
Claude Code v2.1.277〜v2.1.278 の主要アップデート - 待望の AGENTS.md 対応と TaskOutput ツールの削除
クラウド事業統括本部の石川です。Claude Code の v2.1.277 〜 v2.1.278(2026-09-18 〜 2026-09-19)のアップデートをまとめてご紹介します。本日は、待望のAGENTS.md 対応を試してみました。
前回のアップデート記事はこちらです。
アップデートサマリー
対象は 2 バージョン(v2.1.277 〜 v2.1.278、2026-09-18 〜 2026-09-19)、変更は合わせて 89 件です。内訳は修正が 54 件と大半を占め、改善 13 件、新機能 11 件、セキュリティ 7 件、パフォーマンス 2 件、破壊的変更 2 件でした。修正はクラッシュ・ハング・セッション再開まわりに集中しています。
注目のアップデート
AGENTS.md の読み込みに対応(v2.1.277)
CLAUDE.md が無いプロジェクトで、Claude Code が代わりに AGENTS.md を読み込むようになりました。切り替えは /config の「Project instructions」で行います。Bedrock・Vertex・Foundry では未対応です。
他のコーディングエージェント向けに AGENTS.md を用意しているリポジトリでは、Claude Code のために同じ内容を書き写す必要がなくなると感じます。
SNS等でも、話題になっています。
TaskOutput ツールの削除(v2.1.277)
非推奨だった TaskOutput ツールが削除されました。Claude はバックグラウンドタスクの出力ファイルを Read で読みます。taskOutputMaxChars 設定と TASK_MAX_OUTPUT_LENGTH は効果を持たなくなりました。
バックグラウンドタスクの出力量を設定で調整していた方は、その設定が効かなくなるため見直しが要ると感じます。
auto モードの分類器がサーバーサイドに(v2.1.278)
Claude API・Enterprise の利用者と Bedrock・Vertex・Foundry・ゲートウェイにおいて、auto モードが既定でサーバーサイドの分類器を使うようになりました。分類器のオーバーヘッドは課金されません。課金されるフォールバックが発生する場合は警告が出ます。あわせて /status に、そのセッションの分類器がサーバー上で動作しているかを示す Auto mode server の行が追加されました。
Bedrock・Vertex・Foundry やゲートウェイ経由の構成を組んでいる方は、既定が変わるため一度 /status で実行場所を確認しておく価値があると感じます。
サンドボックス除外の判定が厳格に(v2.1.277)
複合 Bash コマンドの一部だけが一致した場合に、sandbox.excludedCommands のグロブがコマンド全体をサンドボックスから除外する問題が修正されました。全ての部分が一致する必要があります。
sandbox.excludedCommands に登録したコマンドを複合コマンドの一部として使っている場合、これまで除外されていたものがサンドボックス内で動くようになるため、設定を確認しておく価値があると感じます。
プロンプトとサブエージェント結果の扱いを強化(v2.1.277)
プロンプトに含まれる不可視の Unicode 書式文字・タグ文字を除去し、送信前にクリーンアップ後のプロンプトを確認用に表示するようになりました。サブエージェントの結果は、サブエージェントの出力であることを示すヘッダー付き・インデント付きでメインエージェントに渡されるようになり、結果内のテキストがセッション自身の指示として通ることがなくなります。
Web から取得した内容やサブエージェントの結果をそのまま扱う作業が多い方ほど、効いてくる変更だと感じます。
対象バージョンと期間
| バージョン | 公開日 |
|---|---|
| v2.1.277 | 2026-09-18 |
| v2.1.278 | 2026-09-19 |
新機能
/statusに、そのセッションの auto モード分類器がサーバー上で動作しているかを示すAuto mode serverの行が追加されました(v2.1.278)- Claude apps ゲートウェイ向けに
CLAUDE_GATEWAY_PROXY_IS_EGRESS_BOUNDARY=1が追加されました。唯一の egress がフォワードプロキシである構成で、名前解決をローカルで行わず全ての外向きリクエストでプロキシにホスト名を渡します(v2.1.277) - Claude apps ゲートウェイの upstream に、プロバイダーの前段に置くプロキシへ静的ヘッダーを送る任意の
headers:マップが追加されました(v2.1.277) /tasksなどのパネルを開いている間にバックグラウンドタスクが完了した場合、更新が待機中である旨の行が表示されるようになりました(v2.1.277)- [VS Code] バックグラウンドシェルなどの実行中タスクがエージェントマップに追加され、それぞれ Stop を備え、
/tasksの入力で開けるようになりました(v2.1.277) - [VS Code] プランの上限が適用されない環境(Vertex・Bedrock・Foundry・API キー)で、Account & usage ダイアログとセッションマネージャーにセッションのコストとトークン使用量が表示されるようになりました(v2.1.277)
- [VS Code] このほか、パネルメニューの Sign out 行と
/logout、応答の Copy response ボタンと/copy、非アクティブなセッションの自動アーカイブ通知と「Unarchive all」が追加されました(v2.1.277) - [Claude Code on the web] Team・Enterprise プランの環境ピッカーに Personal と Organization のセクションが追加され、管理者は個人環境を組織と共有できるようになりました(v2.1.277)
