AlteryxでSMTPサーバーとポート番号を指定してメールを送信する

2018.10.29

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こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。

Alteryxでは作成したグラフなどをメールで送信することができます。メールの送信については、以下のエントリにてご紹介させていただきました。

上記のエントリでは「Autodetect SMTP」の機能を用いて、自動的に検出したSMTPサーバーを使用してメールを送信しました。

しかし、セキュリティ強化のため、2018.3から「Autodetect SMTP」の機能が削除されています。

そこで、メールの送信の補足として、SMTPサーバーとポート番号の指定について本エントリでご紹介いたします。

メールを送信する

SMTPサーバーを指定する

今回は簡単にReporting -> Report TextとReporting -> Emailを使って、メールの送信を試してみます。

まずはReport Textツール。

こちらのツールでメールの本文に含めるメッセージを設定します。

続いてEmailツール。

こちらのツールでメールの送信先などの設定を行います。 SMTP の欄にメールの送信に使用するSMTPサーバーを指定します。

ワークフローを実行してメールを送信。メールの受信を確認できました。

ポート番号を指定する

SMTPは通常25番ポートを使用します。SMTPサーバーがSMTPの通信に25番ポートを使用している場合はポート番号の指定は不要ですが、ポート番号を変更している場合はSMTPサーバーと一緒にポート番号を指定する必要があります。

Emailツールの設定を見てみると、 SMTP という欄はありますが、ポート番号を指定する欄はありません。この場合、SMTP の欄にSMTPサーバーとポート番号を指定します。「<SMTPサーバー>:<ポート番号>」というように、コロン(:)を使って記載します。

ワークフローを実行してメールを送信。メールの受信を確認できました。

最後に

今回は以前ご紹介したメールの送信の補足として、SMTPサーバーとポート番号の指定についてご紹介しました。なお、SMTPサーバーが認証が必要な場合、Alteryx Designerは現時点(バージョン2018.3)で対応していませんのでご注意ください。

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