#tc18 [レポート]Alteryx + Tableau | ビジネスの「エッジ」をより効かせるためのデータ分析革新 – Tableau Conference 2018 at New Orleans

AlteryxとTableauの最強タッグ
2018.11.01

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目次

セッション概要

当セッションの概要は以下の通りです。

<セッションタイトル> Alteryx + Tableau | Revolutionizing analytics and data science for added business edge (Alteryx + Tableau | ビジネスの「エッジ」をより効かせるためのデータ分析革新)</br/> <講師> Mark Thompson, Permanent General Companies, INC. Scott Truesdale, The General

<レベル> Advanced

<セッション概要> The insurance market is a competitive space. The General, an insurance company focused on providing affordable high-quality auto insurance, turned to analytics and data science for their edge. By using Alteryx + Tableau together, they overhauled their standard reporting process, creating such a seamless experience that many end-users can’t tell where Alteryx ends and Tableau begins. The General revolutionized their standard annual reporting process and turned it into a state-of-the-art analytics feat that delivers insights on a rolling 12-month basis. Join this session to learn how The General’s cross-functional team collaborated and leveraged the award-winning Alteryx platform to modernize forecasting through analytics and data science, breaking data barriers, delivering more impactful insights, and allowing their team to experience the thrill of getting to the answer faster. (保険市場は競争空間です。 手頃な価格の高品質な自動車保険を提供することに重点を置いた保険会社ジェネラルは、データ分析とデータサイエンスを重視していました。 AlteryxとTableauを一緒に使用することで、彼らは標準的な報告プロセスを見直し、ほとんどのエンドユーザーが、どこまでがAlteryxで、どこまでがTableauか分からないようなシームレスな体験を作り出しました。 Generalは、標準的な年次報告プロセスに革命を起こし、12ヶ月に渡って洞察を提供する最先端の分析技術に変えました。 このセッションに参加して、The Generalのクロスファンクショナルチームが、受賞歴のあるAlteryxプラットフォームをどのように協力して活用し、分析とデータサイエンスの予測を近代化し、データ障壁を解消し、よりインパクトの高い洞察を提供し、すばやく答えに到達するスリルを経験したか学びましょう。)

セッションレポート

Intro

Purpose

非常に少数の「成功した企業」は、皆「Forecast(予測)」をしています。我々も予測をしようとしています。今回のセッションはハンズオントレーニングではありません。ツールの使い方やデータソースとの接続方法などは説明しません。我々がどうやってTableauを使っているか、またはどうやってAlteryxと組み合わせて使っているかという話をしますが、これはハンズオントレーニングよりかは概念的な話になります。

Presenter The General

今回、ビジネス事例を発表してもらうのは、保険会社のGeneral社です。彼らは50年以上前から自動車保険を販売していました。そして、5年ほど前に、アメリカンファミリーグループに買収されました。企業が成長にするにつれ、彼らは分析環境を改善し、機能を強化する必要がありました。

その環境たるや、まさに「CHAOS」という状態でした。

  • 37%のデータが隠されている
  • アナリストの時間の多くはデータ検索に費やされました
  • 60%以上が複数データソースから成り立っている
  • 1つのモデルに5つ以上のデータソースが存在します
  • モデリングが非効率的で$60ビリオンかかっている
  • 年に1回、反復的な手作業による無作為な作業を実施しています
  • 87%が無駄な努力
  • データサイエンスモデルは部分的にしかデプロイされていません。

Harmony between Alteryx + Tableau

Alteryxについて

AlteryxはモダンなE to Eの分析プラットフォームです。あらゆるリソースを共有できます。

作成したワークフローは再利用できます。時間のかかる手作業のデータ分析タスクを、リアルタイムで繰り返し可能な分析ワークフローに自動化します。また、直感的なドラッグアンドドロップのユーザーインターフェイス(コードフリー)を兼ね備えており、さらに高度な分析をする場合はコード自体を書くこともできます(コードフレンドリー)。