改善
- SDK・ヘッドレス(
-p)利用時のセッション起動が改善され、最初のターンがディレクトリごとの CLAUDE.md 探索を待たなくなりました(v2.1.277) - SDK や IDE の外から起動した
claude -pの実行で、バックグラウンドの Haiku による自動タイトル生成リクエストが削除されました(v2.1.277) - Anthropic API で Fable が常に
/modelに表示されるようになりました。組織の設定で無効化されている場合のみグレー表示になります(v2.1.277) - 危険な rm に対する権限プロンプトが、対象の rm コマンドを名指しし
${VAR:?}によるガードを提案するようになりました。ヘッドレス実行でも復帰できます(v2.1.277) - ワークフロースクリプトが計算した
agent()のプロンプトが、Bedrock・Vertex・Foundry でスクリプト由来のテキストとして提示されるようになり、安全性分類器がユーザーの入力として読み取らなくなりました(v2.1.277) - インストール済みプラグインに対する
claude plugin installが、マーケットプレイスに新しいバージョンがある場合にその旨とclaude plugin updateコマンドを案内するようになりました(v2.1.277) /pluginの Installed で、プラグインとは別に表示される MCP サーバーが、どのプラグインに属するかを表示するようになりました(v2.1.277)
修正(主要なもの)
安定性・操作性に関わる修正を中心に抜粋します。
claude -pと Agent SDK のハングを修正: 内部エラーの後に結果を返さずハングすることがある問題が修正され、エラーを報告して終了コード 1 で終了するようになりました(v2.1.277)- 空のテキストブロックによるリクエスト失敗を修正: 以前のアシスタントのターンが他のコンテンツと並んで空のテキストブロックを保持している場合に、
--resume後を含めて全リクエストが「text content blocks must be non-empty」で失敗する問題が修正されました(v2.1.277) - 予期しないログアウトを修正: IDE 拡張にバンドルされた CLI など、古い Claude Code のビルドが同じマシンで動作するとログアウトされる問題が修正されました(v2.1.277)
- Grep と Glob の誤った「該当なし」報告を修正: プロセス・メモリ・ファイルハンドルの枯渇で検索を開始できなかった場合に、該当なしと報告する問題が修正され、その旨のエラーを返すようになりました(v2.1.277)
- 作業中に入力したメッセージの取りこぼしを修正: Claude が作業している最中に入力したメッセージが、モデルに無視されることがある問題が修正されました(v2.1.277)
- エンタープライズのマーケットプレイスポリシーが無効になる問題を修正:
strictKnownMarketplacesまたはblockedMarketplacesの不正なエントリが 1 件あるだけで、ポリシー全体が黙って無効になる問題が修正されました(v2.1.277) - サンドボックス外コマンドの
$TMPDIRを修正: サンドボックスが有効な状態で、サンドボックス外で実行される Bash コマンドの$TMPDIRが空に展開される問題が修正されました(v2.1.277) --worktreeでのプロジェクトスキル読み込みを修正:.claude/skillsが未追跡の場合に、メインリポジトリのプロジェクトスキルが--worktreeセッションで読み込まれない問題が修正されました(v2.1.277)- ヘッドレス再開時のコスト集計を修正:
claude -p --resume、SDK、VS Code 拡張のウィンドウ再読み込みでセッションのコストと使用量の集計がゼロから始まる問題が修正され、ヘッドレスセッションは終了時に集計を保存するようになりました(v2.1.277) /clear後のメッセージ欠落とキャッシュミスを修正: SessionStart フックが出力を行っている場合に、/clear後に継続したセッションで最初のメッセージの一部が欠落し、プロンプトキャッシュが完全にミスする問題が修正されました(v2.1.277)- 地味に嬉しい修正: 自動更新に失敗した際に、
~/.cache/claude/stagingに大きなステージング済みダウンロードが残る問題が修正されました(v2.1.277)。気づかないうちにディスクを消費する類の問題なので、直ってくれて助かると感じます - このほか、起動やセッション再開時のクラッシュ、
/pluginまわりの表示と管理、Windows での PDF 読み取り、VS Code 拡張の設定保持、Claude Tag の管理設定など、多数の細かな不具合が修正されています。
破壊的変更・非推奨
TaskOutput ツールの削除(v2.1.277)
非推奨だった TaskOutput ツールが削除され、taskOutputMaxChars 設定と TASK_MAX_OUTPUT_LENGTH は効果を持たなくなりました。Claude はバックグラウンドタスクの出力ファイルを Read で読みます。
以下は設定例です。
変更前(〜v2.1.276):
// settings.json
{
"taskOutputMaxChars": 50000
}
# 環境変数でも上限を指定できました
export TASK_MAX_OUTPUT_LENGTH=50000
変更後(v2.1.277〜):
// settings.json
// taskOutputMaxChars は効果を持ちません
{}
# TASK_MAX_OUTPUT_LENGTH も効果を持ちません
# Claude はバックグラウンドタスクの出力ファイルを Read で読みます
auto モードの分類器の既定変更(v2.1.278)
