Tableau Conference 2017基調講演レポート『Devs on Stage Keynote』(各種新機能の紹介) #data17 #tableau

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現地(米国)時間:2017年10月09日〜2017年10月12日にラスベガスで開催されているTableauの年次カンファレンス『Tableau Conference 2017』。

今回現地参加はしていないので日本から開催を見守る形となりますが、今回のイベントはユーザー登録(無料)を行えば、キーノート(基調講演)を含んだ幾つかのセッションをWeb経由でライブストリーミング視聴が出来るようになっています。そこで当エントリでは遠く日本から現地ラスベガスで開催されているTableau Conference 2017のライブストリーミングセッションの模様をレポートしたいと思います。

当エントリでレポートする内容は現地(米国ラスベガス)時間:2017/10/11 AM 08:30 - AM 11:00に行われた『Devs on Stage Keynote』となります。

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当基調講演セッションの関連ツイートまとめは以下。

目次

 

セッション概要

事前に紹介されているセッションの内容は以下となります。

Tune in to Devs on Stage as Tableau’s developer team live-demos the latest-and-greatest, as well as up-and-coming features. First-timers, get excited—this showdown has nailed standing ovations year after year.Expect an amped-up audience, quirky devs, innovative demos—and (hold onto your seats...) the updated features you’ve been asking for.
(Tableauの開発チームが最新かつ最高の機能だけでなく最新の機能をライブデモしているので、Devs on Stageに参加してください。最初のタイマー、興奮しています - この対決は、毎年の立位の卵を釘付けにしています。アンプアップされた視聴者、変わった開発者、革新的なデモ、そしてあなたが求めている最新の機能を期待してください。)

登壇者:

  • Dev Speakers

 

セッションレポート

ANALYTICS

こちらの基調講演セッションは開発に携わったメンバー達が入れ替わりでその機能群について紹介するというスタイルでした。まずはANALYTICS(分析)に関する機能から。

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Nested Sorting

Tableauではちょっとした複雑なソートを実現しようとなると、若干面倒臭い手順を踏まないと実現出来なかったりしていました。それが割と直感的に、良い感じにソートしてくれる様になるようです。

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ハイライト機能も賢くなるようですね。

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Viz in Tooltip

Vizをマウスオーバーした際に表示されるツールチップの部分に「別のViz」を表示させるという機能。予め参照させたいVizを用意しておいた上で、

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参照する側のツールチップ指定で参照させたいVizの情報を指定。すると...

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こんな感じでViz同士を連動させて表示する事が出来るようになります。

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Dashboard Grid

表示されているVizの位置情報、微妙な差を確認したい時にグリッド表示があればなぁ...と思った事はありませんでしょうか?Tableauではそんな要望にも対応しました。グリッド表示が出来るようになります。

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Keyboard Nudging

マウス操作で行っていた部分をキーボード操作で直感的にアクション出来るようになる...?というものでしょうか。ちょっと理解し切れませんでしたが、上記グリッド操作も瞬時にOn/Off切り替えをしていたデモも見せていたのでそんな感じのものなのかな...と推測。

 

Spatial Data from SQL Server

SQL Serverの空間データ(Spatial)にもTableauは対応するようになります。

 

Spatial Join

空間情報の結合が更に賢くなりました。「エリアのポリゴン情報」及び以下のような位置情報があるとします。

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これらのデータを結合させる際、新しく結合条件に「intersects」というものが選べる様になりました。「交わる、交差する」という意味の言葉(※参照)ですので、エリア上に入っているデータで参照・結合するといった形の処理になるでしょうか。

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こんな感じでエリア内のレコード数を集約して表示出来ました!