柔軟性と多様性も特徴の一つです。自分が必要と思う部分から小さくはじめて、時間をかけて展開してください。Alteryxには、あなたのビジネスニーズに応えるため、非常に多くのデータソースの入力と出力に対応しています。また、完全なエンドツーエンドの分析プロセス(モデル開発からデプロイまで)もカバーしています。

Alteryx + Tableau

「過去の世界」の分析はこのようになっています。DBやスプレッドシート、CSVファイルなどを入手し、それを分析したい場合があったとします。あなたはあるウェブサイトにログインしてレポートをダウンロードします。そしてExcelにそのレポートデータを投入し、先ほどのデータとマッシュアップします。あなたはいくつかの数式を追加するでしょう。そしてフィルタを追加するでしょう。そしてピボットテーブルを使いクロス集計を作成するでしょう。そしてそれをピボットチャートにできます。

しかし、これはAlteryxとTableauの置き換えることで、劇的に作業を効率化できます。

The 3 E’s

私は今年のAlteryx Inspireにおいて、「3つのE」についての話をしました。これらはデータ分析において重要なポイントであり、Alteryxが備えているものでもあります。

EXCELLENCE(卓越性)

  • クエリーの精度と品質の改善
  • 透明性の向上
  • わかりやすさの向上
  • 標準化されたツール
  • 標準化されたプロセス、プラクティス、フォーマット

EFFICIENCY(効率性)

  • 開発スピード
  • 実行スピード
  • レポート自動化 - KPI時間の節約
  • タッチフリー、エンドツーエンド
  • データの開示
  • 自動化(チームは週末/休日に働かない)
  • コンシューマーへの情報スピード。 彼らがいるときにはもう準備ができている
  • これまでは不可能だったレポーティング

ENABLEMENT(機能性)

  • 組織の教育
  • セルフサービス、エンドユーザ分析を強化する
  • アナリストのための堅牢な分析
  • アナリスト以外のビジネスユーザー向けのサーバーアプリケーション

ビジネス事例

Legacy Forecast Planning

分析環境はとにかくすべてが「レガシー」で非常に混乱していました。

  • 複雑すぎるExcelスプレッドシート
  • 恐ろしい年間計画
  • 手作業での労力

Business Problem

この場合、解決すべきビジネス課題は以下の通りでした。

  • 毎年行われる大規模な努力(年間計画)及び、その計画に沿うためのフォロー
  • 曖昧な所有権
  • とにかく簡略化が必要
  • プロダクトマネージャへインプットする情報の特定
  • 透明性の最大化
  • データの元(ソース)の特定

The Solution

  • Forecastチームの結成
  • 先見性、技術力、権限を持ち合わせたチームに。

AlteryxとTableauを導入したデータフローに変更しました。

元データから、前処理及びキャンセル率などの計算まで行うワークフローです。このワークフローは完了までに15分かかりますが、2〜3週間かかっていた処理が1日で済むようになりました。このワークフローは、2ダース以上のデータソースを使用します。そして、51個のExcelファイル(つまり408個のタブ)を作成します。

出力されたExcelファイルに対して、PMは内容を確認し、意思決定を入力していきます。

そのExcelファイルから1122ものExcel名前付き範囲を取得し、再度Alteryxのワークフローが実行されます。そして、150万レコードのデータをHyper形式で出力します。

まとめるとこのようなフローとなっています。

そしてTableauで可視化へ…。

各種リソース

  • http://alteryx.com/tckit
  • Alteryx×Tableau Server用のキットがダウンロードできます。

まとめ

AlteryxとTableauを組み合わせてデータ分析を「革新」する話でした。Tableauも前処理用の「Tableau Prep」をリリースしたりしていますが、まだまだAlteryx×Tableauの組み合わせが強力なのは間違いないと思います。

動画