Alteryxのお客様活用事例 2018年最新情報を紹介します #alteryx_ug

2018.12.05

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

当エントリは『Alteryx User Group in 東京 Advent Calendar 2018』5日目のエントリです。

昨日4日目の記事はtruestarの"こえび"さんによる『Excel File Openerで複数ファイル、複数(指定)シートを一括Input』でした。

こんにちは。Alteryx営業の福田です。

アドベントカレンダー5日目の今日は、クラスメソッドからAlteryxをご提案し、利用いただいているお客様をご紹介いたします。

目次

クラスメソッドから Alteryx を導入いただいたお客様

クラスメソッドは、2018年にAlteryxプレミアパートナーとなりました。

また、APAC(アジア太平洋地域)に於けるパートーナー・オブ・ザ・イヤー(Partner of the year)を2年連続(2017年・2018年)受賞しています。

弊社を通じて、Alteryxはこれまでに数多くのお客様にご利用いただいております。 なかでも導入効果を実感されたお客様からは事例掲載許可をいただき、今年も新たに事例を公開しています。

  • 日本キャタピラー合同会社様
  • 東洋エンジニアリング株式会社様
  • 株式会社リクルートライフスタイル様

詳細はHPに掲載していますが、3社様のAlteryx活用ポイントを、こちらの記事でふれていきたいと思います。

日本キャタピラー合同会社様

会社概要・業務内容

建設機械の新車・中古車販売・レンタル・メンテナンスサービスを日本全国で手掛けるディーラー子会社様です。

提供可能な建設関連機器の製品ラインナップの豊富さ=総合力は高く評価され、国内でも高いシェア率を誇り、建設業界全体が人材不足・高齢化するなか、建設機械のICT化も積極的に取り組まれています。

課題

主要事業が4つに分かれており、自社の営業スタッフに効率的なサポートを提供するためには、各部門からの情報を集約・横断的な分析を行い、最適化された知見・洞察を現場にフィードバックする必要がありました。

  • フォーマットはあるが、担当者ごとに記入方法がバラバラ&不必要なデータの混入。
  • データ量が膨大なため、手作業での加工に大きな工数。

採用のポイント

分析を行うマーケティング部門の担当者が扱える操作面・コスト面での手軽さ が、導入のポイントとなりました。

  • 容易な操作性
  • 複雑なETLの処理フローをGUIベースで容易に実行
  • 様々なデータソースへの対応
  • Salesforce(顧客管理商談管理)から情報を収集するAPIを実装
  • 高度な分析
  • 予測分析・統計分析など高度な分析をワンプラットホームで実現

また、他社の既存のソリューションと比べて、はるかに安価だったことも決めてのひとつだったようです。

導入効果

データ管理・整備にかかる時間を削減し、マーケティング部門の業務効率化営業部門でのデータを活用した営業活動を実現されました。

  • データ情報分析業務の効率化
  • データ取込:Salesforceデータ=API連携/その他のデータ=CSVファイル・Excelファイル
  • 分析:Alteryxの分析機能
  • 可視化:Tableauでビジュアル化

将来的には、予測モデルの構築を行い、機械学習手法を用いた故障予測需要予測も検討されています。

その他インタビュー内容の詳細は下記の事例ページをご参照ください。

東洋エンジニアリング株式会社様

会社概要・業務内容

エネルギー・石油化学・肥料・資源開発など、各種産業プラント建設において、設計・調達・工事の全フェーズを一括して請け負う、総合エンジニアリング事業者様です。

限りある人材がコア業務に専念できるよう、2018年から2020年にかけてノンコア業務の30%を削減するという目標を掲げ、デジタルトランスフォーメーションを推進しています。

現在、複数の部門様でAlteryxをご利用いただいていますが、一例として「DXエンジニアリング部」「工事本部」の課題・採用のポイント・導入結果をお伝えしたいと思います。