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勿論メジャーの部分は様々な数値を表示させる事が可能です。

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Density Heatmap

見た目のインパクト的に「おおっ!」となったのがこちらのヒートマップ機能。Tableauの従来の表示形式で「ヒートマップ」は存在していますが、今回の新機能は同じヒートマップでもDensity(密度)情報をより直感的に表示してくれる機能となるようです。

位置情報を表示させている場合、以下の様に表示形式を「Density」に切り替えると、

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以下の様にその濃淡をサーモグラフィの様なアレな感じで可視化してくれます。

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この機能は地図情報だけで無く任意のグラフでも出来るようです。分布図で以下の様な形でデータが存在していた場合も、

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上記同様にサーモグラフィ的表示を行ってくれるようになります。この新たな見せ方はまた違った感じで良いですね。

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ENTERPRISE

次いで「ENTERPRISE(エンタープライズ)」周りの機能。Tableau Serverに関連する機能が多数紹介されました。

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Export As

Tableauではワークブック毎の後方互換性が無かったため、例えばTableau Desktop v10.4で作成されたワークブックはそれ以前のバージョンの環境(例えばv10.3)のDesktopでは開く事が出来ませんでした。v10.5でお目見えする事になる「バージョン指定でのワークブックのエクスポート」機能では、エクスポートの際に任意のバージョンを指定出来るようになります。

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Publish As

後方互換に関する機能はTableau Serverでも対応するようになりました。こちらはv10.4で既にリリースされているものとなりますが、ユーザーが古いバージョンのTableau Serverにパブリッシュしようとすると、その(古い)バージョンで参照出来るようにバージョンを下げてパブリッシュする、というものです。詳細は以下関連記事をご参照ください。

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Tableau Server on Linux

目玉中の目玉、「Linux版Tableau Server」もついにv10.5で利用出来るようになります!

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Tableau Server Manager

Tableau Serverの構成管理部分は今後、以下の様な感じでより直感的な、操作し易いWeb UIに変わります。

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Hot Topology Changes

また、Tableau Serverでは構成変更を行う際にもサーバ再起動を行わずに適用が可能となる模様。業務スケジュール上サーバの停止が行い辛い様なケースでは非常に重宝する機能となりそうですね。

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Tableau Services Manager Scripting

Tableau Serverサービスに関する管理をスクリプトベースで行える様に。

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Uruguayan Greeting

訳すると「ウルグアイ人の挨拶」。何だろこの機能、そんな機能紹介あったかな...と思いましたがこれプレゼンターの人が冒頭アイスブレイクでやった所作に言及していただけ(つまり新機能ではない)っぽい...?w

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DATA

DATA(データソース周り)についても幾つかの新機能を紹介。

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Certified Data Sources

v10.4でリリースされた「データソースの認証」に関する機能を改めて紹介。

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Data Source Page

Tableau Serverではデータソースの内容もより細かく内容を確認出来るようになります。

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ワークブックから参照しているデータソースに何を使っているか、という情報も分かるように。

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Smart Recomendations

各種レコメンデーションの機能:テーブルレコメンデーション(v10.3)/結合レコメンデーション(v10.3)/データソースレコメンデーション(v10.4)についてもそれぞれ内容を紹介していました。

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ON THE WEB

最後のセクションは「ON THE WEB」。Tableau Server/Online/Mobile等の機能に関する紹介です。

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Nested Projects

地味ながらも非常に嬉しい機能がこちらの「Nested Projects」。従来、Tableau Serverにはプロジェクト要素を"1階層"のみでしか作成出来ませんでした。今回のこの機能がリリースされる事により、「プロジェクト構造の入れ子」が実現出来るようになります。「会社/部署/チーム」の様な区分けが出来るようになる、という事ですね。

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Web Authoring

Web編集周りについても多数機能改善がなされるようになります。DesktopとServer/Onlineの違いはより一層垣根がなくなっていく方向に。

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Annotate and Share on Mobile

モバイルでのメモ書きや共有方法も便利&スムーズに出来るようになる模様。

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Pre-Built Content

幾つかのメジャーなデータソースについては接続タイプとして選択が出来るように。

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既に作成済みのテンプレートを使い、データを素早く可視化出来るようになります。

 

まとめ

という訳でTableau Conference 2017基調講演「Devs on Stage Keynote」、各種新機能紹介セッションの内容についてお届けしました。下記"Vision Keynote"と合わせて、v10.5及び以降のリリースに於いてどのような機能リリースが待ち構えているか、その全容が明らかになりました。更に便利になるTableau製品に期待したいところですね!各種機能については詳細が判明次第、また利用可能となったタイミングで適宜深掘り&お試しして内容を紹介して行きたいと思います。

参考:

当セッションの内容はLIVEストリーム放送の録画として視聴することが可能となっています。(※要ユーザー登録&ログイン)

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