によっては、採用広報の担当者、線としての求人票・Entrance Bookのメンテ担当者がバラバラかもしれません。
その場合、採用活動全体を横断して見渡せる責任者がそれらの関係者を取りまとめ、運用整備をしていく必要があるでしょう。