
Amazon Connect Customer のパフォーマンス評価で生成 AI バージョンを選択できるようになりました
はじめに
Amazon Connect Customer のパフォーマンス評価で、自動評価に使用する生成 AI バージョンを選択できるようになりました。
評価フォームごとに、[最新]、[プレビュー]、[特定バージョン] を選択できます。
最新のバージョンを自動的に使用するだけでなく、プレビュー版を事前に試したり、特定のバージョンを継続して使用したりできます。
今回は、エージェント評価用とボット評価用の両方のフォームで、生成 AI バージョンの選択を確認しました。
本記事では、生成 AI バージョンの設定画面と、公式ドキュメントに記載されている各バージョンの変更内容を紹介します。
生成 AI バージョンを選択する
評価フォームの [その他の設定] タブに、[生成 AI バージョン] が表示されます。
選択できる設定は以下です。デフォルトは [最新] です。
| 設定 | 動作 |
|---|---|
| 最新 | 最新の生成 AI バージョンへ自動的にアップグレードする |
| プレビュー | 今後のバージョンを、最新として提供される前に試す。プレビュー版がない場合は最新を使用する |
| 特定バージョン | 選択したバージョンをサポート終了まで使用する。サポート終了後は最新を使用する |
[特定バージョン] は、基盤モデルの名前を直接指定する設定ではありません。AGENT_EVALUATION_2026-05-05 など、パフォーマンス評価用のバージョン識別子を選択します。
最新のバージョンへ自動的に切り替えたい場合は [最新]、新しいバージョンを事前に試したい場合は [プレビュー]、検証済みのバージョンを継続して使用したい場合は [特定バージョン] が候補になります。
エージェント評価用フォーム
以下は、エージェント評価用フォームで生成 AI バージョンを選択する画面です。

エージェント評価用フォームの生成 AI バージョン選択画面
エージェント評価用では、AGENT_EVALUATION_ で始まるバージョンを選択します。各バージョンの変更内容は、後述する公式ドキュメントの一覧で確認できます。
ボット評価用フォーム
ボットなどの自動インタラクションを評価するフォームでも、生成 AI バージョンを選択できます。
以下は、ボット評価用フォームで [特定バージョン] を選択し、バージョンの一覧を開いた画面です。

ボット評価用フォームでも、最新、プレビュー、特定バージョンを選択できます
今回の画面では、以下の 2 つが選択肢として表示されました。
SELF_SERVICE_EVALUATION_2026-04-24:プレビューSELF_SERVICE_EVALUATION_2026-03-18:最新
エージェント評価用とは異なり、自動インタラクション評価用では SELF_SERVICE_EVALUATION_ で始まるバージョンを選択します。
ドキュメントで各バージョンの変更内容も確認できます
公式ドキュメントには、バージョン名とステータスだけでなく、何が変更されたのかも記載されています。
以下は、今回確認したドキュメントの画面です。エージェント評価用と、自動インタラクション評価用で、バージョン一覧が分かれています。

各バージョンのステータスと変更内容が記載されています
以下の表は、今回確認したバージョンの一覧です。バージョンのステータスは今後変更される可能性があるため、設定時は管理画面と公式ドキュメントで確認してください。
エージェント評価用のバージョン
| バージョン | ステータス | 変更内容 |
|---|---|---|
AGENT_EVALUATION_2026-05-05 |
プレビュー | 以前のバージョンで厳しすぎた判定を緩和するため、回答を評価する際の厳格さを調整 |
AGENT_EVALUATION_2026-04-16 |
最新 | 回答候補が生成されない割合を減らし、より多くの質問で自動回答候補が表示されるよう変更 |
AGENT_EVALUATION_2025-12-03 |
アクティブ | モデルアップグレード後の最初のバージョン |
今回確認した一覧では、回答候補が生成されないケースの削減や、判定の厳格さの調整が行われています。
例えば、評価結果が人間の判断より厳しく出ている場合は、厳格さを調整したプレビュー版との比較が参考になりそうです。ただし、判定が緩くなることが、自社の評価基準に合うとは限りません。実際の会話に対する評価結果で確認する必要があります。
自動インタラクション評価用のバージョン
| バージョン | ステータス | 変更内容 |
|---|---|---|
SELF_SERVICE_EVALUATION_2026-04-24 |
プレビュー | 回答を評価する際の厳格さを調整し、以前のバージョンより判定を緩和 |
SELF_SERVICE_EVALUATION_2026-03-18 |
最新 | 自動インタラクション評価向けの最初の生成 AI バージョン |
自動インタラクション評価用でも、判定の厳格さを調整したバージョンがプレビューとして提供されています。
日付が新しいバージョンでも、まだプレビューとして提供されている場合があるため、バージョン名だけでなくステータスも確認します。
変更内容までドキュメントで確認できるので、どのバージョンを試すか判断しやすいと感じました。
特定バージョンにもサポート終了があります
[特定バージョン] を選択していても、そのバージョンがサポート終了になると最新へ切り替わります。
公式ドキュメントでは、サポート終了前に AWS Health Dashboard と対象フォームの警告バナーで通知されると説明されています。
そのため、「一度選べば変更の影響を受けない設定」ではなく、「サポート期間内で使用するバージョンを指定する設定」と捉えると分かりやすいです。
通知を受けた際は、新しいバージョンでも意図した評価になるか確認しておきたいところです。
まとめ
Amazon Connect Customer のパフォーマンス評価で、生成 AI バージョンを選択できるようになりました。今回の確認では、エージェント評価用とボット評価用の両方のフォームで選択できました。
公式ドキュメントに各バージョンの変更内容も記載されているため、プレビュー版を試す理由や、使用するバージョンを判断しやすくなっています。
特定バージョンにもサポート終了があるため、固定して終わりではなく、変更内容を確認しながら実際の評価結果を比較する必要があります。









