Tableau Conference 2014 at Seattle に参加してきた #data14 (Vol.3: 2014/09/09 基調講演)

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現在、米国シアトルにて9/8〜9/12の計5日間に渡り大々的に開催されている『Tableau Conference 2014』。世界中から集ったTableauユーザー、お客様、Tableau社社員が一同に集結し、始まりからものすごい盛り上がりを見せております。

当エントリではイベント2日目、米国時間で9/9(火)に行われた、カンファレンス本編初日:基調講演の模様についてレポートして行きたいと思います。

目次

 

2014/09/09(月):
Tableau Conference 2014 at Seattle 2日目

 

07:45 イベント会場到着&朝食

この日の基調講演開始時間は、何と朝の8:30。日本の感覚で考えると『早っ!』と思いましたが、こちらの生活時間帯は朝早め→夜もそれに併せて割と早目に閉店(ガラガラ な感じなので(街のお店も結構早く店仕舞いしている)、割とこちらでは普通の感覚なのでしょう。

先日のWELCOME レセプション&エキスポ パーティが行われた場所にて参加者に朝食が振る舞われていました。雰囲気はこんな感じです。規模デカい!

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モニターにはTwitterのタイムラインや、参加者が撮れる盛り上げ映像的なものの記録(※これは後日改めてご紹介します)がループで流されていました。

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08:30 - 10:30 [4E-F] Keynote: Christian Chabot & Chris Stolte—The Art of Analytics

Hear from Tableau's leaders about what's next in the world of business intelligence and what's coming soon from Tableau.

参加者入場時の光景。やはり期待して集まって来ている人の多さを感じる雰囲気でした。がしかし御覧の様に皆バラバラに集約してるので割りかし入場が遅れてました(笑)

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入場時にスタッフに誘導される形で順次席に着いていきます。

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会場は超満員状態。

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オープニング映像が流れ始めました。超巨大横長スクリーンに美麗なイメージ、強調メッセージ等が次々飛び込んで来ます。

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Christian Chabot登場。ゆっくりと、力強い口調で参加者の興味を惹きつけて行きます。

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先ずはCTO&共同創始者のChristian Chabot氏から、Tableauでの『4つの大事なこと』について言及。

  • 1.Experimentation(実験):ライト兄弟やフランク・ゲーリー(カナダ・トロント出身の建築家)、アンドリュー・ワイエス(20世紀のアメリカの画家)の例を挙げ、クリエイティブな部分が求められる分野は様々な場所に存在し、Tableauはそんなクリエイティブな部分・分野をサポートするアーキテクチャソフトウェアとして位置付けている。
  • 2.Speed(スピード):アイデアを素早く形にする上でのサポートをツール面から実現する事でパフォーマンス改善の波に乗り遅れない様にしている。
  • 3.Expressiveness(表現力):既存のBIソフトウェアではテンプレートやダイアログ等が数多く用意提供されているが、形式が固定化されているがゆえに考えやアイデアがそこから広まっていかない。Tableauではビジュアル化の面に力を入れており、理解もし易い、表現力を向上している事で新しいアイデアや発見等が得られ易い。
  • 4.Control(コントロール):考えやアイデアを形にする上での様々な要素をコントロールする事が出来る、行い易い。

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続いて今後直近でリリースされるであろう機能について、そのデモ等を交えて紹介しています。Christian Chabotがテーマを紹介しそのテーマにちなんだ関係者にバトンを渡し、その概要について解説やデモを加えていく...という形を取っていました。テーマは計7つ。

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1.VISUAL ANALYTICS(視覚的分析)

Tableauで分析を行う際に利用するキャンバス(デスクトップ画面)は、視覚的な分析を行う上でより直感的に扱いやすくなる。数手でデータを可視化し、切替もスムーズ。他の問い掛けや発見を得ることが出来る。

新機能:行列の要素をダブルクリックで編集する事が可能に。計算式の補完等もその場で行え、違った切り口の可視化もスムーズに行える。また、要素をドラッグアンドドロップする事も可能に。

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地震の震源地に関するデータを元に、地図周りでの機能追加を紹介。地図上に検索窓が付くようになり、地名等で検索が行えるように。

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また、同心円での範囲選択や、

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投げ縄(?こういうの何て言えば良いんでしょう、ユーザーが自由に形を変えられる範囲選択と言えば良いのでしょうか)形式での範囲選択で対象に含まれる要素を絞り込む事も可能になります。

