Alteryx Designerで出来ることのまとめ – Alteryx製品別概要紹介 – #alteryx

2018.04.06

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セルフサービス分析を強力にサポートする製品「Alteryx」については弊社当ブログでも度々取り上げて内容を紹介していますが、近年は関連製品も増え、更にその守備範囲を拡大してきました。そこで改めてこのタイミングで、Alteryx各種製品の概要や関連情報について整理して紹介して行きたいと思います。

当エントリで紹介する概要の製品は「Alteryx Designer」です。

目次


 

Alteryx Designerとは

Alteryxを使い始める際、まず最初に触れる事になるであろう製品がこちらの「Alteryx Designer」です。

Alteryx DesignerはWindows環境(※2018年04月現在)で動かすことの出来る、デスクトップツールです。

Alteryx Designerを使って「セルフサービスのデータ分析」において必要とされている諸作業を「ワークフロー」として作成して置き換える事で、伝統的・典型的な手法で数週間掛かるものを数時間で実行出来るように解決・改善する事が出来ます。実行のコストが削減出来る事で、より詳細な分析にも繋がります。

Alteryx Designerでは「ワークフロー」を、任意の機能を持つ「ツール」を組み合わせて作り上げていきます。Alteryx Designerで現在(※2018年04月現在)提供されているツール群は250を超えており、様々な分野・テーマの処理をこれらツール群を組み合わせて行くことで実現可能です。Alteryx Designerで出来る事は以下のものがあります。

  • データの準備とブレンディング(Prep and Blend Data)
  • 予測分析(Predictive Analytics)
  • 空間分析(Spatial Analytics)
  • 洞察の共有(Sharing Insights)

 

主な製品機能・特徴

 

データの準備とブレンディング(Prep and Blend Data)

分析を行う際は、分析対象となるデータを予め「定められたフォーマットや値」に整えておく必要があります。Alteryxでは「データの準備」「データのブレンド」機能をツールとして提供しており、これらツールをGUIベース/プログラミングレスで繋げてワークフローを作成する事で必要な作業を実現出来ます。

  • 関連する全てのデータにアクセス
  • 分析に必要・適切なデータセットを加工・編集
  • 空間データ・位置データの活用
  • 予測分析のためのデータ準備

参考資料

 

予測分析(Predictive Analytics)

Alteryxでは「予測・分析」に関するツール群も数多く提供しています。これらツールを用いて反復可能なワークフローを作ることで予測分析作業も効率化・自動化が可能です。

  • Rベースの分析
  • 予測モデルの結果を検証
  • カスタム予測ツールの作成、新しいパッケージのインポート

参考資料

 

地理・空間分析(Spatial Analytics)

分析業務では、地理・空間情報を用いた分析も非常に重要な位置を占めています。Alteryxで提供されている位置情報や高度な空間分析のツールを組み合わせてワークフローを作成する事で、組織からの地理的な分析ニーズに応えていく事が出来ます。

  • フラットファイル、ESRI、ビッグデータを含め空間分析に必要なデータソースに対応
  • 直感的かつ高度な空間分析ツール群を利用可能
  • Tableau, ESRI, MapInfo等のマッピング・視覚化ツールと連動

参考情報

 

洞察の共有(Sharing Insights)

Alteryxでは、ワークフローを作成・実行するだけで無く、様々な形で「分析で得られた洞察(Insight)を共有」する事が出来ます。

  • Excel, ESRI, XML, PDF, Tableau等の様々なファイル形式に出力が可能
  • 需要やスケジュールに合わせた、ピクセル単位で調整可能な「カスタムレポート」を作成可能
  • Tableau等BIツールの視覚化を促進
  • Alteryx ServerやAlteryx Analytics Galleryとの連動

参考情報

 

その他

その他、Alteryx Designerを紹介する上で代表的なトピックについて以下で言及します。

 

Alteryxで作成できる実行プログラム形式は3種類ある

Alteryxでは、各種機能を兼ね備えた「ツール」を組み合わせて繰り返し実行可能なワークフローを作成していきますが、その実行プログラムとして、以下3種類のものを作成する事が可能となっています。

  • Workflow:Alteryx Designerから実行する、最も(Alteryxでは)ポピュラーな形態
  • Macro:任意の処理ワークフローを、繰り返し実行可能な形となるように1つにまとめたもの
  • Analytic App:必要なパラメータを指定して単体で起動

Macro及びAnalytic Appについては、以下エントリ群に詳細がまとまっていますのでご参照ください。

 

Automation Add-Onとの連携でスケジュール実行自動化も対応

Alteryxで作成したワークフローをスケジュール実行させるためにはAlteryx Serverを別途用意してServer上にそのワークフローを公開し、Server上でスケジュール指定する方法がありますが、もう一つの策として「Alteryx DesignerにAutomation Add-Onライセンスを適用させて使う」というものがあります。詳細は以下ブログエントリをご参照ください。

 

各種製品との連携

Alteryxでは当エントリで紹介している「Alteryx Designer」の他にも、用途や局面に応じて様々なプロダクトを活用していく事が可能となっています。2018年04月現在で展開されているその他製品は「Alteryx Server」「Alteryx Connect」「Alteryx Promote」の3つとなります。

これら3種の製品群詳細については、当エントリでシリーズ化してブログでまとめています。

 

まとめ

以上、Alteryx Designerに関する概要紹介でした。

Alteryxは分析を含めた日々の業務をワークフローとして作成する事で業務効率化・業務改善を図る事が出来るとても便利なプロダクトです。まずはじめにDesignerを取り入れてみて、その素晴らしさを是非一度体験してみてください。

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