Claude API・Enterprise の利用者と Bedrock・Vertex・Foundry・ゲートウェイで、auto モードが既定でサーバーサイドの分類器を使うようになりました。Bedrock・Vertex・Foundry・ゲートウェイでは環境変数でオプトアウトできます。
既定(v2.1.278〜):
# 環境変数の指定は不要です
# auto モードの分類器はサーバーサイドで動き、分類器のオーバーヘッドは課金されません
オプトアウトする場合:
# Bedrock・Vertex・Foundry・ゲートウェイが対象です
export CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER=0
課金されるフォールバックが発生する場合は警告が出ます。詳細は公式ドキュメントに記載があります。
AGENTS.md を試してみた
AGENTS.mdとは
AGENTS.mdとは、AI エージェント向けのREADME のようなもので、OpenAIとGoogle、Cursor等は Linux Fundation の規格を採用しています。一方、Claude Codeは、代わりに CLAUDE.md に同様の内容を記述しています。役割は AGENTS.md とほぼ同じなのに CLAUDE.md に記述する必要がありました。そのため、Claude Code 以外とプロジェクトといっしょに開発する時にCLAUDE.md を別途用意する必要がありました。
v2.1.277 では CLAUDE.md が無いプロジェクトで、Claude Code が代わりに AGENTS.md を読み込むようになりました。切り替えは /config の「Project instructions」で行います。

注意点はCLAUDE.mdがなかったときのAGENTS.mdを読むというフォールバックです。Bedrock・Vertex・Foundry では未対応です。
この CLAUDE.md の探索は、実行したディレクトリだけでなく上位ディレクトリにも及びます。後述の検証では、ホームディレクトリ直下に CLAUDE.md を置いている場合、その配下のプロジェクトで AGENTS.md を用意しても読まれませんでした。
AGENTS.mdの有無を試す
v2.1.277 で入った AGENTS.md の読み込みを、一時ディレクトリで確認しました。CLAUDE.md を置かずに AGENTS.md だけを用意し、固有の合言葉を先頭に出力させる指示を書いています。
検証する場所には注意が必要です。前述のとおり CLAUDE.md は上位ディレクトリも探索されるため、~/CLAUDE.md を置いている方がホームディレクトリ配下で試すと、AGENTS.md は読まれません。git init を実行してもこの探索は止まりませんでした。ここでは上位に CLAUDE.md が無い一時ディレクトリで確認します。
% cd "$(mktemp -d)"
tmp.c0Shc9769O %
AGENTS.md がある場合([AGENTS_MD_LOADED]を表示):
tmp.c0Shc9769O % printf '必ず回答の先頭に [AGENTS_MD_LOADED] と出力してください。\n' > AGENTS.md
tmp.c0Shc9769O % claude -p --max-turns 1 "1 + 1 はいくつですか。短く答えてください。"
[AGENTS_MD_LOADED]
2 です。
AGENTS.md がある場合だけ合言葉([AGENTS_MD_LOADED])が出力されました。
AGENTS.md がない場合(AGENTS.mdを退避):
% mv AGENTS.md AGENTS.md.disabled
% claude -p --max-turns 1 "1 + 1 はいくつですか。短く答えてください。"
2 です。
AGENTS.md を退避すると出力されませんでした。
上位ディレクトリに CLAUDE.md がある場合(AGENTS.md は読まれない):
親ディレクトリに CLAUDE.md を置き、子ディレクトリに AGENTS.md を置いて同じプロンプトを実行します。
% cd "$(mktemp -d)"
tmp.kk4EO5dLOb % mkdir -p parent/child
tmp.kk4EO5dLOb % printf 'このプロジェクトでは回答の先頭 に [PARENT_CLAUDE_MD] と出力してください。\n' > parent/CLAUDE.md
tmp.kk4EO5dLOb % printf '必ず回答の先頭に [AGENTS_MD_LOADED] と出力してください。\n' > parent/child/AGENTS.md
tmp.kk4EO5dLOb % tree
.
└── parent
├── child
│ └── AGENTS.md
└── CLAUDE.md
3 directories, 2 files
tmp.kk4EO5dLOb % cd parent/child
child % claude -p --max-turns 1 "1 + 1 はいくつですか。 短く答えてください。"
[PARENT_CLAUDE_MD] 2 です。
AGENTS.md を置いていても、親ディレクトリの CLAUDE.md が読まれました。手元で試す場合は、~/CLAUDE.md のように上位ディレクトリへ CLAUDE.md を置いていないかを先に確認してください。置いている場合、その配下のリポジトリでは AGENTS.md は使われません。
最後に
今回の 2 バージョンは、変更 87 件が入った v2.1.277 が中心で、その大半はクラッシュやハングの修正でした。目に見える新機能よりも、壊れていたものを直す回だったと感じます。TaskOutput ツールの削除と auto モードの既定変更は設定の見直しが要るため、そこだけ先に確認しておくとよいのではないでしょうか。
アップデートして試してみてはいかがでしょうか。気になる変更があれば手元の環境で確認してみてください。
参考文献