課題

コア業務に専念できない大きな要因として、膨大なデータ・業務量に対して、時間・人材が不足 しているという課題がありました。

  • DXエンジニアリング部
  • 数万件以上のテーブルを持つ3Dデータデータベースからのデータ抽出に長時間かかる。
  • その後のExcelやAccessでの加工も大きな作業負担。
  • 工事本部
  • 膨大な設計情報は、1つの案件で数万〜数十万行ものシートを作成・集計する必要。
  • プロジェクトごとにフォーマットが異なり、ちょっとした変更も数日ががり。

採用のポイント

ノンコア業務大きな割合を占める 「レポート作成作業」を軽減 できるかがポイントとなりました。

  • DXエンジニアリング部
  • コードフリー:複雑な条件処理をGUIベースで容易に実行
  • 工事本部
  • 分析ロジックのビジュアル化:データのつながりが理解しやすく、画面上で操作・共有・繰返しの利用可能

導入効果

Alteryxを導入することで、 レポート作成業務の効率が30%向上。同様の課題を抱える国内・海外拠点での利用を拡大していただいております。

  • DXエンジニアリング部
  • SQLの種類を大幅に減らすことができ、趣旨の異なる複数のレポートも同時に作成可能に。
  • SQLとExcelで長時間かかっていた作業は、数十秒での完了を実現。
  • 工事本部
  • レポートフォーマットの統一などの加工処理、膨大なデータ処理により、作業負担を数分の一に削減。
  • 分析ロジックをワークフローで確認できるため、データの流れがわかりやすくミスを軽減し、属人化を抑制。

その他インタビュー内容の詳細は下記の事例ページをご参照ください。

株式会社リクルートライフスタイル様

会社概要・業務内容

『HOT PEPPER』や『じゃらん』などのメディアは、ほとんどの方がご存知かと思います。

メディア事業を中核とし、強い“顧客接点”をもつリクルートライフスタイル様は、最近では、その強みを生かした店舗・企業のビジネス全体をサポートするサービスの創出・提供に注力されています。

「データに注目して業務を遂行する文化」が社風として根付いている同社では、より積極的にデータを活用し、意志決定のスピードと精度の向上、データ分析の“民主化”の推進を目標に掲げています。

課題

データを活用するにあたって、最も時間を必要とするのが「データプレパレーション」の作業です。

様々な部門からの依頼が増加するなか、作業負担を軽減し、分析を行う時間をいかに創出するかが課題でした。

  • 「データプレパレーション作業」時間の圧縮
  • 分析全体にかかる時間のうち、70~80%を占める作業の業務負荷軽減
  • さまざまな「データプレパレーション作業」の効率的な実行
  • 例:中核事業:データボリュームが多く複雑
  • 新規事業:サイズこそ小規模だが、初見で素早い加工が必須

採用のポイント

  • 分析ロジックのビジュアル化
  • データのつながりが理解しやすく、同じ画面上で操作・共有・繰返しの利用可能
  • コードフリー
  • 一般的なETLソリューションでは対応しにくい、複雑な条件処理をGUIベースで容易に実行
  • ユーザーコミュニティの充実
  • サンプルワークフローやAlteryx情報が充実

導入効果

Alteryxを活用し、データプレパレーション作業の効率化 を実現されました。より高度な機械学習ツールとの連携にも、活用の幅を広げられています。

  • 対応できるデータ分析依頼案件の増加
  • 中核事業:大量で複雑なデータ加工も、コードを書かずにすばやく処理。 同じようなデータ加工依頼に、ワークフローを再利用。
  • 分析結果を利用した素早いPDCAサイクルの実現
  • 新規事業:初めて見る形式のテーブルも、容易な操作性で短時間で処理。 データの不足、取得方法の課題も、プレパレーション作業で判明させ、迅速に改善。

その他インタビュー内容の詳細は下記の事例ページをご参照ください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

Alteryxを利用することでユーザ様のデータ活用がすすむよう2019年もしっかりサポートしていきます!

ご紹介した株式会社リクルートライフスタイルの前田様は、このあとのアドベントカレンダーにもご登場します。ブログを読んでいる方が2019年にAlteryxを導入された際は、ぜひサクセスストーリーをご紹介させてください。