re:Invent 直前/開催中のServerless関係のアップデートをまとめてキャッチアップ!Serverless Night Osakaレポート #reinvent

2019/12/12に開催されたServerless Night Osaka参加レポートです。re:Invent2019直前/開催中に発表されたServerless関係のアップデートをまとめてキャッチアップできました。
2019.12.13

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こんにちは、大阪オフィスかずえです。昨日開催されたServerless Night Osakaに参加してきましたのでレポートします。

セッション1: Serverless周辺のアップデートまとめ by AWSJ下川さん

Lambda Update

SQL使用に立ちはだかるブロッカー(と、その改善アップデート)

言語Update

非同期呼び出し時に最大イベント時間と最大リトライ回数設定可能に

SQS FIFOキューからLambda関数が起動できるようになりました

非同期実行の実行結果をAWSサービスに配信可能に

Kinesis / DynamoDBトリガーに実行失敗時のハンドリング機能を追加

Kinesis および DynamoDB イベントソースの並列化係数をサポート

API Gateway Update

HTTP APIs for Amazon API Gateway

EventBridge

  • SaaSとのサーバレス連携
    • 認証、webhook設定作業不要
    • サーバレス=イベント受信のためのサーバーのメンテ不要
    • 価値を生まない連携部分のコードを排除
    • インテグレーション済みパートナー

AWS SAM Update

SAM CLIを利用したDeployにガイド付きインタラクティブモードが追加

Serverless CICD Update

LambdaコンソールからCICDパイプラインがシームレスに作成できるように

Step Functions Update

Express Workflows

まとめ

  • Lambda でRDSに対する接続性が向上
  • API Gatewayで簡易にHTTPSエンドポイントが作成可能に
  • Step FunctionsのExpressが登場、より高スループットに
  • Lambdaを非同期に使うワークロードに対するエラーハンドリングがより簡単に
  • ServerlessのCICDパイプライン構築が簡単に
  • EventBridgeを利用してEventDrivenなSaaS連携

セッション2: RDS Proxy ある時/ない時 デモ by AWSJ清水さん

この場合と、

この場合

つまりLambdaとRDSの間にRDS Proxyを挟まない/挟むで、RDSの同時接続数がどのくらい変わるのか試してみるデモを実演されました。

RDS Proxyには「接続プールの最大接続数」という設定項目があります。DBの持つ最大接続数に対してRDS Proxyで最大どの程度の割合までその接続数を使うか、という設定です。

RDS Proxyを挟む/挟まないのコードレベルの変更は、エンドポイントをRDSのもの⇄RDS Proxyのもので切り替えるだけです。(下のコードの 二つある rds_host 変数宣言行を片方コメントアウトして実行)
簡単!

かなりの改善が見られました!

感想

re:Invent前/期間中、かなりたくさんのアップデートがあったので、キャッチアップするのにとても良いイベントでした。今後もこういったイベントを引き続き大阪でも開催していただきたいです。

また、RDS Proxyの効果を実際にデモで確認できたのも良かったです。早くGAになってほしいですね!