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  • キーワード:
    • Type-in Shelves
    • Freedom Calculation
    • Autocomplete for Calculation
    • Drag-and-Drop Calculation
    • New Calculation Editor
    • Drag-and-Drop Analytics
    • Instant Reference Lines and Trend Lines
    • Interactive Table Calculation Editing
    • Geographic Search
    • Lasso & Radial Selection

 

2.PEFORMANCE(パフォーマンス)

データ分析の現場では、秒・ミリ秒での反応が求められる事も多くなってきた。Viz Engineの改善により、この部分の改善・スピードアップが図られている。ズームインやズームアウトもスムーズに。

Tableauデータエンジンは約4倍速に改善、多いデータ量を前にしても切替はスムーズになると思われる。

マルチコアでのクエリ実行も実現可能に。以下の様なダッシュボードが合った場合、それぞれの役目(というか実行内容)はそれぞれ分担され、

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また実行時のシーケンスもこのような形となっている。これが今後は...

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このような形で同時実行を行えるようになる、というお話。(※しかしこれ、クエリを受ける側の制約は大丈夫なのかな?と若干不安になったりも...w)

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同時実行という点では、以下のような形でブラウザを同時起動して表示の早さもアピールしていました。

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ベクター操作のサポートや、ツールチップの表示も改善されました。ツールチップに関しては結構ヌルヌルな感じで滑らかに表示制御が切り替わっていた印象でした。

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  • キーワード:
    • Multi-core Query Execution
    • Vector Operations Support
    • Parallel Queries
    • Continuous Tooltips
    • Responsive Pan & Zoom

 

3.DATA PREP(データの準備)

データ準備・整形に関する機能改善というか機能追加。

データの分割:読み込む時点でデータを所定区切り文字(例えば『/』等)でsplit出来るようになる。

以下の様な、良くあるEXCELフォーマット。こういう形式のファイルは、分析には要らない部分が多過ぎます。新機能では、こういうフォーマットのデータもよしなに取り込めるようになるらしい。また、分割の逆、結合(unsplit)も出来るように。

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また、REST APIにもTableauから接続出来るようにもなるらしい。

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  • キーワード:
    • Data Preparation
    • Excel Clean up
    • Reshaping
    • Web Data Connector

 

4.STORYTELLING(ストーリーテリング)

この辺りは割と目新しい部分は無さそうだった気が(見落としてたかな?) ストーリーテリング機能を用いる上でのビュー選択時にそのビューのプレビューが見える様になった、というのが聞き取れた部分でした。

 

5.ENTERPRISE(エンタープライズ対応)

エンタープライズ周りの部分については、以下の要素に関する言及が成されました。

  • ミッション・クリティカル:
    • スケーラブル
    • 高い弾力性(HIGHLY RESILIENT)
    • 管理のしやすさ
  • セキュア:
    • ケルベロス認証(KERBEROS)
    • スマートカード(SMART CARDS)
    • 権限周り(PERMISSIONS)
  • 拡張可能:
    • Javascript API
    • データ抽出API
    • REST API

その中で今回は権限周りの絞込検索や、権限周りの可視化が図られている模様をデモで見ることが出来ました。

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  • キーワード:
    • High Availability
    • Scalability
    • Kerberos
    • Performance
    • Permissions

 

6.CLOUD(クラウド対応)

2時間の長丁場セッションで若干集中力が落ちてたのと、Salesforce周りの連携が主だったような気がしたのでここはざっくり割愛しますw

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7.MOBILE(モバイル対応)

最後のテーマは『モバイル対応』。将来的にはネイティブアプリとしても展開される予定の様で、当日デモで動いていた環境もモバイル対応らしいUIやアクションがふんだんに盛り込まれていたものとなっていました。

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モバイル対応については、以下のサイトでその概要が紹介されているようです。"Coming Soon"との記載もあるので、興味のある方はこのサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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合計8人の機能紹介リレーの最後はChristian Chabotが再度登場して締め。トータル2時間の基調講演はとても内容の濃いものとなりました!

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まとめ

以上、イベント2日目のオープニング基調講演についてのレポートでした。当初予定ではこのエントリで2日目の内容を全てをお届けしようと思っていたのですが殊の外ボリュームが膨らんでしまったので後半の午後セッションについてはエントリを分けて投稿しようと思います。こちらからは以上です。