Tableau 2019.2 新機能紹介:新しい空間計算関数: MakePoint()が使えるようになりました #tableau

2019.05.23

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日本時間2019年05月22日(水)、Tableauの最新バージョンとなる「v2019.2」がリリースされました。

当エントリでは、バージョン2019.2の新機能の中から「空間計算関数: MakePoint()」についてご紹介したいと思います。

空間計算関数: MakePoint()で、緯度経度情報から空間情報(点)を作成可能に

Tableauでは、空間情報ファイルを扱うことが出来るようになっています。

ですが、入力ファイルとして使えるものは以下のフォーマットのものに限られていました。(参考:空間ファイルから Tableau マップを作成する - Tableau)

  • Esri シェープファイル
  • ESRI File Geodatabases
  • MapInfo テーブル
  • KML ファイル
  • GeoJSON ファイル
  • TopoJSON ファイル

まずは検証につかうデータを調達します。今回は下記のサイトから「東海道新幹線各駅の緯度経度情報」を入手しました。

データの内容は以下の通り。

tokaido-shinkansen-stations.csv

駅名,緯度,経度
東京,35.681382,139.766084
品川,35.630152,139.74044
新横浜,35.507456,139.617585
小田原,35.25642,139.154904
熱海,35.103217,139.07776
三島,35.127152,138.910627
新富士,35.142365,138.663199
静岡,34.97171,138.38884
掛川,34.769758,138.014928
浜松,34.703741,137.734442
豊橋,34.762811,137.381651
三河安城,34.96897,137.060662
名古屋,35.170694,136.881637
岐阜羽島,35.315705,136.685593
米原,35.314188,136.290488
京都,34.985458,135.757755
新大阪,34.73348,135.500109

MAKEPOINT(緯度情報,経度情報)という形式で計算フィールドを作成します。

作成した計算フィールドは以下の様に「地理的値」として認識されます。

対象項目をダブルクリック、または[シートに追加]すると、対象データがポイントとして地図にプロットされました。

あとは従来の扱いでデータとして利用可能となります。

まとめ

という訳で、Tableau 2019.2の新機能「空間計算関数: MakePoint()」に関する内容のご紹介でした。

Tablea v2018.2では「空間データの結合」にも対応するようになっています。従来であれば調達する事が大変だった部分が今回の機能追加で格段に便利になった形です。

これで可視化・分析作業も捗ること間違いなし!ですね。